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これから始める宇宙人狼『Among Us』―基本ルールや議論のちょっとしたコツまで!【特集】

2020年12月16日にニンテンドースイッチ版リリース。

家庭用ゲーム Nintendo Switch
これから始める宇宙人狼『Among Us』―基本ルールや議論のちょっとしたコツまで!【特集】
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12月16日にニンテンドースイッチ向けの配信が開始されたスペース人狼ゲーム『Among Us』。本作はプレイヤーが、限られた中で用意された3ステージ内でクルーとインポスター(裏切り者)に分かれ、自分のチームを勝利させるのが目的です。ゲームは4人から10人まで参加可能、インポスターは最大で3人まで設定可能です。

本作は2018年にリリースされた作品ですが、リリースから2年後の2020年にストリーマーを中心に突如として人気が爆発。2020年9月にはPC/モバイルでの同時接続者数が300万人を超える人気作となりました。

本稿では、これから『Among Us』をはじめたいユーザー向けに本作の遊び方を紹介。シンプルなルールと高い戦略性、なにより人狼ゲームとしては比較的気軽にプレイできる本作の魅力をお届けしていきます。先日掲載された「10のコツ」とあわせてご覧ください。なお、スクリーンショットは英語版と日本語版の両方を使用しています。

まずは基本ルールを覚えよう!

本作は基本的な流れとして「作業フェイズ」と「議論フェイズ」に分かれています。作業フェイズはクルーは与えられたタスク、インポスターはクルー殺害や妨害などそれぞれの仕事を行う時間。作業中、プレイヤーが「死体を見つけて報告見つけて報告」「緊急会議ボタンを押す」ことにより、ゲームは本作の醍醐味である議論フェイズへと移行します。

議論フェイズでは、その名の通り全プレイヤー内で「誰がインポスターなのか」を話し合いながら追放するプレイヤー投票を行います。クルーはいかに怪しいプレイヤーを発見して告発するか、インポスターはいかに無実のクルーを被疑者に仕立て上げるかの駆け引きが重要。なお、本作ではこの議論フェイズでのみテキストチャットが可能です。

本作は、この2つのフェイズを繰り返しながら両陣営の勝利条件を達成するのが目的です。勝利条件はクルーであれば「タスクを全員がクリアする」「インポスターを議論で全員排除する」こと。インポスターであれば「クルーを殺害してインポスター以下の人数にする」「一部の妨害行為などを完遂させる」ことが勝利条件になります。ここまでが本作の基本的なルールです。

ゲームが開始されると、プレイヤーにはゲーム内の役割が与えられます。インポスター人数が2人以上の場合、仲間の名前はここで確認可能です。ゲームは全プレイヤーが同じ部屋に集まった状況からスタート。ここからいよいよ協力や駆け引きのさまざな思惑が渦巻く『Among Us』の始まりです。

自分の仕事を覚えよう!クルー編

プレイヤーがクルーの場合、画面左上に表示されている「タスク」を行うことが目的。タスクは「原子炉で」「機械を起動する」など場所と仕事が表示されています。全体マップ画面ではタスクを行う場所、そこまでの通路などのアクセスが表示されているため迷うことはありません。

タスクは「キーカードを適切な速さで通す」「1から10まで順番にボタンを押す」などのミニゲーム形式と「データのダウンロード&アップロード」など一定時間待つ形式が存在。いずれのタスクも直感的にルールが理解しやすく、クリアに苦労する事はないと思います。しかし、タスク中は画面が作業画面で埋まりほとんど見えなくなるため注意が必要です。

また、クルーはインポスターのサボタージュ(妨害工作)で異常に対処する必要があります。一部の妨害工作は時間内に対処しなければ敗北となるため、妨害には優先で対処する必要があります。上述の通り本作では「作業フェイズ中にコミュニケーションを取る手段がない」ため、他のクルーに任せきりになるのは危険です。

その他、クルーにはもうひとつ重要な仕事があります。それは、インポスターを見つけ出すために各クルーを「観察」することです。本作ではクルーで作業フェイズ中の場合、インポスターに対抗する手段なく、仮に部屋に2人きりで殺意のあるインポスターがいたら殺されるしかないのです。そのため、クルーは常に周りを警戒して行動しなければいけません。もちろん怪しい行動を見つけた場合は議論フェイズでの「武器」にもなるので観察は最重要なのです。マップ内には、観察用にプレイヤーの位置がわかる施設なども用意されています。

クルーは勝利のため、とにかく生き残る努力を行う必要があります。一番確実なのはインポスターの人数以上の集団で行動すること。しかし、あまり集まりすぎると妨害工作に対処できなくなるため注意が必要です。

注意点として、クルー側の勝利条件を満たすために「幽霊を含む全クルーがタスクを完全終了する」必要があることを覚えておいてください。幽霊状態でもタスクは作業可能なので、仲間のためにも必ずタスクを終わらせることが勝利への道です。幽霊状態は壁をすり抜けて移動できるため、船内に渦巻く陰謀を見て回るのもゲームの楽しみ方かも?

自分の仕事を覚えよう!インポスター編

インポスターでのプレイでは「キル」と「サボタージュ(妨害工作)」2つのコマンドを実行可能。キルはその名前の通り近くのクルーを殺害するもので、近くにいる場合は特に条件などがなく殺害可能です。しかし、クルーの死体はその場に残るほか、もし近くに他のクルーがいた場合は即座に通報されてしまうため要注意です。なお、キルコマンドのクールタイムはサーバー設定で変更可能ですが、通常は連続キルはやりづらいルールになっています。

サボタージュはクルーの作業を妨害するさまざまなエラーを発生させるもの。ステージの明かりを消す「ライトオフ」や「ドア閉鎖」などクルーの状況を限定させる妨害のほか、時間内に達成できなかった場合勝利となる「酸素供給器遮断」「原子炉暴走」なども存在しています。サボタージュにはクールタイムがあるため連発はできませんが、いずれも強力な能力を有しています。

サボタージュが強力なのは「強制的にクルーの行動を制御できる」という点。酸素や原子炉の場合2人以上のクルーが必要となるため、集団が分かれて行動しなくてはならない状況を作り出せます。また「自分で起こしたサボタージュを自分で作業する」シーンを他のクルーに見せることで信用を得るような使用方法も可能です。

また、インポスターにはもうひとつ能力があります。各マップ内にある「Vent」と呼ばれる通気口などに入りこんで隠れる、他のVentへワープするなどの行動が可能です。クルーを殺害してVentで逃げるのは非常に強力です。しかし、ワープするというのは「その間のアリバイがない」ということでもあるため、クルーに見られないように注意が必要です。

なお、インポスターでも画面左上にタスクが表示されています。これは、他のクルーに疑われないために用意されてる「偽タスク」で、実際にやる必要はありません。プレイヤーはこの偽タスクに応じて作業をしているフリをする、議論中に「俺は〇〇のタスクをやったよ」と宣言するなどに利用することで周囲に溶け込むことができます。

インポスターは勝利のためにやるべきことが多く、かなり難しい役割です。殺した時にはバレる危険性がありますし、議論では常に疑われるのを回避する必要もあります。サボタージュをいかに利用して「確実に殺せる場を作る」「殺したあとのアリバイ作り」などが非常に重要なテクニックです。なお、インポスターが追放されて死亡している場合でも幽霊状態でサボタージュを使用可能です。生き残った仲間を助けるために上手く活用しましょう。

本作の醍醐味!議論を掌握せよ!

さて、いわゆる人狼ゲームである本作で重要になるのはやはり「議論」です。本作の議論フェイズはその場面で生き残っている全員が集まり「誰が怪しいか」などの意見を交わしながら、「誰を追放するか」を決めてそれぞれが投票する形式です。投票数が一番多いプレイヤーはその時点でゲームから追放、そのプレイヤーがインポスターだったかどうかが表示されます。なお、投票をしないことを選択する「投票スキップ」を選択することも可能です。

クルーにとっては唯一インポスターを排除する手段であり、インポスターにとってはクルーを削りながら疑心暗鬼を生じさせる格好の場面。それぞれの思惑が絡み合う最高に楽しいゲーム内イベントなのですが、慣れないうちは発言ができずに終わってしまうこともあるかも知れません。

自分がクルーの場合は、「どこにいて」「どういうタスクをこなしていたか」などを証明するのは比較的簡単です。作業フェイズ中に観察していた結果得られた情報の共有、怪しい動きをしていたプレイヤーの告発などもできれば言うことなしですが、インポスターに狙われてしまう危険性も。また、告発は自分のアリバイが証明できない場合に思わぬ反撃で疑われる場合があるため、作業フェイズを通じて最低でも2人くらいの信頼を得られるように振る舞うのが理想です。

自分がインポスターの場合に重要なのは「いかに自分が疑われないか」の立ち位置を作ること。クルーからの信頼を得られることで、他のクルーを「怪しい」と指摘することもできるようになります。そのために必要なのはやはり観察です。ひとり浮いた状況で作業していたクルーを単純に殺すだけでなく、怪しい動きをしていたと告発するのも立派な殺し方なのです。殺害現場を見られ通報された場合は、いっそ通報相手を容疑者に仕立て上げるという逆転の一手も……?

議論フェイズの時間は意外と短く、チャットが白熱するとすぐ時間切れになることも。どうしてもある程度発言力のある人間が強い状況になりがちですが、どの場合でも最低限自分の身を守れるアリバイを用意しておきたいところです。なお、プレイヤーがすでに死亡している場合は議論に参加できず、死亡者のみが参加できるチャット欄でのみ会話することができます。


ここまで『Among Us』の遊び方を紹介してきました。本作の魅力はなんと言ってもカジュアルさと奥深さを両立させている点。1ゲームが長くならず、シンプルな操作方法とルールでプレイヤー間の熱い駆け引きが楽しめる作品です。これから始めるプレイヤーはまず「生き残ること」を第一目標にしてみましょう。

本作はパブリックサーバーでもプレイ可能ですが、個人的にはフレンドを集めて仲間内で遊ぶのがオススメ。特にゲームを始めて間もない時期はルールを覚えないと何もできずに殺される、追放されてしまうことも珍しくありません。ニンテンドースイッチ版では日本語に対応していますが、まだ対応していないPC版などではどうしても言葉の壁が生まれてしまうこともあります。

自分はPC版で遊ぶ場合「議論のときのみボイスチャットOK(死んでいる場合は発言権なし)」ルールでフレンドと遊んでいます。ボイスチャットを使用することで議論の細かい情報や「嘘」が増え、プレイヤー間の読み合いや駆け引きが更に加熱する作品だという印象です。本作はPC/モバイル/ニンテンドースイッチ間でクロスプラットフォーム可能な作品のため、もし全員がPCを持っている場合はDiscordなどのコミュニケーションツールを使用するのがおすすめです。

毎回与えられるタスクが変わり、議論などをある程度任意のタイミングで発生させられる本作。ゲームがワンパターンになりづらく、何度遊んでも違う展開が待ち受けています。自分がどの立場でも、議論次第でゲームの展開を大きく変えられる可能性があるのもパーティーゲームとしての魅力的な部分です。また、サーバーごとにインポスターの人数やタスクの種類、表示演出など様々な設定可能のため、ゲームルールで個性を出すことも可能です。

リリースされたばかりのニンテンドースイッチ版は日本語対応済。PC/モバイル版もすでに日本語対応が発表されています。

キャラのカスタマイズも可能。画像は殺人鬼。

《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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