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『レインボーシックス シージ』悪質プレイヤー・模範的プレイヤーを見分ける「評価システム」がバックグラウンドで試験稼働中であることが明らかに

評価システムとは、ゲーム中のプレイヤーのポジティブな行動とネガティブな行動をもとに評価スコアを算出し、このスコアに基づいて各プレイヤーに報償や制裁の配分を行うというもの。

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ユービーアイソフトは、Ubisoft Montrealが開発を手掛けるチーム制対戦シューター『レインボーシックス シージ』について、「評価システム(Reputation System)」がバックグラウンドで試験稼働中であることを明らかにしました。

評価システムとは、ゲーム中のプレイヤーのポジティブな行動とネガティブな行動をもとに評価スコアを算出し、このスコアに基づいて各プレイヤーに報償や制裁の配分を行うというもの。本記事執筆時点ではあくまで同システムの改善を目的とした観測・試行・バランス調整が行われているのみで、まだ実際にプレイヤーに対し何らかの影響を及ぼしてはいないとのことです。以下、その詳細となります。

開発ブログ:評価システム

「レインボーシックス シージ」ではYear 5の早々に、評価システムの導入へ向けて開発を行うことを発表しました。 当初は年末での導入を予定していましたが、新型コロナウィルスの感染拡大によって、全世界でのリリースを延期することになりました。 しかしOperation Shifting Tides以降は、各シーズンの開始時に同システムの断片的な導入を実施しており、その甲斐もあって現在はバックグラウンドでシステムが実際に稼働しています。

評価システムの概要

評価システムは、プレイヤーに「シージ」コミュニティにとって有益なメンバーでるために必要なツールを提供するとともに、他者の邪魔になる行為とその理由について理解を深めるための、教育ツールとしての側面を持ち合わせています。 同システムではプレイヤーの行動と体験を活用しながら、コミュニティ全体における評判を判断します。 目標は有害行為を抑制しながら有益な活動を促進することと、プレイヤーが自らの評判に影響を与えられるようにフィードバックを提供することです。 プレイヤーが健全なやり取りを優先し、協力環境を改善させるための支えとなりつつ、有益な活動が報われるようにすることで、安全な雰囲気を作っている方々が「レインボーシックス シージ」コミュニティの大切な一員として認められ、尊重されていると感じられるようにしたいと思います。 初心者とプロ選手、気軽にプレイを楽しんでいる方や配信者は、全員が同じように安心して「シージ」をプレイする権利があります。このシステムでは、そのような環境の実現を目指しています。

この1年間は、バックグラウンドで評価システムの導入が進められていました。そのため、現在は総合的なシステムが稼働していますが、フロントエンドにその存在を示す要素はなく、プレイヤーにはまだ影響がありません。 このようにシステムを「密かに」導入することによって、全プレイヤーを平等に扱えるようにするための、評定システムの改善に必要となる観測や試行の繰り返し、バランス調整を続けられました。

評定・制裁システム

図1に示したとおり、プレイヤーはポジティブ・ネガティブな行動をもとに評価を受けて、評価スコアが算出されます。 このスコアは、制裁と報償を配分するレベルシステムに組み込まれています。 評価スコアは、アクションと分岐(図2)という2つの要素をもとにして決まります。 プレイヤーがゲームで行うさまざまな行動は、アクションスコアとして記録されます。 その際のさまざまな分岐がまとめられて、プレイヤーの総合評価スコアが決まります。

評価スコアは、プレイヤーの総合的な活動を判定するうえで欠かせないものです。 評価スコアが下がりすぎると、制裁が発生します。 ただし、有害な行為を行いはじめたばかりのプレイヤーにも制裁を加えるための対策として、直近の行動のスコアに基づいて、予防目的の制裁と警告が行うことができるシステムを制作しました。

Year 6の計画

来年も、引き続き評価システムのバランス調整を行います。 Year 6前半は、妨害行為や嫌がらせに関連した悪質なプレイが繰り返された際に、その検出を可能とする予防制裁の実装を中心に作業を進める予定です。 また、評判に関する情報をプレイヤーに伝えられるようにする、システムのフロントエンドのデザインも継続します。 さらにプレイヤー活動の担当チームが、進行中のさまざまな取り組みに関する、一連の短・中・長期計画の策定を続けます。 これらの計画には、プレイヤーの有害行為の検出・阻止からチート防止活動の強化に至るまで、さまざまなものがあります。 効果的で、できるだけ透明性が高く、プレイヤーの期待に沿ったシステムをお届けできるように、今後も皆様のご意見を募りながら改善を進めて参ります。 評価システムなどの今後の取り組みの開発にあたっては、コミュニティの皆様のご協力を得ながら方向性を決めることになります。

《S. Eto》

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