中国神話の世界を自由に生きるSteamで大人気のオープンワールドローグライクRPG『鬼谷八荒』【中華ゲーム見聞録】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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中国神話の世界を自由に生きるSteamで大人気のオープンワールドローグライクRPG『鬼谷八荒』【中華ゲーム見聞録】

「中華ゲーム見聞録」第84回目は、中国神話の世界を舞台にしたサンドボックス型のオープンワールドローグライクRPG『鬼谷八荒』をお届けします。

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中華ゲーム見聞録」第84回目は、中国神話の世界を舞台にした、サンドボックス型のオープンワールドローグライクRPG『鬼谷八荒』をお届けします。

本作は鬼谷工作室が開発し、同社とLightning Gamesによって1月27日よりSteamで早期アクセスが開始。レビューは記事執筆時点で9,000件以上にのぼり、レビュー全体では「非常に好評」を得ています。また、パブリッシャーのLightning Gamesはロボットアクション『ハードコア・メカ』やローグライクタワーディフェンス『オーバーダンジョン』、サイバーパンクアドベンチャー『アノー:ミューテーショネム』といった中国インディーゲームを取り扱っていることでも知られています。

本作の内容ですが、自動生成された中国神話の世界を自由に冒険して、自分の好きなように生きていけます。NPCたちもそれぞれ自分の意思で行動しており、寿命もあります。交流して親友になったり、結婚したり、敵対関係になったりといったことも可能。ぱっと見た感じでは「中華ゲーム見聞録」の第1回目で紹介した『太吾絵巻』と似たコンセプトの作品のようですが、実際のところはどうなのか、さっそくプレイしていきましょう。

まずはキャラクターメイキングから

まずは難度選択から。「普通」「困難」「極難」「地獄」の4段階がありますが、最初は「普通」以外は選択できない状態になっていますね。とりあえず「普通」から始めていきましょう。

次にキャラクターメイキングです。外見は、帽子、前髪、後ろ髪、目、口など、合計11項目をカスタマイズできます。性格は「内在」「外在」の2種類があり、内在は本人の性格で「中庸」「正直」「利己」「邪悪」など7種類から1つを、外在は外交態度で「義気」「名声」「愛家(家族を大切にする)」など12種類から2つを選べます。

キャラクターのパラメータはランダムで決定されますが、ダイスマークをクリックすれば何度でも変更可能。また「先天気運」の項目から属性を3つ選ぶことで、パラメータに補正を掛けられます。

キャラクターとして画像のスパくんを作りました。内在性格は「利己」、外在性格は「名声」「権利(権力)」。「先天気運」は「武器大師(ウェポンマスター)」「建木霊胎(木属性増加)」「天命之子(幸運・魅力・脚力アップ)」です。

本作では、舞台となる世界は自動生成されます。画像の巨人は盤古といい、中国神話における天地開闢の神です。生成が終わるまで、ちょっと時間が掛かりますね。

ゲームスタート。記憶を失ったスパくんがどこかの竹林を進んでいると、謎の老人と出くわしました。話を聞くと、ここは「鬼谷」という場所で、老人は「張三」と言います。目の前の碁盤ですが、碁を始めてから三千年もずっとこの状態とのこと。「永遠に始まらないし、永遠に終わらない。これは『八荒山海図』と言う」そうです。ちょっと意味が分かりませんね。

スパくんが「自分は一体何者なのか、どこから来たのか、どこへ行こうとしているのか」とゴーギャンの絵のタイトルのような事を質問すると、突然の3択。目玉、陰陽、ヒョウタンの3つの神器から1つを選ばなければなりません。とりあえず陰陽を選択。

どこか知らない場所に投げ出されたスパくん。「天元山」という場所を目指さなければならないのですが、よく分からないので現地の人を探して話を聞いてみましょう。冒険の旅に出発です。

戦闘開始!

いきなり敵が現れました。フィールドでの移動ですが、WASDキーで行います。マウスで方向を定め、左クリックで弾(術)を発射。戦闘はまさかの全方向シューティングでした。敵は弱いので、サクサクッと倒して先へ進みます。

突き当りの開けた場所では、2人の人物が対峙していました。一触即発状態のようで、ここがどこか聞けるような雰囲気ではありませんね。しばらく様子を見ていると、2人は剣を交えることになりました。

いざ戦おうとした時に、突然一匹の竜が飛んできました。そしてケンカ両成敗とばかりに、2人に電撃を食らわせました。ノックダウンして地面に倒れる2人。竜はそのままどこかへと飛び去ってしまいました。

地面に倒れている2人のそばに駆け寄るスパくん。人や物に近づいてEキーで、調べたり話したりできます。女性の方に近づいてEキーを押すと「助ける」「殺す」「観察する」といったコマンドが出てきたので、ここは「助ける」を選択。

助けた女性は侯柔といい、寒虹影教の門弟です。潜在力のある者を探して弟子にし、一門に加入させようとしているとのこと。「もし良かったら一門に入らないか」と誘われ、推薦状を渡されました。「入門したいならいつでも来てくれ」と言われ、侯柔は立ち去ってしまいました。侯柔との親密度も上がったようです。

男の方も助けておきましょう。男は燕赫と言い、聖竜星山の門弟です。多分先程の寒虹影教とは対立関係なのでしょう。燕赫も入門するための推薦状をスパくんに渡し、去っていきました。

全体マップに出たスパくん。こういうマス目上のマップ移動は『太吾絵巻』っぽいですね。移動で日数が経過していきます。近くに町があるようなので、そこまで行ってみることにします。

町へ行く途中に山洞を発見。近づくと、中に入るかどうかの選択肢が出てきました。どうやら化け物たちが宝箱を守っている模様。宝箱を奪うため「入る」を選択すると、戦闘発生です。

相手は竹の化け物。数が多いので、間合いを詰められると面倒ですね。撃ちまくって何とか撃退し、宝箱をゲット。中にはいくつかのアイテムが入っていました。戦闘が終わると全体マップに戻ります。

全体マップで、画面左下の顔アイコンをクリックすると、インベントリ画面に入ります。ここで先程宝箱から入手した回復アイテムと指輪を装備しておきましょう。指輪は、装備すると様々な効果を得られます。今回入手した指輪は「石沈戒」と言い、バックパックのアイテム上限を+12増やしてくれます。

天下を自由に渡り歩こう!

町に到着。建物をクリックすれば、その場所に移動できます。また画面上の顔アイコンをクリックすると、町にいるNPCたちと会話も可能。本作はNPCたちも自分の意思で行動し、世界を渡り歩いています。彼らと仲良くするも良し、敵対関係になるも良しと、自由に交流ができます。

NPCの一人の顔アイコンをクリックすると、ステータスや持ち物、交友・家族関係、これまで何をしてきたかなど、細かいデータを見られます。画像の人物は弘英と言い、姉妹や親友がいますね。

NPCに対しては、話をしたり、贈り物をしたり、共に修行をしたり、プロポーズしたりなど、いろいろなコマンドが用意されています。攻撃を仕掛けたりも可能。試しに話しかけてみたらキレられて、好感度が下がってしまいました。うーん……。

酒館に入ってみました。酒を飲んだり、情報を集めたり、みんなに酒を奢ったりできます。店主に天元山の事を尋ねると、太行山か王犀山を越えなければならないとのこと。しかしそれらの山は、ここ十数年、誰も越えたことがないそうです。

客桟では宿泊ができ、体力が回復します(5日経過します)。他にもいろいろ施設があり、坊市では薬などアイテムの購入、建木ではアイテムを預けたり引き出したりができます。

天元山へ行くためには、太行山か王犀山を越えなければなりません。近くの村で太行山へ向かう人がいるとの話を聞いたので、さっそく出発。到着まで5日かかりますね。

村に到着。太行山と王犀山について情報を集めると、どちらの山も山神か何かの力によって封印され、通行できなくなっているとのこと。トンネルを掘っても、翌日には山の妖怪たちに埋められてしまうようです。

村人から妖怪退治を頼まれて、山の洞窟へと向かうスパくん。中へ入ると敵が襲ってきました。戦闘開始です。

今回はザコ相手では無く、ボス戦のようですね。拡散弾を放ってきて、一気に弾幕シューティングっぽくなってきました。敵のHPがやたらと多く、なかなか減らすことができません。

一定のダメージを与えると、ボス敵が第二形態に変身。弾幕を放ってくるわ、ザコ敵を多数召喚してくるわ、地面にダメージのあるエネルギー体を設置してくるわで、かなりきつくなってきました。

勝ち目が無いと悟ったスパくん。ここは一時撤退します。鍛えてから再度挑戦しましょう。果たしてスパくんは山神に勝てるのか、続きはぜひ自身の手でプレイしてみてください。

遊びやすいオープンワールド人生RPG

本作は中国神話の世界を自由に生き、NPCたちと交流をしたり任務をこなしたりして、自分だけの物語を作っていくオープンワールドローグライクRPGです。コンセプトは『太吾絵巻』に近いですが、シミュレーション色が強めの『太吾絵巻』に比べ、本作はカジュアルでプレイしやすい内容になっています。

本作は武侠人生シミュレーションでもあるので、様々な門派の技を習得していって、キャラを強化していくという楽しみもあります。戦闘は全方向シューティングなので、そういうのが苦手な人には厳しいかもしれません(キャラを強化すればどうにかなるとは思いますが)。逆に退屈しにくい作りになっているので、アクションRPGなどが好きな人には合うとは思います。

それと日本語はサポートされておらず、テキストを読む必要のある作品なので、中国語が出来ないとプレイは難しいかもしれません。まだ早期アクセスなので、今後の展開に注目していきたいと思います。

製品情報

『鬼谷八荒』
開発・販売:鬼谷工作室、Lightning Games
対象OS:Windows
通常価格:2,050円
サポート言語:中国語(簡体字)
Steamストアページ:https://store.steampowered.com/app/1468810/_/

※本記事で用いているゲームタイトルや固有名詞の一部は、技術的な制限により、簡体字を日本の漢字に置き換えています。


■筆者紹介:渡辺仙州 主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「マイナーゲームTV」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「西遊記」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」「天邪鬼な皇子と唐の黒猫」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。著者Twitter「マイナーゲーム.com」Twitter

《渡辺仙州》

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