Anomaly Developersは、FPS『S.T.A.L.K.E.R.: Call of Pripyat』をベースとした超大型スタンドアローンMod「Anomaly」の新バージョン正式版となる1.5.1の配信を開始しました。
リアルなサバイバル要素を導入するModなどを前身とする同Modは、ミュータントや驚異の現象渦巻くチェルノブイリの放射能汚染地域“ZONE”の探索者“ストーカー”を描くFPS『S.T.A.L.K.E.R.』シリーズを、3部作すべてのマップを舞台に好きな出自のキャラクターとしてZONEでの生活を営むオープンワールドサバイバルタイトルとして楽しめるようにするほか、数限りない改善をほぼ全域に渡って施すもの。
エンジンはオリジナル版のソースから改造された、64bit専用の新エンジンに交換され、マップの読み込み速度や安定性なども非常に向上しています。なお、『S.T.A.L.K.E.R.』シリーズは商用利用でなければリソースの利用も問題ない(『S.T.A.L.K.E.R.』シリーズ用Mod以外でも)ほか、エンジンのソースも提供されていました。
今回の1.5.1では、前回の1.5.0ベータより安定性や速度の増加が行われているだけでなく、天候効果などが強化。PDAは3D化し、実際に取り出して構えて閲覧するようになりました。(オプションで以前にも戻せます。なお、本ModのPDAはバッテリーの消耗があるため補給無しで無限には使えません)また、マップのNPCを制御するA-Lifeも強化、NPCストーカーの行動もより広範囲に。更にミュータントやアノマリー、世界に置かれたアイテムなどもランダム性を増します。
ほかにも敵派閥の衣装着用で溶け込むことができるなどの要素や、オプションとしてステルスキルなども存在。ストーリーの導入部の設定が4種類になったほか、味方NPCへ行動を指示できるホイールメニューの追加なども行われています。
『S.T.A.L.K.E.R.: Call of Pripyat』スタンドアローンMod「Anomaly」はMod DBにて配信中。スタンドアローンのため、元作品の所有に関係なく誰でも無料でプレイ可能ですが、容量は解凍前で8.8GB、解凍後16GBほどとなるので注意です。