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可愛らしいゆるふわ世界のパン屋さんシム『Lemon Cake』は徹底した時間管理の上に成り立っていた【爆速プレイレポ】

今回の爆速プレイレポでは、ゆるふわ世界のパン屋さん……という見た目に反して徹底した時間と工程管理が光るパン屋シム『Lemon Cake』をご紹介。働いて働いて働いて働いて働いて働いて働いて働いて働いて働いて働いて働いて働いて働いてさらに働くのだ。

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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回はÉloïse Larocheが、2021年02月18日にSteamにてPC(Windows)向けにリリースしたパン屋シム『Lemon Cake』について生の内容をお届けしたいと思います。

『Lemon Cake』とは?


本作は、とある世界でパン屋を営むシミュレーションゲーム。ゆるふわな世界観で可愛らしいキャラクター!お客様が喜ぶおいしいパンをいっぱい焼いてレシピを学ぼう!最高のレモンケーキを作れるよう頑張ろうね!

……というノリで挑むと死を見ます。というのもこのゲーム、徹底的な動線と時間管理の上に成り立っているから。店内のお洒落な内装とイケてる若人たちが焼き立てパンに舌鼓をうつ様子とは裏腹に、キッチンでは指を吊りそうになりながら操作の無駄を削り取り、複数タスクを1つに束ねて押し進める修羅がワンオペで働いていました。

パンを焼きながら忙しさの奔流に呑まれまいと働いていると、自分のことですが、かつての仕事を思い出します。分刻みのスケジュールのなか、次々と舞い込むイレギュラーとタイムプレッシャーで心がぞうきん絞りされるような感覚に襲われたと思ったら、頭の中で何かがドバドバ溢れる爽快感ですべてのタスクを怒涛の勢いで片づけ始める。それでもタスク自体の量がそもそも多いので、すべて終わるころには時計の針がもうてっぺん回っており、終電も無いなか帰宅。玄関で倒れこんでベッドにたどり着く前に意識が途切れ、次に目覚めたら一瞬で数時間が経過しておりもう朝。バブルスライムになった身体を引きずって、始発に乗り遅れないように……

……封印したかつての記憶が蘇りかけましたが、今回はファンタジー世界でのパン屋さん!まっくろくろすけな労働環境では無いはず!さっそくやってまいりましょう。

基本操作を学ぼう


さてはじまりました『Lemon Cake』、記念すべきオープン初日です。まずはこの世界における自分の分身となるキャラクターを設定しましょう。性別を設定する項目は無く、ヘアスタイルや服のコーデを自由に選択することができます。筆者はこの世界に銀髪褐色エルフという設定で転生を試みましたが、そもそもエルフが存在しないようなので泣く泣く緑髪小麦肌を選択。リゾート地で最近はやりのパン屋さんで働く地元民という設定で遊びます。疲れてんのかな俺。


キッチンに入ると化け物がいました。

彼女の名前は「Miss Bonbon」、いわくかつては伝説のLemon Cakeを焼いてふるまう評判のパン屋だったとか。とはいえそれも遥か昔の話、いまではレシピは失われ、店は荒れ放題。彼女も幽霊となって土地に縛り付けられていました。そんなところに現れたのが筆者で、しかもこれから店を開こうというのです。the cake is a lieか……?(比喩表現)と驚く彼女でしたが、ここがまた繁盛して賑わえばレシピも思い出すかもしれません。こうしてMiss Bonbonと共に伝説のLemon Cakeを取り戻すため一緒に働くことになります。

……いやおかしい。ところどころ世界に狂気が見え隠れしますが話の大筋としてはこんな感じ。ここからは簡単なチュートリアルで、店を開ける前に簡単な操作方法について学びます。

基本操作はマウスとキーボードですが、一部アイコンクリック以外ほとんどキーボード操作で完結しています。この訳あり物件でもあるパン屋さんは3つのエリアで構成されており、「店内」「キッチン」「菜園」の順に並び、それぞれのエリアで行えるアクションが異なります。ひとつずつ見ていきましょう。

キッチン


キッチンで行えるアクションは、「パン生地をつくる」「パンを焼く」「掃除する」という3つが基本で、アップグレードによって「完成したパンを一時的に置く」なども行えるようになります。ただし3つのアクションにはそれぞれさらに細かい操作がいくつかぶらさがっており、例えばパン生地を作るためには、材料を1個以上取り、こねる必要があります。

そのためパン一つ焼き上げるためには、窯に生地を放り込んで、薪をくべて火をつけて待たなければなりません。こういった工程があるため、全体で見ると5~6回の操作をすることに。しかも床は時間経過で汚れが発生し、その上を歩くと移動速度が極端に遅くなります。そこでキッチン左上部にかけられたホウキを使ってこまめに掃除しなければなりません。


店内で注文を受けなければ、どんなパンを焼けばよいのかわかりませんし、店内に完成したパンを届けなければ、お客様も満足しませんし稼ぎもゼロ……この「店内」との往復は意外と時間がかかります。そのため注文が複数重なったときを考えると、動線の確保と作業時間の読みが必要になってくることがわかりますね。既にゆるふわ世界のパン屋さんだったのが雲行きが怪しくなってきました。

店内


さて次は「店内」について。ここは主にお客様がやってくる場所で、初期状態だとテーブルひとつにイスが二脚。注文は2人分まで取ることが可能です。

食事をじっと見つめる筆者

店内でのアクションですが、お客様が席に着いたら、まず注文を受けてキッチンに走り、パンを焼いたら、急ぎテーブルに戻って提供。食べ終わった皿があれば、次のお客様が気持ちよく席につけるよう、即座に片します。

おいこら皿片づけてけよ……と詰め寄る筆者

またアップグレードによって内装を強化することができます。例えば、窓際にディスプレイ台を設置すると、焼き上げたパンを展示することができ、場合によってはお客様はそこからパンを購入することができるので、こちらの工程と時間短縮になります。

菜園


最後に菜園。一部の菓子パンには畑で採れる果実などが必須。そのため筆者が操るキャラクターは、場合によってはパン生地を作る際にキッチンと菜園を往復する必要が出てきます。畑には「水やり」アクションを適宜行う必要があり、さぼるとすぐ枯れちゃうんですよ……水を再度与えれば時間経過で復活しますが、ランチタイムなんかの忙しいときにそうしたアクシデントが発生してしまうとなかなかの地獄に発展します。

一日を生き延びよう。


さあて、操作にも慣れたことですし早速オープンです。らっしゃい安いよ。塩パンと菓子パンが安いよ。


そういえば画面表示について説明するのを失念していました。左上がゲーム内の現在時刻が表示されています。8時開店16時閉店の一日では、ランチタイムが一番忙しい時間帯ですね。右上の数字は現在の資金、そのすぐ下の緑色のバーは経験値を表しています。また画面の左下と右下にはそれぞれ、現在対応可能なメニューとお客様からの注文が表示されています。


経験値が溜まると新しいレシピがいくつか解放されるので、その中からひとつ選びます。これを繰り返してレパートリーを増やしていきましょう。


忙殺されるなかでも容赦なく汚れが溜まるキッチン。パンを焼く傍ら、スキマ時間でパパっと片づけてしまいます。これもホウキを取って戻すという工程があるため、パンを焼く一連の流れの中で、一緒にできるタイミングがあれば積極的に行うと良いでしょう。


気配を察したので店内に戻り、お客様が完食した直後に皿を下げて「はやく出ていけ」と言外のアピール。ホスピタリティ(狭義)の精神はどこに忘れてきたのか。


そうこうしている間に新しく塩パンの注文が入ったので急いでキッチンに戻ると窯の火が消えていました。そうなんです、これ薪をくべ続けないと一定時間経過で消えてしまうのです。そのためパンを焼き上げる時間の中で窯と薪置き場をシャトルランして火が絶えないように貯金(?)しておきましょう。


なんてやってると床の汚れが気になるので掃除。


掃除が終わるタイミングで焼きあがったので即回収して店内のテーブルへダッシュ。


閉店。忙しさによる疲労困憊で膝から崩れ落ちそうになりますが、お客様をお見送りし終えるまで正気を保ちます。


一日目が終了。……稼ぎしょっぱいな!


こちらのリザルト画面では、翌日のメニューを組んだり、設備や材料のアップグレードを行うことができます。その際には稼ぎを元にするのですが、一部設備は人の苦労も知らず現在の資金総額の数倍の価格だったりするので、考えなしに金を突っ込むと首が回らなくなりそうですね。


材料を解放してパンのレパートリーを増やせるようになると良いかもしれません。またここでゲームの1日が経過したということでオートセーブされます。そのためリアルの休憩などはこのタイミングで行うと良いでしょう。さあここからLemon Cakeまでエンドレスの無限マーチが始まりますが、まずは一週間を目安に命を燃やします。

一週間を生き延びよう

~3日経過


ディスプレイセット!


レシピ解放!


生存確認!

~5日経過


カカオの木を植えました!


枯れました!


ディスプレイ(2つ目)セット!


薪をくべろ!


お前ランチタイムのくそ忙しいときにディスプレイのパンだけ買い占めるなよ!


倒れそう!(精神的な疲れという意味で)

~7日経過


サクランボ植えた!枯れた!


大繁盛!オーダー間に合わねえ!


薪をくべろォ!床を拭けァ!


生存……確認……

おわりに

一週間あまりの忙しさで魂が抜け、閉店作業の清掃そっちのけで壁に向かって佇む筆者。

結論から言うと本作の完成度は高く、非常に戦略性の高いプレイ体験を楽しめます。その筈なのですが、おかしい、ゲームをしていたはずなのに完全に仕事時における戦闘モードに入っている自分がいました。

待ってください、このゆるふわ世界観でパン屋シムを遊んだとは思えないくらい、ぼくは集中してキーを叩いていたと思います。いま心に浮かぶ一番近い感情は、そう、これは爽快感……脳の中で何かがどくどくあふれ出てる感じ……たのしいですよ……とってもたのしいですよみなさん。

タイトル:『Lemon Cake』
対応機種:PC(Windows)
記事におけるプレイ機種:
PC(Windows)発売日:2021年02月18日
記事執筆時の著者プレイ時間:2.3時間
価格:通常価格 1,520円、セール価格 1,292円(21年02月26日まで)
《麦秋》

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