Headfirst ProductionsによるホラーFPS『Call of Cthulhu: Dark Corners of the Earth』が、有志の手により大手Modサイト「Nexus Mods」の公式Modマネージャーソフト「Vortex」に対応しました。
本作はベセスダ・ソフトワークスが2006年にリリースした一人称視点のホラーアドベンチャーです。クトゥルフ神話をモチーフとしており、戦闘や探索のほか、パズルを解いて先に進む場面なども存在。また、同じモチーフの作品と同じく正気度のパラメータがあり、狂気に染まっていくことで視界が歪み、幻覚や幻聴に苛まれていきます。
15年ほど前の作品であり、クトゥルフ神話の恐怖を忠実に再現した世界観や雰囲気などは評価されているものの、ゲームの進行が不能となるバグやクラッシュの多発などシステム面で多くの問題を抱えていました。そんな中でバグ修正パッチ「DCoTEPatch」を配布していたMod制作者のsucklead氏によって、Vortexによる本作のModサポートが実現。Modを簡単に有効化できるようになりました。
Nexus Modsにて公開されている本作のModは、記事執筆時点でグラフィックを改善するものが二つだけしかなく、さらにいずれもVortexに対応していませんでした。しかしsucklead氏によるとそのうちの一つが自身のツールセットを使用しており、また以前からModマネージャーに対する互換性を構築していたため、Vortexに本作のModを追加できるようになったとのことです。
ファンの熱意により快適にプレイできるようになった『Call of Cthulhu: Dark Corners of the Earth』。15年の時が経ちModサポートもスムーズになった今、その数は増えていくのでしょうか。同作のModコミュニティの今後に注目です。