VR向けポルノゲーム『Holodexxx Home』Steam版の販売差し止め―「ビデオポルノは許可されていない」など揺れるSteamの対応 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

VR向けポルノゲーム『Holodexxx Home』Steam版の販売差し止め―「ビデオポルノは許可されていない」など揺れるSteamの対応

Steamが抱える成人向けコンテンツにまつわる問題。

PC Windows
VR向けポルノゲーム『Holodexxx Home』Steam版の販売差し止め―「ビデオポルノは許可されていない」など揺れるSteamの対応
  • VR向けポルノゲーム『Holodexxx Home』Steam版の販売差し止め―「ビデオポルノは許可されていない」など揺れるSteamの対応
  • VR向けポルノゲーム『Holodexxx Home』Steam版の販売差し止め―「ビデオポルノは許可されていない」など揺れるSteamの対応
!注意!
本記事には成人向けゲームに関する情報が含まれます。

HDX Studioは、VR向けポルノゲーム『Holodexx Home』が販売を差し止められたことと、過去に計3回差し止めを受けていたことを明かしました

同スタジオはまずはじめに、ヌードが含まれなければ承認を得られるという考えのもと、R-18表現とならない下着を着たモデルで「実在のポルノビデオ女優をスキャンしたモデルが官能的なダンスを披露する」という映像を提出。しかし、Steam側に「Steamではビデオポルノは許可されていない」という理由で却下されました。

次に提出した『Meet Marley』は実在の女優をスキャンしたモデルをバーチャル環境で確認できるというゲームプレイ要素が存在しない作品を提出しましたが、こちらも「Steamではポルノは許可されていない」といった似た理由で再び却下されたといいます。

そして最後に、「アダルトコンテンツにはストーリーやゲームプレイが求められる」ことが問題と考えた同スタジオは、チャットボットやインタラクティブ要素が含まれる『Holodexxx Home』を提出。しかしこちらも同じ理由で却下されてしまったとのことです。その後審査チームとやりとりでポルノコンテンツに対する明確な定義や基準の説明を求めたものの、担当者からは「ポルノは見ればわかる」という説明のみで、それ以上のポルノコンテンツの定義や基準などについては説明されなかったといいます。

同スタジオは、Steamですでに販売されている性行為などの表現を含む作品が応募の前例となると考えており、本作よりももっと露骨なコンテンツやいわゆる「Hentaiパズルゲーム」と呼ばれるような作品が存在するため、こういった理由で却下されることに対してあまり納得がいっていないようです。

Steamのガイドラインには「実在する人物の性的に露骨な画像」「製品に直接関係のない動画コンテンツ」「非インタラクティブな360度VR動画」をストアで公開してはいけないものとしていますが、海外メディアPC Gamerは『House Party』など実在の人物をスキャンしたコンテンツが含まれる作品はすでに存在すると指摘しています。

Valveは過去、Steamで成人向けゲームの販売の受け入れをはじめましたが、明確な線引がされていないため開発者の間で混乱を引き起こしているようです。

《みお》

取材も執筆もたくさんやる、半ライター半編集 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

PC アクセスランキング

  1. 【3,900円→390円】Steamウィンターセールで90%オフ!最大8人協力プレイ可能な惑星サバイバル『ICARUS』同時接続人数が大幅増加

    【3,900円→390円】Steamウィンターセールで90%オフ!最大8人協力プレイ可能な惑星サバイバル『ICARUS』同時接続人数が大幅増加

  2. 【旧Verは全部合わせて1,188円】『ドラクエ10』バージョン8、6月25日に発売決定!堀井雄二氏の手紙付き豪華ボックスも登場

    【旧Verは全部合わせて1,188円】『ドラクエ10』バージョン8、6月25日に発売決定!堀井雄二氏の手紙付き豪華ボックスも登場

  3. 無人島で戦闘・釣り・開拓と自由なセカンドライフを楽しもう!サバイバルRPG『スローライフサバイバー』Steam版リリース

    無人島で戦闘・釣り・開拓と自由なセカンドライフを楽しもう!サバイバルRPG『スローライフサバイバー』Steam版リリース

  4. 今年はどんなゲームをプレイした?「Steamリプレイ2025」で1年を振り返ろう

  5. 「『タルコフ』は“楽しさ”ではなく“満足感”のためのゲーム」とニキータ氏語る。コンソール版もコントローラーを破壊したくなるような“真のハードコア体験”を目指す

  6. 割引率は90%以上!3桁で買えちゃう“往年の名作”を一挙紹介【Steamウィンターセール】

  7. 架空の攻略本から生まれたゲーム。デッキ構築ローグライク『庭小人の庭』Steamストアページ公開

  8. 『イナイレ』新作の大型アプデ「ギャラクシー・イナダンDLC」不具合が一部ユーザーに発生中。ソフトが起動できず

  9. 名越スタジオ『GANG OF DRAGON』新たなスクリーンショット公開!歌舞伎町でマ・ドンソクが大立ち回り

  10. 『テラリア』“最終”アプデ1.4.5でクラフトUIを大幅変更―2026年1月配信の可能性大

アクセスランキングをもっと見る

page top