MSIの日本法人であるエムエスアイコンピュータージャパンは、5月17日に最新CPU搭載ノートPC新製品オンライン発表会を実施しました。発表会ではパフォーマンスがより一層向上したゲーミングノートPCや、クリエイター向けのノートPCが今回新たに発表。そこで本稿では、先んじてメディア関係者向けに行われた発表を元に、公開された新製品について紹介していきます。
2021年1月、MSIは最新のテクノロジーをいち早く導入したハイスペックゲーミングノートPCとして「アルティメットノート」を発表。「GeForce RTX 30 Laptop GPU」シリーズと、第10世代インテルCoreプロセッサを搭載したラインナップは、高解像度でのゲームプレイや動画編集などのクリエイティブな作業もハイエンドデスクトップと同じレベルの処理性能で実行できると謳われていました。
今回発表されたのは、その「アルティメットノート」をCPUを第10世代インテルCoreプロセッサから第11世代インテルCoreHプロセッサへとアップデートしたモデル。それに伴いスローガンも一新されており、いつでもどこでもゲーマー、クリエイターへの限界を解き放つことができるノートPCとして「技術、創造の限界を解き放つ MSIアルティメットノート」と掲げました。
追加されたラインナップは、クリエイターノートPCシリーズの「Creator Z16」「Creator 17」。また、ゲーミングノートPCにおいては、ウルトラハイエンドモデルの「GE76 Raider」、薄型で軽量なハイスペックゲーミングノート「GS Stealth」シリーズ、ハイスペック且つハイエンドの「GP Leopard」シリーズが第11世代インテルCoreHプロセッサへとアップグレード。
さらに、著名なアーティストとコラボレーションしたモデルも発表。「PULSE GL」シリーズはデジタルコンセプトアーティストであり、ZBrushワールドチャンピオンのマーティン・ヴァーホーヴェン氏の持つ技術と力強さをデザインに取り入れました。「KATANA GF」「SWORD」シリーズは『信長な野望』シリーズや『三國志』シリーズのアートワークを手掛けたことでも知られる日本のイラストレーター長野剛氏とのコラボレーションモデルとなっています。
これらのモデルは今までのMSIノートPCとは違った、美術のエッセンスを取り入れたPCとしてデザインされているとのことです。
また、NVIDIAにより5月11日に発表されたばかりの「GeForce RTX 3050 Laptop」「GeForce RTX 3050 Ti Laptop」を搭載したゲーミングノートPCも今回新たにラインアップされており、これまでハイスペックモデルにしか搭載されていなかったリアルタイムレイトレーシングなどの機能を手頃な価格のモデルでも体験できるようになりました。
MSIは最新の技術を搭載したハイエンドモデルをゲーマーやクリエイターなどに向けて提供していくことを本年のミッションとしていくとのことで、今後もその動向に注目していきたいところです。