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ゴア近接格闘『Paint the Town Red』―「シナリオ」にはたくさんの元ネタが存在する【開発者インタビュー】

ボクセルだけど…グロい!

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ゴア近接格闘『Paint the Town Red』―「シナリオ」にはたくさんの元ネタが存在する【開発者インタビュー】
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!注意!グロテスクな表現や残酷表現が苦手な方、18歳未満の方は閲覧をご遠慮下さい。

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、South East Games開発、PC/Mac/Linux/XSX/Xbox One/スイッチ/海外PS5/PS4向けに7月29日に正式リリースされたゴア近接格闘『Paint the Town Red』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作では敵がボクセルで描かれており、攻撃した箇所の肉が剥がれて骨が見えるという生々しいゴア表現が特徴の一人称視点格闘アクション。ゲームはバーやディスコ、西部の酒場など様々な時代のシチュエーションが用意されたシナリオや、地下ダンジョンでモンスターと戦いアップグレードをアンロックするローグライトモード「地下(Beneath)」などが楽しめます。日本語にも対応済み。

『Paint the Town Red』は、配信中(Steam/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチおよび海外PS5/PS4)。


――まずは自己紹介をお願いします。

Matthew Carr氏(以下Matthew)South East Gamesの創設者の1人、Matthew Carrです。本作のすべてのプログラミングを担当しました。

――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?

Matthew2014年11月、私たちはゲームジャムのために「バーで戦う一人称視点のゲーム」というアイデアを思いつき、6日間で最初のベースとなるプロトタイプを作りました。これがすごい人気となったことから、私たちはより大規模なバージョンを作ろうと思い、2015年の初めに本格的な開発をスタートさせたのです。2015年10月にはSteamで早期アクセスを開始しました。

それ以来、コミュニティから様々な提案をいただきながら、本作の開発を続けてきました。コミュニティのおかげで、今の本作があるのです。

また、過去一年間はコンソール版の開発にもとても力を入れ、PC版の正式リリースに合わせて、主なコンソールすべてでも本作をリリースすることができました。

――本作の特徴を教えてください。

Matthew本作において、キャラクターたちはボクセルで描かれていますが、とても特徴的な手法でこれが生かされています。すべての敵は小さなブロックが集まって出来ているので、派手にダメージを受け、破壊されるのです。これにより体はバラバラとなり、敵の内部までがさらけ出されるのです。

また、本作では異なる方法で一人称近接格闘が楽しめるように、様々なモードが用意されています。「シナリオレベル」では何十人もの敵と大乱闘を行い、何百もの武器が登場します。「アリーナモード」では難しいチャレンジがいくつも用意されており、一番規模が大きい「地下」と呼ばれるものはローグライクモードになります。「地下」は多くのボス、様々なタイプの敵、アンロックできるアップグレード、キャラクタークラス、そして何百もの武器が登場する壮大な冒険となっているのです。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Matthew私たちはたくさんのゲームから様々な面で影響を受けています。しかし本作の格闘という部分と全体のゲームプレイはかなりユニークで、他に似たようなゲームはあまりありません。格闘の激しさという面では『Hotline Miami』から影響を受けていますし、ローグライクモードのシークレットは『Spelunky』から影響を受けています。

また、「シナリオレベル」は様々な映画やドラマをベースとしています。例えば、サロンレベルは「デッドウッド ~銃とSEXとワイルドタウン」から影響を受けていますし、ディスコレベルは「サタデー・ナイト・フィーバー」と「ザ・シンプソンズ」から影響を受けています。本作には、他にもたくさんの元ネタが存在しますよ。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Matthew私たち開発チームは以前から自宅で作業をしていたので、新型コロナによる開発への影響はそれほどありませんでした。しかし家庭用ゲーム機の製造には影響が出ていたため、コンソール向けの開発には多少遅れが生じてしまいました。とは言え、これも大した問題ではありませんでした。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Matthewはい、本作の配信もそれによる収益化もまったく問題ありません。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Matthew本作を遊んでいただいているすべての日本のゲーマーの皆さんに、厚く御礼申し上げます。すでに日本でもスイッチとXboxで本作が遊べるようになっていますし、PS5とPS4でも近いうちに遊べるように現在作業を行なっているところです。

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に400を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

《Chandler》
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