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ミュージックADV『The Artful Escape』―ロックバンドのボーカル兼ギタリストが作ったワケのわからないものでいっぱいなゲーム【開発者インタビュー】

見た目からしてクセの強いゲームですが、深いこと考えずにとりあえずギターでも弾いとこうか?

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ミュージックADV『The Artful Escape』―ロックバンドのボーカル兼ギタリストが作ったワケのわからないものでいっぱいなゲーム【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Beethoven & Dinosaur開発、PC/XSX/Xbox One向けに9月10日にリリースされたミュージックアドベンチャー『The Artful Escape』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、周囲の期待に苦しむフォークミュージシャンの若者が、ひょんなことから型破りなギターで銀河ツアーをしながら本当の自分を勝ち得るアドベンチャーゲーム。かなり独特なゲームなため、詳しい内容についてはプレイレポをご覧ください。日本語にも対応済み。

『The Artful Escape』は、2,150円で配信中


(大変ノリの良い返事をいただいたため、全体的に軽めのノリの日本語にさせていただきました)

――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Johnny Galvatron氏(以下Johnny)ヨォ!Beethoven & DinosaurのJohnny Galvatronだ。サイケデリック・ロック・オペラである本作のクリエイティブディレクターだ。今まで遊んだ中で一番好きなゲームは、『風ノ旅ビト』と『Kentucky Route Zero』だな。

――本作の開発はなぜ始まったのですか?

Johnny俺はロックバンドのメンバーとして5年間に渡り世界を回ってたんだが(訳注:彼はオーストラリアのロックバンドThe Galvatronsのリードボーカル兼ギタリスト)、自宅に戻ると、もう二度と外に出たくなくなってしまったんだ。突然小説を書いちゃったりもしたが、結局誰にも見せなかった。

そしてある時、音楽関係のiPadアプリ開発をしてみようとふと思い立ったんだ。それが紆余曲折して本作になっちまった!自分が音楽業界でやってきた経験と、ある意味真逆のものを作りたいと思った。本作は何もかもが大袈裟で、宇宙人が出てきて、奇妙で、ワケのわからないものでいっぱいだよ。

――本作の特徴を教えてください。

Johnny本作は音楽の使い方が特徴的だと思う。プレイヤーにはギターというものを難しいこと抜きでパワフルに感じて欲しいと思った。俺はいつも例えとしてニルヴァーナの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット(Smells Like Teen Spirit)」を演奏するんだ。複雑じゃないし、パワフルだからだ。まるで山をも動かせるかのように感じちまう。本作をプレイすることで、プレイヤーにはまるでスティーヴ・ヴァイの手がついていて、この世界が自分の手の中にあるような感覚を体験して欲しいと思ったんだ。

――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?

Johnny音楽が大好きな人。2~3時間、何かから逃げたい人。そして、笑顔になりたい人…だな。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Johnny「ビルとテッド」と「地球に落ちて来た男」から少し、「ストップ・メイキング・センス」からも少し、そして「銀河ヒッチハイク・ガイド」からも少しだけ影響を受けているよ。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Johnnyそれほどなかったかな。少し開発に遅れは出たけど、あとは所々のシーンを埋めたり、スペシャルエフェクトを追加したり、声を当てるという段階だったから、問題はなかった。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Johnnyもちろんだ。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Johnny俺たちのゲームを楽しんでもらえると嬉しいな!本作をプレイし、まるでどこか遠くへ冒険に出かけるような体験をしてもらえると嬉しいし、少しでも本作が君にインスピレーションを与えることができれば最高だね。

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

《Chandler》
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