スキルとギミックを駆使してタワー最上階を目指せ!スタイリッシュ戦略ローグライト『Evertried』【配信前プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

スキルとギミックを駆使してタワー最上階を目指せ!スタイリッシュ戦略ローグライト『Evertried』【配信前プレイレポ】

2021年10月21日に配信予定のローグライク要素のあるターン制ストラテジー『Evertried』について、配信前プレイレポをお届けします。

連載・特集 プレイレポート
スキルとギミックを駆使してタワー最上階を目指せ!スタイリッシュ戦略ローグライト『Evertried』【配信前プレイレポ】
  • スキルとギミックを駆使してタワー最上階を目指せ!スタイリッシュ戦略ローグライト『Evertried』【配信前プレイレポ】
  • スキルとギミックを駆使してタワー最上階を目指せ!スタイリッシュ戦略ローグライト『Evertried』【配信前プレイレポ】
  • スキルとギミックを駆使してタワー最上階を目指せ!スタイリッシュ戦略ローグライト『Evertried』【配信前プレイレポ】
  • スキルとギミックを駆使してタワー最上階を目指せ!スタイリッシュ戦略ローグライト『Evertried』【配信前プレイレポ】
  • スキルとギミックを駆使してタワー最上階を目指せ!スタイリッシュ戦略ローグライト『Evertried』【配信前プレイレポ】
  • スキルとギミックを駆使してタワー最上階を目指せ!スタイリッシュ戦略ローグライト『Evertried』【配信前プレイレポ】
  • スキルとギミックを駆使してタワー最上階を目指せ!スタイリッシュ戦略ローグライト『Evertried』【配信前プレイレポ】
  • スキルとギミックを駆使してタワー最上階を目指せ!スタイリッシュ戦略ローグライト『Evertried』【配信前プレイレポ】

多彩なスキルとギミックを駆使してタワー最上階を目指す、ローグライク要素のあるターン制ストラテジー『Evertried』。今回はパブリッシャーよりPC版(Steam)の提供を受けたので、配信前プレイレポをお届けします。

本作はブラジルのインディーデベロッパーLunic Games / Danilo Dominguesが開発し、DANGEN Entertainmentによって、PC(Steam/GOG.com) / PS4 / ニンテンドースイッチ/ Xbox Oneで2021年10月21日に配信予定。DANGEN Entertainmentは『Iconoclasts』や『ロスト・ルーインズ』『ミノリア』など、多数のメトロイドヴァニア系2Dアクションゲームを配信していることでも知られています。取っ付きやすくも尖ったゲームが多い印象ですね。

本作はクォータービューマップのターン制ストラテジーです。5つのエリアに分かれた50階建てのタワーを登っていくのですが、死ねばまた1階からやり直しになります。ローグライク開発者による2008年世界会議「IRDC2008」において、ローグライクの定義付けの1つに「ターン制であり、プレイヤーの後に敵が動く」というがありますが、本作ではこの点をさらに発展・進化させたシステムになっているとのこと。果たしてどんなゲームなのか、早速プレイしていきましょう!

タワー最上階を目指せ!

ゲームを始めると、まずはチュートリアルから。嬉しいことにSteam版も日本語サポートされています。初起動時に英語になっている場合は、オプションから言語を切り替えてください。

大鎌を持っているのが主人公。死んだ戦士の魂で、その価値を証明するために戦わなければなりません。試練に成功すれば来世への入り口を与えられ、失敗すれば他の「何か」に変えられてしまいます。とりあえず移動をしましょう。

本作はターン制ですが、アクションゲームのようなスタイリッシュムーブが可能。ダッシュをすると2マス先まで瞬間移動します(途中にある障害物は無視)。1マスの隙間がある地形も、ダッシュで乗り越えられます。

一般的なローグライクとの違いとして、「フォーカス」というシステムがあります。画面右上にあるのが「フォーカスバー」と呼ばれるもので、敵を倒せば倒すほどレベルが増えていきます。

ただし、フォーカスはターンではなくリアルタイムで少しずつ減少していくので、急いで敵を倒していかなくてはなりません。このフォーカスがあることで、アクションゲームのようなプレイ感覚になっています。

フォーカスレベルが高いと、敵を倒した時に受け取れる「カケラ」(通貨のようなもの)の数が多くなったり、「モディファイア」と呼ばれる特別な力を発動させたりできます(後述)。

以上の説明のみで、いきなり1フロアに投げ出される主人公。敵は3匹ですが、接近すると次のターンで殴られてしまいます。画面左上にある仮面は主人公のライフで、敵から攻撃を受けるたびに砕けていきます。仮面がすべて砕けたらゲームオーバー。

……というわけで、モーキンという敵の攻撃を食らい続け、ゲームオーバーになってしまいました。本作では、いわゆる「足踏み行動」(その場で1ターンを消費する)ができないので、敵が寄ってくるのを待つ戦法が取れません。ダッシュを駆使してターンと距離をコントロールした方が良いですね。

ギミックを駆使せよ!

もう一度挑戦。ランダムマップのようで、先程と配置が違いますね。下に一歩動き、敵のターンが終わったとたん、マップ上にある祭壇のようなオブジェクトが機動。十字方向(赤色のマス)に針のような物が飛び、範囲内にいる敵を勝手に倒してくれました。

本作ではこのようなギミックの説明が登場時に無いので、自分で気付かなくてはなりません。プレイヤー自身の経験値を稼ぐというのも、ローグライク攻略では重要な要素ですね。

敵を殲滅させるとステージクリア。余韻に浸る暇もなく、タイルがせり上がって次の戦場へと送られます。本作は50階建てのタワーなので、このようなステージが50個あるということですね。長旅になりそうです。

次のステージにいたのは、移動後のマスに毒霧のようなものをまき散らす敵。しかしこれもギミックになっていて、敵も霧の中に入るとダメージを受けます。上手く誘導して、殴らずに敵一体を倒しました。

さらにもう一体ですが、クリスタルのカケラのようなものが散らばっているマスに入ると、1ターン動きが止まります。気付きにくいですが、これもギミックのようですね。動きが止まった時に間合いを詰め、最後の1体も撃破!

ショップフロアに到着。ここでは敵を倒して得られた「カケラ」を使って買い物ができます。タワー攻略に必要な「スキル」や、パッシブ効果のある「モディファイア」が販売されていますので、状況に合わせて購入していきましょう。

今回は「マーク」(フロア開始時にランダムに敵をマーク。マークされた敵は2倍のダメージを食らう。ただし別の敵を攻撃すると効果は無くなる)と「ラッキー」(10%の確率で、HP1 で致命的な攻撃から生き残れる)の2つのモディファイアを購入しました。

モディファイアはフォーカスレベルに基づいて動作し、さらに特定のレベルで効果アップの「覚醒」状態になります。例えば「マーク」の覚醒では「ハント」になり、「マークした敵を倒すと、そのマークが他の敵に転送される」という追加効果が得られます。

スキルですが、画面左上の青い玉が必要数貯まった時に使用できます。画面は「コンヴァージ」のスキル。指定した位置から磁気の銛を撃ち、ヒットすると使用者の方向に引き寄せられます。青い玉は移動すると1つずつ貯まります(ただしダッシュ時は貯まらない)。

何度も死んでリトライを繰り返し、ついに10フロアに到着。このステージのボス出現です。しかし普通に殴っただけでは倒せません。一体どうやって撃破すればよいのか、続きはぜひ自身の手でプレイしてみてください。

「気付き」と「プレイヤースキル」が必要な高難度ローグライト

本作は基本操作を教えられただけで、すぐにタワー1階に放り込まれます。ギミックにどういう効果があるのか、敵はどのような攻撃を仕掛けてくるのかなど、プレイしながら自分で気付く必要があります。

特にボス戦は、どうやって倒すかを考えなければなりません。謎解きも本作の楽しみの一つなので、できれば攻略法や事前情報などを見ずに、自分で攻略法を考えるのが良いでしょう。

最初のボス撃破後のステージからはギミックや敵の種類も増えてきますので、スキルやモディファイアを駆使して突破していきましょう。

リアルタイムで敵を連続で倒しフォーカスを貯めるのも、最初は「考える暇が無い」と思っていましたが、慣れてくると案外できるようになります。しっかりプレイヤースキルが育つ作りになっていますね。

ゲームの難度は高めですが、何度もリトライすることでタワー50階の踏破も可能になるかもしれません。展開の速いスタイリッシュなローグライトゲームを遊びたいという方は、ぜひ本作を試してみてください。

製品情報

『Evertried』
開発・販売:Lunic Games / Danilo Domingues、DANGEN Entertainment
対象ハード:PC(Steam/GOG.com) / PS4 / ニンテンドースイッチ/ Xbox One
サポート言語:日本語、英語、中国語など10カ国語

■筆者紹介:渡辺仙州 主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「マイナーゲームTV」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「西遊記」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」「天邪鬼な皇子と唐の黒猫」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。著者Twitter「マイナーゲーム.com」Twitter
《渡辺仙州》

歴史・シミュ・ボドゲ好き 渡辺仙州

主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「マイナーゲームTV」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「西遊記」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」「天邪鬼な皇子と唐の黒猫」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top