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若きホームズの事件描く推理ADV『Sherlock Holmes Chapter One』製品版プレイレポ―オープンワールド世界は探索も観光も魅力抜群!

若き日のホームズと、ジョン・ワトソンではない「ジョン」の物語。間違えた推理でも続いていく推理は緊張感抜群!

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若きホームズの事件描く推理ADV『Sherlock Holmes Chapter One』製品版プレイレポ―オープンワールド世界は探索も観光も魅力抜群!
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Frogwaresは、海外時間2021年11月16日に推理アドベンチャー『Sherlock Holmes Chapter One』をPC/PS5/Xbox Series X|S向けにリリースします。オープンワールドで描かれる地中海の島を舞台に、若き日のシャーロック・ホームズの活躍が描かれます。

若きホームズは島に眠っている母の死の真相を求めるだけでなく、島内で発生するさまざまな事件へと遭遇。事件の結末はプレイヤーの推理や判断に委ねられており、仮に「らしくない」選択肢を選んでもそのまま物語は続いていきます。

本稿では、いよいよ発売が迫った『Sherlock Holmes Chapter One』のプレイレポートをお届け。推理システムなどに関しては、これまで2度お伝えしてきたプレビュー版プレイレポ(第1弾/第2弾)でも説明していますが、今回あらためて紹介していきます。また、推理アドベンチャーのため、物語の真相に触れる内容に関してはほぼ記述していないため御了承ください。

若き日のホームズ&謎の相棒ジョンは魅力抜群!

本作の物語は19世紀、地中海にある島「コルドナ」が舞台。観光で賑わうコルドナは、一方で腐敗した政治や犯罪も横行しています。地域ごとに生活は大きく差があり、島の住民たちも様々な人種や職業が入り混じり、島に対しての思惑を持って生活しています。

ゲームは、この島に眠る母親の墓地を訪れるため、ホームズと本作の相棒「ジョン」が船に乗っているシーンから始まります。このジョンは、お馴染みの相棒である「ジョン・ワトソン」とは異なる“もうひとりのジョン”。ホームズの過去をよく知り、捜査にも同行してくれる、本作で最重要とも言える存在です。

島に到着したホームズは予約していたホテルへ。あいにく部屋の準備がまだ終わっていないということで、ラウンジで休憩することに。ラウンジでは、現在ホテルで降霊会が行われていることや、とある人物との出会いなどいくつかのイベントを体験し、捜査のチュートリアルとして「忘れ物の持ち主探し」を行うことになります。

若き日のホームズは、導入部の会話や事件へのアプローチなど、どこか斜に構えつつも謎に対して敏感で貪欲な姿を見せてくれます。ジョンはホームズの内面まで理解しているような言動や態度で、破天荒で、それでいてシニカルな雰囲気もあり行動を見ているだけでも楽しくなるような人物。この二人の魅力抜群の掛け合いは本作でも要注目のポイントです。

推理・分析・盗み聞きまで!事件解決は情報がすべて

本作の事件捜査パートは手がかりを集め、情報を組み合わせて答えを導き出す方式。手がかりを集めるためには「人から話を聞く」「現場を調べる」などの基本的な行動や、人物や特定のオブジェクトから情報を引き出す「分析」モードがあります。そのほか、人々の立ち話から情報を集める「盗み聞き」、化学物質を検査する分析のミニゲームなども用意されています。

人々から正しい情報を集める際に、ホームズは人々に対して「どの事件のどの項目について尋ねたいのか」をしっかり指定する必要があります。例えば冒頭の忘れ物の持ち主探しでは「忘れ物の情報」を捜査手帳から固定し、忘れ物があった場所の周りにいた人から「その場所に先程までどんな人物がいたのか」を指定して尋ねることができる、といった形式です。こちらから正しいアプローチを行わなければ決して情報は手に入らないのです。

また、メインストーリーに関連する推理クエストでは、手がかりを組み合わせて新たな手がかりを導き出す「記憶の宮殿」と呼ばれるモードも存在。明らかに共通した項目があるものを組みあわせることで、これまで見えてこなかった接点が明らかになるなど、事件を解決するためには必須の項目です。

これらの細かい操作方法や内容については、忘れ物探しと、そこに連なる「最初の事件」でチュートリアルとして一通りプレイ可能。ゲーム内ヘルプ内容もそれなりに充実しているほか、インタラクトできる場所を表示する「集中モード」もあるため、捜査に関する基本的な情報集めに関しては悩むことは少ないと思います。

そして、事件に関するすべての手がかりが集まれば、いよいよ犯人と対峙の時間です。上述のとおり、本作は事件に関する一部の推理内容や結末はプレイヤー自身が決めなくてはいけません。そのため、犯人を間違える可能性もありますし、犯人に対して「告発する」のか「逃がす」のか、重要な選択を迫られることも。プレイヤーの選択は、そのまま事件解決として物語は続いていくので緊張感抜群です。

なお、11月12日にReddit行われたAMAで寄せられた本作のリプレイ性についての質問では、本作がマルチエンディングを採用しているとコメント。ストーリーの核心部分は変わらないので、ストーリー進行はある程度固定されているとしながらも、選択肢によって推理を間違える可能性のある本作は、何度もプレイできるゲームであるとしています。

宝探しや戦闘も!楽しみは推理だけじゃない

本作は推理だけでなく、オープンワールドで描かれた島の探索も楽しみのひとつ。コルドナ島はいくつかのエリアに分かれており、メインストーリー以外の事件や幼少時のホームズの記憶をたどるクエストなど、さまざまなイベントが隠されています。

ストーリーで戦闘のチュートリアルを受けたあとは、「盗賊の隠れ家」と呼ばれる戦闘クエストもプレイ可能に。次々と襲いかかってくる敵を無力化して逮捕することで報酬を得ることが可能です。なお、戦闘は敵が多く、慣れないと少し難しい要素ですがオプションで難易度設定も可能。アクションが苦手な方でもプレイには問題ありません。

そのほか、ストーリーを少し進めるとアンロックされる買い物要素も登場。イベントなどで獲得できるお金を使用し、島内にある衣装屋で服やメイクなどを購入できます。原作でもあるように、本作のホームズも変装が得意で、衣装を変えることで島の人々に与える印象を大きく変えることができます。

また、絵画商や骨董商からは、とある場所に置くための「家具」などを購入できるようになります。これらの家具を集めることで解放されていく要素もあるため、なるべく島内を散策してクエストなどを発見してお金を稼ぐことも大切です。また、大きな事件を解決した後は新聞を買うことで、事件の顛末を知ることも。

コルドナは観光地人気も高いだけあり、島のいたる所に教会などの建物や遺跡、風光明媚な自然スポットなど多くの場所が用意されています。島をゆったりと観光しながら探索することで、クエストやイベント、ファストトラベルできる場所も見つかります。ストーリーに時間制限はないため、ぜひとも観光を含めて島を巡ってみましょう。分析モードで人々の情報を見て歩くだけでも楽しいですよ。


ここまで紹介してきた『Sherlock Holmes Chapter One』。これまでも数多くの高評価アドベンチャーを手がけてきたFrogwares作品ということもあり、ゲームデザインやストーリーなど多くの面でとても安定感抜群です。推理パートは必要な情報や手順もかなり多いのですが、親切なヘルプやUIで「やるべきこと」を絶妙なヒントで提示してくれます。過去プレビュー版では日本語が分かりづらい・翻訳されていない場所もあったのですが、製品版では違和感なく内容を理解できます。

ストーリーとともに解放されていく探索などの要素も豊富です。ホームズとジョンだけでなく、兄・マイクロフトを含めた過去の思い出など気になるストーリーも多く、だんだんプレイヤーが「ひとつの確信」を持っていくような構成で、プレイすればするほど魅力が増していきます。

『Sherlock Holmes Chapter One』は、PC(Steam/GOG.com/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けにデジタルで11月16日リリース予定。PS4/Xbox One版は少し遅れて年内のリリースを予定しています。また、新たなクエストや物語が追加されるシーズンパスとセットの「デジタルデラックスエディション」も予約受付中です。


《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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