先日CD PROJEKT REDは『ウィッチャー』シリーズの新作を開発中であると発表しましたが、同時に公開されたティザーイメージから、ファンたちは同作の登場人物「シリ」が主人公ではないかと考察しています。
新作開発が発表された際、シリーズディレクターのMarcin Momot氏は「ついにこのことを言える!」とティザーイメージと共にツイート。そしてリプ欄では、ファンたちが新作のストーリーについて各々考察を展開していました。その中でMomot氏は、“イメージ中のメダルは「山猫(Lynx)」ではないか”と提唱するファンに対し、“うんうん”と頷くGIF動画をもって肯定しています。
『ウィッチャー』シリーズにおいてメダルは特殊な意味合いを持っており、何より「山猫」であったことがファンの中で話題を呼ぶこととなりました。まず、シリーズでメダルは化け物退治の専門家「ウィッチャー」の流派を示すものとして扱われています。例えば、主人公の「ゲラルト」は狼流派に所属しており、『ウィッチャー3ワイルドハント(ウィッチャー3)』作中では他流派のウィッチャーに出会ったり、その装備を入手できたりしました。
しかし、ここで問題となるのは「山猫」流派がゲームや原作の書籍で言及されていないことです。現在、ファンによる二次創作でのみ山猫流派の存在が確認されており、こちらでは原作ゲームにおいてルート次第で変化する部分が設定の根幹にあることから、CD PROJEKT REDが公式にファン作品を採用した可能性は低いと言えます。
一方で、このヒントを頼りにゲラルトの娘とも言える少女「シリ」が主人公になるのではないかと推測するファンも登場しました。シリはシリーズでキーパーソンとして扱われており、『ウィッチャー3』ではサブ主人公的立場でプレイアブルにもなったキャラクターです。
彼女はゲラルトと同じく狼流派のメダルをかけていますが、腰には猫流派のメダルも付けています。ティザーイメージのメダルは『ウィッチャー3』の猫流派のものとはデザインが違うものの、“猫繋がり”でシリが主人公に昇格するかもしれません。
またグローバルPRディレクターのRadek Grabowski氏は、新作は『The Witcher 4』でないことを明かしており、外伝的立ち位置の作品になる可能性も考えられます。