
Game*Sparkで日々紹介される採れたての注目Steamインディーゲームたち。
その中で、このゲームあのゲームの内容が知りたい、そう思う方は少なくないのではないでしょうか?そこで、そんなゲームの中から1本をピックアップして紹介するのがこの企画「しぼりたて!特選Steamプレイレポ」。実際の内容をスッキリスピーディにお届けしたいと思います。こってりなプレイレポ類が見たいなら爆速プレイレポもお忘れなく。
今回取り上げるのは、「多種多様なゾンビの大群」「難攻不落な要塞建築」「キャラクターの成長要素」などが魅力のタワーディフェンスFPS『Blood And Zombies』です。
『Blood And Zombies』とは?
世界にはゾンビウイルスが蔓延し、人類は絶滅の危機に瀕している……。本作は、そんな世界でゾンビたちに対抗すべく、世界各地で武器を手に取り、拠点を築き、終わりのない戦いを繰り返し、かつての美しい地球を取り戻していきます。

ゲームシステムは一人称視点のシンプルなタワーディフェンス。最大4人までのメンバーで罠や柵、ブロックなどを利用して拠点を築き上げ、大量のゾンビを撃退していきます。開発はWild Monkeyが担当し、Freedom Gamesによって2021年10月19日にSteamにて早期アクセスを開始。その後、2022年7月27日に正式リリースされました。某ゾンビFPSに世界観やUIが似ている本作ですが、果たして面白いのか?早速その内容と魅力のポイントを見ていきましょう!
ステキポインツその1!「多種多様なゾンビの大群」
まずは、本作の顔とも言えるゾンビたちを紹介しましょう。皆さんはゾンビと言えばどのようなものを想像しますか?ボロボロな服を身にまとい、血肉を求めてさまよい続ける……そんな姿を想像するはずです。本作には、そんな一般的なゾンビはもちろん、個性豊かなゾンビたちが50種類以上実装されています。


そして何よりも普通のゾンビゲームと違う点は、ゾンビが武器を持って襲ってくること。鎌や鉈などの近接武器から、アサルトライフルや火炎放射器、ミニガンまで最早なんでもあり。


見た目も多様なバリエーションが用意されているので、1体1体に個性があって面白いです。後半になるほど強いゾンビが登場し、中でも特殊部隊のような連中は非常に厄介でした……。

ステキポインツその2!「難攻不落な要塞建築」
そんな厄介なゾンビたちから身を守るためには強固な防衛拠点が必要不可欠です。ウェーブ1開始直後はハンドガン1丁しか持っていませんが、ゾンビを倒すほどお金を入手できます。そのお金を使えば好きなときに銃や近接武器、アーマーなどの装備を購入したり、フェンスやブロックなどの拠点制作に欠かせない建材を設置できたりします。



各種ブロックはグリッド表示に対応しており、ある程度立派な建築が可能。もちろん、ゾンビはプレイヤーまで辿り着けないと見るや建築した壁やブロックなどを壊そうとしてくるので、そんなときは防衛用の自動兵器が役立ちます。


ウェーブが進むにつれ、到底プレイヤーの手だけでは対処しきれないほどのゾンビが襲来するので、自動砲台や電気フェンス、地雷などを設置して難攻不落な要塞を築き上げましょう。




ステキポインツその3!「キャラクターの成長要素」
本作には4人のヒーローキャラクターが実装されており、それぞれが固有のスキルツリーとレベルを持っています。ゾンビを倒すほど経験値を獲得し、レベルが上がるとスキルポイントを獲得。メインメニューにて、そのスキルポイントを振り分けることができます。



また、レベルが一定以上に到達すると新たなマップに挑戦できるようになります。日本マップをはじめ、ニューヨークや香港、巨大な駐車場、サイレントホラーなる気になるマップも……。




実際に遊んでみたところ、思ったより難易度が高いと感じました。敵の数と火力に押される場面が多く、FPSとしてのプレイヤーの腕前よりも、どこに拠点を築くか、何を置くかといった建築センスが問われます。
ゲームはシンプルな内容だからこそ、もうひと工夫欲しくなってしまいます。決してつまらなくはありませんが、値段相応の面白さといったところです。しかし、本作の醍醐味はマルチプレイにあります。フレンドを誘ってのプレイはもちろん、世界中の見知らぬプレイヤーの戦場に飛び入り参加することもでき、協力してゾンビの大群を捌き切った時の快感はひとしおです。
どちらかと言えば攻めより受けだ、建築が好きだというプレイヤーにはぴったりなゲームになっているので、是非遊んでみてはいかがでしょうか。