1950年代アメリカ舞台の街づくりSLG『City Block Builder』魅力は伝わるが、早期アクセスとしてもコンテンツ不足のリリースは否めない【爆速プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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1950年代アメリカ舞台の街づくりSLG『City Block Builder』魅力は伝わるが、早期アクセスとしてもコンテンツ不足のリリースは否めない【爆速プレイレポ】

舞台は1950年代のアメリカ。華やかな時代でビジネスを成功させよう!

連載・特集 プレイレポート
1950年代アメリカ舞台の街づくりSLG『City Block Builder』魅力は伝わるが、早期アクセスとしてもコンテンツ不足のリリースは否めない【爆速プレイレポ】
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は2022年8月17日にTentworks Interactiveより、PC(Steam)向けに早期アクセスでリリースされた『City Block Builder』について生の内容をお届けしたいと思います。

『City Block Builder』 とは

1950年代のアメリカ・ロサンゼルスを舞台にした街づくり・管理シミュレーションゲーム。プレイヤーはビジネス経営者となり、アメリカンドリームの始まりを告げる華やかな時代でさまざまな店舗を経営していきます。

リリース中のSteam早期アクセスでは、サンドボックスモードでのレストラン経営を楽しむことが可能。店舗の土地の広さや家具の配置、人材の雇用、レストランならばメニューの選択など、多くの要素を自由に決められます。

製品版では映画館、ボーリング場、ショップ、ニュース スタンド、ドライブイン、ジャズクラブなど多くの店舗を複数経営できるようになります。また、退役軍人がビジネス王を目指すストーリーモードや、さまざまなシナリオモードが追加されていく予定です。

起動すると広大な空き地を前にいきなりゲームは始まります。さっそくレストラン経営をはじめてみましょう。

『City Block Builder』の実内容に迫る!

レストラン経営を始める前に、まずはゲーム内の技術ツリーから“The People Must Eat”をアンロックします。この技術はレストラン経営に関するツリーを解放するもので、ツリーは経営・料理メニュー・技術(施設)面の3つの系統に分かれていくようです。

ちなみに早期アクセス版では、最初のツリーをアンロックすることでミッション報酬として報酬20,000ドルを獲得できます。サンドボックスモードなのでお試しに多めの経営資金を与えられているのでしょうが、非常に余裕を持ってレストラン建設が可能なありがたい額です。

その後はチュートリアル代わりとなるミッションに従って、レストランの食道・キッチン・トイレ・ロビーなどを作ります。本作は建設画面から、それぞれの役目を持つゾーンを指定して部屋単位で建築していく方式です。部屋を作り、ドアで接続することでようやく「ひとつの建築物」として成立するのです。

また、それぞれの部屋を成立させるためには必須となる設備やサービスを設置する必要があります。例えば食堂であればテーブルと椅子、キッチンからの配膳口、レストランのメニューとウエイターが必要です。

必要なものはアイコンで警告されるため、ここで迷うことはないと思います。また、建設メニューの家具配置画面では「それぞれの部屋ごとに使えるもの」がカテゴリー分けされています。お気に入り設定もできるため、今後経営できる店舗の種類が増えたときに効果を発揮しそうです。

さあ、部屋を設定したら次はサービス面を設定しましょう。

お客様のことを考えた店作りを!

レストランの経営画面では「提供する料理の種類(メイン・サブ)」「営業時間」などの基本設定を変更できます(営業成績やスタッフ管理は実装予定)。最初はアメリカンメニュー6種類から4種類までしか置くことができないので、好きな料理を採用しましょう。

ウエイター・シェフ・支配人・メンテナンスなど経営メンバーを揃え、店の準備がついに完成。いよいよレストランオープンです!道を歩いていた人々が次々と入店し、順調なスタートを切っているようですが……ちょっとお客さん入ってきすぎじゃないですか、ロビーが溢れてますよ。もしかしてこの街、他にレストランが無かったの?

幸い多くのソファーを用意していたこともあり(?)、ロビーに詰まっているお客さんは特に怒ることもありません。行列を完全に無視していきなり席に座っているお客さんもいますが、喧嘩などは起こっていないので良しとしましょう。多分予約の人ですね。

10人のお客さんを満足させるミッションをこなすと報酬で研究ポイントが入手できます。これでデコレーション技術をアンロックすることで、植木鉢や水飲み場などを置けるようになります。だんだんサービスが充実していくのは、こういった経営ゲームの一番楽しい部分ですね。

ちなみに、しばらくゲームを続けていたら突如使い切れないほどの研究ポイントを獲得できました。しかし悲しいかな、これ幸いとアジア料理部門をアンロックしたのですが、料理レシピがまとめて消えてやり直すという事態に……。

2店舗同時経営も!近いな。

今後に期待は持てるが今はコンテンツ不足が否めない

最初に紹介した通り、本作はまだSteam早期アクセス版でリリースされています。その上でバージョンが0.01で、まだまだゲームの開発は開始同然の状況と言えるでしょう。ゲームのほとんどの要素やオプション設定などは現在は未実装のため、遊べることは遊べますが、経営に関する自由度はほぼありません。

また、先程紹介した「メニューが消える」以外にも、プレイしていてさまざまな不具合にも遭遇しました。「一度雇った店員を解雇しても人数上限が戻らない(店が運営できなくなります)」「メニューウィンドウが消えない」「やり直すとミッションが始めからになる」「メインメニューに戻るボタンに意味がない」などの現象は、しっかりと報告しておきます。

一番面白かった怪現象は「シェフが一品メニューを作るたびになぜか店を出て行く」というもの。どうやらレストラン内に謎の障害物判定が生まれ、シェフにとっての最短の道が散歩することになっていたようです。店の設備を見直したことで無事に放浪シェフ問題は解決しましたが、面白かったのであのままでも良かったかもしれませんね。店は料理待ちで大混雑でしたが。

どこ行くんだシェフ!
大人数をワンオペでこなすのに疲れたか……。

もちろんゲームとして悪いところばかりではなく、自分だけの店を作って稼ぐという、経営シミュレーションとしての楽しさの基本は最低限抑えています。まだまだ未実装の部分も多いですが、確認できるテキストを見る限り経営面での自由度も今後の更新で広がっていきそうです。

1950年代のアメリカをイメージしたという本作。ゲーム内のBGMがラジオで3つのステーションで選べるのですが、いずれも雰囲気のいいものばかりです。次回アップデートで実装予定の映画館で、さらに雰囲気のいい世界観を作り出すことに期待したいと思います。

画像はストアページより。今後が楽しみです。

ここまで紹介してきた『City Block Builder』。比較的自由度の高い建築とオーソドックスな経営要素、自分の好きな方向性の経営ができる研究ツリーなど、経営シミュレーションとして楽しむための要素は揃っています。ただし、早期アクセスということもあり、まだまだゲームとして本格的に楽しむためにはコンテンツが少なすぎます。

筆者はバグによるやり直しを含め、本作を8回ほど最初からプレイしました。店作りは遊ぶたびに自分なりに洗練されていくのが楽しく、少しずつお客さんの動線なども理解してきたと思います(一方で挙動がまるっきり不明なパターンもありましたが……)。個人的にはゲームの感触は嫌いではありませんが、まだまだおすすめはしづらい印象です。

ここから始まるビジネス王への道は魅力満点。

面白さとしては間違いないジャンルの、間違いない要素を詰め込んでいる本作だからこそ、コンテンツの充実なくして今後も評価されていくのは難しいかも知れません。製品版に向けて多くの業種やキャラクター(現時点では顔もない)の追加、MOD対応なども予定しているということで、定期的な更新があれば引き続きチェックしていきたいと思います。積極的なフィードバックも行っていきたいところです。

『City Block Builder』はPC(Steam)向けに早期アクセスで配信中です。

タイトル:『City Block Builder』

対応機種:PC(Steam)

記事におけるプレイ機種:PC(Steam)

発売日:2022年8月17日

記事執筆時の著者プレイ時間:3時間

価格:2,050円


《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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