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これぞ原点回帰!ウクライナ発の基本無料FPS『Shatterline』シンプルな箱庭戦場を己の腕と銃だけで制圧しろ!【爆レポ】

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これぞ原点回帰!ウクライナ発の基本無料FPS『Shatterline』シンプルな箱庭戦場を己の腕と銃だけで制圧しろ!【爆レポ】
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ここ最近のインディーデベロッパーの活躍には、目を見張るものがありますが、ついに本格的なFPS業界にもその波が押し寄せています。これまで『コール オブ デューティ』や『バトルフィールド』といった大手シリーズの独壇場となっていましたが、はたして、変化の一石を投じることに繋がるのでしょうか。

今回は、日本時間9月9日からSteam早期アクセスを開始したFrag Lab Studio開発の無料スポーツ系FPS『Shatterline』をプレイして気になる内容を紹介していきます。

Shatterline』とは

本作を開発したFrag Lab Studioはウクライナのキーウ(ロシア語表記:キエフ)を拠点とし、経験豊富な開発者を抱え、次世代のAAA無料FPSを作り上げることを目標に掲げる野心的なゲームスタジオです。

満を持して早期アクセスが解禁された本作には、ローグライク形式のCo-opを筆頭に、チームデスマッチやコンクエストなどのPvPモードも用意されています。固有の能力が備わった8人のキャラクターと、25種類の多様な武器を組み合わせ、昔ながらのシンプルでハイテンポな銃撃戦が楽しめる作品です。

純粋な撃ち合いによる駆け引き、スライディングも駆使するハイスピードな展開、UIの構成も含めて『コール オブ デューティ ブラックオプス 4』を想起させます。

また、今回の早期アクセスにあたって、オーストラリア(シドニー)と日本(東京)にサーバーが設置されました。以前のプレイテストにおいて、ラグなどの問題に悩まされたという方は、この機会にぜひ再開してみましょう。

快適なプレイをお楽しみください。

冒頭からせっかちな幕開け

ゲームを起動すると同時にチュートリアルが開始され、これといった説明もないまま、いきなり戦場に放り込まれます。

国内サーバーの開設やSteamの説明文が訳されていたのもあり、本作の日本語対応も期待されていましたが、残念ながら現時点ではサポートされていません。操作はFPSタイトルとして基本的な形に整えられているので、画面に表示されるマーカーを追っていけば、進行に支障はないと思います。

ゲーム中はポーズが効きませんが、ある程度の敵を退けるとストーリー上の演出によって周りが静止するので、この隙に感度などの調整を済ませましょう。

いまのところ、本作の他機種への展開は不明ですが、コンシューマ派の筆者には嬉しいパッド操作に対応しています。感触としてはアシストがかなり強いうえ、オンオフの切り替えもなく、自力でエイムを合わせる方には煩わしく思えるかもしれません。

チュートリアルでは敵との戦闘を通じて、移動や射撃、各種アクションなどの基本操作を体得します。結晶化した人型のクリーチャーや敵対勢力の兵士が出現しますが、数頼みの雑兵に近い相手なので、ささっと倒してしまいましょう。

ここからが本番!オンラインマルチプレイ

基本を学んだら、さっそくマルチプレイに突入。本作には、お馴染みのPvPモードの他に協力して攻略するCo-opモードもあり、より激しい展開でゲームを楽しみながら練習することができます。

しかし、やはりFPSといえば、見知らぬプレイヤーたちと競い合う対戦が醍醐味。筆者も専門はFPSということで人並みに経験はありますし、初日に遅れを取るのはゲーマーの恥と胸に刻み、リハビリもそこそこに対人戦へ殴り込んできました。

いろいろ似ている。マッチ終了のキルカムも完備。

前回のプレイテスト時点で何種類かモードが用意されていましたが、ゲーム開始すぐの筆者が選べたのは、キル数を競う「チームデスマッチ」とワゴンを護衛する「エスコート」の2つだけ。ありふれたルールですが、バトロワばかりプレイしていた筆者には、むしろ懐かしくて新鮮なものがあります。

マッチングが成功して試合に参加すると、オペレーティブと呼ばれる8人の中から、自分が使いたいキャラクターを選びます。これに関しては早い者勝ちで、誰かが先に取ったものは選択できず、往々にして余り物を押し付けられることになりました。

「MALVA」回復特化のオペレーティブ。割と強い護衛ドローンも展開できる。
「ORBIT」前線役。ウルトで自分を硬質化できるほか、偵察ドローンも所持。

人気があるのは、白人の女性で映えるロールのキャラクターというのも、だいたい他のゲームと同じです。

今回は褐色美女の狙撃手がそれにあたりますが、本作のシステム上、かなり重要な役回りになっています。そういった特性をきちんと理解したプレイヤーが使えば、効果が何倍にも増してチームに還元されますが、初心者が見た目で選んだりすると悲惨です。そこらへんは祈りましょう。

「BRISA」例の人気がある美女。特定のハイライトされた壁を登れる。
リコン系のキャラが登れる壁。本作の高所は強ポジなので勝敗に直結する。
箱を踏み台にして登ることもできる。遮蔽物を蹴飛ばせるのが本作の特徴。

良くも悪くもオーソドックスなFPS

本作のようなリアリティよりもゲーム性が勝るスポーツ系FPSでは、ボリュームよりも操作性や快適性、繊細で緻密な微調整の良し悪しが重要視されます。スピード感は遅すぎず早すぎず、体力的には硬すぎず軟らかすぎず、そして気持ち良く敵を撃ち殺せるか否かに懸かっているのです。

その点、本作は間違いなく完成度の高い部類であり、実際にマルチプレイまで行ってみて違和感を感じることはありませんでした。移動やスライディングは簡単かつ軽快で、狙って撃てば弾も綺麗に当たってくれますし、銃の威力とキャラクターの耐久力も上手い具合に釣り合いが取れています。

標準でオートランが設定されている。スライディングもワンタッチで可能。

この手の作品では、積極的に突撃するプレイヤーも多いのですが、筆者のような老兵はキルレートという世間体が気になってついていけません。デコイとして潔く散るのは血の気の多い若者に任せ、倒れた味方の蘇生や回復、こっそり脇道から側背に回って奇襲といったバトロワ仕込みの堅実プレイでスコアを稼いでいました。

本作は走ったり大きな音を出すと、ミニマップにくっきり残る仕様なので、せっかちな敵の背後を刺すだけでも一方的な立ち回りができます。敵を倒す熱意も結構ですが、勝つためには、少ないデスでより多くのキルを取る基本も忘れないようにしましょう

目の前で味方が倒れていたら蘇生してあげよう。大事なことです。

試合を重ねるごとに経験値やポイントが貯まり、キャラクタースキンなどがランダムでもらえます。武器も使うほど多くの経験値が入り、アタッチメントのアンロック、最終的にティアが上昇してより強力な武器が解放されていく仕組みです。

同じく、キャラクターにも個別の熟練度があり、プレイするほど経験値によって能力が解放されていきます。すべてを試すことはできませんでしたが、奥深い要素もあり、今後のアップデートで本作がどう変わるのか注目です。


すでに、SNSなどでも話題となっている本作ですが、インディーゲームの枠を飛び越えて特筆に値する作品です。基本無料という看板を差し置いても、次世代のFPSを作るという開発陣の意気込みは伊達ではなく、大手タイトルにも劣らないクオリティでした。

ただ、本作は乗り物キルストリークといった派手な要素はなく、正真正銘に銃撃戦を楽しむ部分に絞って注力されています

大手のFPSタイトルで育った筆者としては、たしかに古風な面白さが本作にはあれど、なんだか物足りない。空からプレデターミサイルが降ってきたり、イヌがワンワン吠えて現れたり、そういう戦場の雰囲気が好きだったんだなと思い出しました。

『Shatterline』は、Steamにて無料で配信中。正式リリースは、2023年2月10日を予定しています。

タイトル:Shatterline
対応機種:筆者がプレイした機種:PC(Steam)
発売日:2023年2月10日
記事執筆時の著者プレイ時間:4時間
価格:無料


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《りおちゃんこ鍋》

ニート10年ゲーム20年の大元帥 りおちゃんこ鍋

一般曹候補として徴兵されて1か月で脱柵後、ラノベ作家を目指すという名目でママの年金を喰い潰し、1秒も働かずに35万のPCを購入。若干8才で『パーフェクトダーク』をクリアし、『コール オブ デューティー モダン・ウォーフェア2』『レインボーシックス シージ』『Apex Legends』など、戦場を渡り歩く根っからのFPS畑。強さだけが全てという当時の業界に感化され、クソゲーとヌルゲーマーを許さない。現在は、エロゲソムリエを自称し、単身DLsiteにて潜入捜査中。好きなバイオは「アウトブレイク」、嫌いなエロゲは「紙芝居」。

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