青銅時代を舞台にしたハイペース4X『Ozymandias: Bronze Age Empire Sim』の魅力に迫る!【デジボで遊ぼ!】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

青銅時代を舞台にしたハイペース4X『Ozymandias: Bronze Age Empire Sim』の魅力に迫る!【デジボで遊ぼ!】

今回は、青銅時代を舞台にした、スピーティーな展開の4X戦略ゲーム『Ozymandias: Bronze Age Empire Sim』をお届けします。

連載・特集 プレイレポート
青銅時代を舞台にしたハイペース4X『Ozymandias: Bronze Age Empire Sim』の魅力に迫る!【デジボで遊ぼ!】
  • 青銅時代を舞台にしたハイペース4X『Ozymandias: Bronze Age Empire Sim』の魅力に迫る!【デジボで遊ぼ!】
  • 青銅時代を舞台にしたハイペース4X『Ozymandias: Bronze Age Empire Sim』の魅力に迫る!【デジボで遊ぼ!】
  • 青銅時代を舞台にしたハイペース4X『Ozymandias: Bronze Age Empire Sim』の魅力に迫る!【デジボで遊ぼ!】
  • 青銅時代を舞台にしたハイペース4X『Ozymandias: Bronze Age Empire Sim』の魅力に迫る!【デジボで遊ぼ!】
  • 青銅時代を舞台にしたハイペース4X『Ozymandias: Bronze Age Empire Sim』の魅力に迫る!【デジボで遊ぼ!】
  • 青銅時代を舞台にしたハイペース4X『Ozymandias: Bronze Age Empire Sim』の魅力に迫る!【デジボで遊ぼ!】
  • 青銅時代を舞台にしたハイペース4X『Ozymandias: Bronze Age Empire Sim』の魅力に迫る!【デジボで遊ぼ!】
  • 青銅時代を舞台にしたハイペース4X『Ozymandias: Bronze Age Empire Sim』の魅力に迫る!【デジボで遊ぼ!】

デジボで遊ぼ!」ではボードゲーム要素やカードゲーム要素、テーブルトークRPG(TRPG)要素のある魅力のデジタルボードゲームを特集。今回は、青銅時代を舞台にした、スピーティーな展開の4X戦略ゲーム『Ozymandias: Bronze Age Empire Sim』をお届けします。

本作はThe Secret Games Companyが開発し、Goblinz Publishing, IndieArkによって2022年10月11日にSteamで配信されました。Goblinz Publishingは戦略RPG『ヒーローズアワー』や、ダンジョンマスターとなって勇者を返り討ちにする『Legend of Keepers』、「爆速プレイレポ」で取り上げた戦わないローグライト『As Far As The Eye』など、一味違う作品を多く扱っていることでも知られています。

本作は『シヴィライゼーション』シリーズのような、いわゆる4X(探検・拡張・開発・殲滅)ゲームです。ただ4Xゲームは、ルールが複雑であったり、プレイ時間が掛かり過ぎたりといった問題があります。

本作ではそれら欠点をカバーし、細かい戦術よりも戦略を重視。少ない操作で手軽に遊べる4Xゲームに仕上げたとのことです。果たしてどんなゲームになったのか、早速プレイしていきましょう!

領土を拡大しよう!

本作は「シングルプレイ」「マルチプレイ」以外に、ゲームマニュアルに当たる「遊び方」、チュートリアルの「ショートストーリー」が選べます。「ショートストーリー」プレイ前に「遊び方」をざっと読んでおくと、ルールが把握しやすくなるでしょう。

ショートストーリー」では、本作の4つの資源である「食糧」「知識」「資産」「武力」の使い方について学べます。4Xゲームは資源が多くて煩雑になりがちですが、本作は4種類にまとめ、軍事力すらも「武力」という資源で表現しているのがユニークですね。まずは「食糧」から見ていきましょう。

「ショートストーリー」のガイド役は、「イラク建国の母」として知られるガートルード・ベル。ヴィクトリア朝時代のイギリスの女性考古学者であり、2度に渡って世界一周を果たし、旅行記も執筆していました(日本も訪れています)。登山家としても知られ、アラビア語・ドイツ語・フランス語など7カ国語ほどを使いこなし、馬術も極めていたという、文武両道の女性。第一次世界大戦時は情報員としてイギリスの帝国政策を陰で支え、「アラビアのロレンス」ことトーマス・エドワード・ロレンスとともに、オスマン帝国に対するアラブ反乱に大きく貢献しました。

ゲームタイトルの「オジマンディアス」は、古代エジプトのファラオ「ラムセス2世」の即位名をギリシア語読みしたものです。人気モバイルゲーム『Fate/GrandOrder』などにも登場するので、日本での知名度も高くなっているとは思います。

今回は、ラムセス2世の統治していた地域のマップでプレイ。支配領域の周囲に旗が立っていますが、これらは「食糧」(画面右のタブ。現在15)を消費することにより購入可能。購入コストは地形や都市からの距離によって変わります。できることが無くなれば、画面右下の砂時計をクリックしてターンを進めましょう。

都市から離れれば離れるほど、土地購入コストは上がっていきます。対策としては、都市を新しく建設することです(土地購入よりコストは高額)。土地の購入と新都市建設を繰り返し、領土を広げていきましょう。

次にゲームのゴールである「偉業」として、「ピラミッド」建設のミッションを行います。人口を10に増やさなければなりません。人口は都市の数やレベルで決まります。食糧コストを支払うことで、都市をレベルアップ可能。都市を増やすなり、レベルアップさせるなりして、人口を増やしていきましょう。

都市をいくつか増やしたことで人口が10になり、ピラミッドが完成!これでミッションクリアです。ゲームの勝敗は、指定数の「偉業」を先に達成したプレイヤーの勝ちになります。今回の資源は「食糧」だけでしたが、次は「知識」が加わります。

国を発展させよう!

次のシナリオでは、「知識」タブが追加されました。ここでは「知識」を消費して、土地取得コストを下げたり、資源の産出量を増やしたりできます。本作では8種類の地形があり、それぞれアップグレードコストが異なります。都市の西側にある「丘陵」からは「知識」が産出されるので、まずは「丘陵」の取得コストを下げましょう。

ゲーム中、「チャンスカード」を貰えることがあります。2択なので、今回は無償の土地(森林)をゲットできる「逞しい開拓者」を選択。カードは任意のタイミングで発動できるものや、発動条件の必要なものがあります。またストックできるのは3枚までです。

3つ目のシナリオは「資産」の使い方です。他の4Xゲームで言うところの「通貨」に当たり、「歩兵隊」や「艦隊」を購入するのに使用します。また「食糧」「知識」に「資産」を割り振って、ターン毎に獲得量を増やすことも可能。

ちなみに、それぞれの資源は毎ターン、無駄になってしまう「浪費」があります。「資産」を使って、浪費量を減らす改善を行えます。

「資産」で歩兵隊を購入。部隊の移動には「食糧」を消費します(地形や距離で消費量が変化)。相手がどんどん拡張してきますので、侵略されないよう歩兵隊を国境付近まで移動させましょう。ただ本作は、ユニットをぶつけて戦うわけではなく、地形ごとの「武力」を比較して占領を行います(後述)。

勝利条件ですが、前述したように敵を滅ぼす必要はなく、指定数の「偉業」を成し遂げれば勝ちです。今回は4つの偉業の内、2つを達成できれば勝利。状況を見て、達成のしやすいものを選びましょう。現状だと、歩兵隊と艦隊合わせて3個以上保持する「コロッサス」、「資産」200以上の「空中庭園」が達成しやすそうです。

敵の領土拡大よりも早く、「コロッサス」と「空中庭園」の条件を満たして勝利!あくまで「勝利条件を満たすこと」が重要なので、勝てる状況になったら必要以外のことはせずに、一直線に勝利を目指すのが良いでしょう。いかに無駄な行動を無くすかが勝敗を分けます。

富国強兵を目指して

4つ目のシナリオでは、「武力」の運用方法について学びます。「知識」タブの一番右の列に、各地形で「武力」を増加させられるようになりました。ただし地形の「武力」を上げるたびに、他の地形のコストが加速度的に上がっていきます。マップを見て、適切な地形に特化していくのが良いでしょう。

自領土の「武力」分布(画像下部の黒い領域)。本作の戦闘は、ユニット同士が直接ぶつかり合うわけではありません。技術や都市・部隊からの距離によって、各地形の「武力」が決まります。自領土外の地形の「武力」が、隣接する敵領地の「武力」を超えると、自動的に占領状態になります。そのため、部隊を敵領土に隣接する位置に移動させ、地形の「武力」を上げる必要があります。

北西のミケーネ(黄色の領域)が、自領土に隣接したので、艦隊を向かわせました。敵は艦隊を持っていませんので、地形の「武力」は1しかありません。こちらは地形と艦隊を足して2ありますので、ターン経過とともに敵地形を占領できます。

4つの陣営が入り乱れての戦いになってきました。地形ごとの「武力」の影響も複雑化してきていますね。とにかく部隊を作って前線に送り込み、地形の「武力」を上げていかなくてはなりません。取って取られての陣取り合戦になってきました。

敵の領土拡大が早く、旗色が悪くなってきました。しかし本作の目的は戦争で勝つことではなく、指定数の「偉業」を果たすこと。今回は3つです。「コロッサス」は達成したので、あとは達成しやすい「ピラミッド」と「空中庭園」でいきましょう。

アッシリアと同着で1位!結構ギリギリでした。指定数の「偉業」を達成しさえすればいいので、場合によっては犠牲を払ってゴールを目指してしまった方が良いでしょう。

シングルプレイでは「インダス川流域」「ガンジス平原」「中国大陸」など、実際の歴史を元にしたマップと国々が用意されています。自分の興味のある地域でプレイするのが良いかと。果たして勝ち残ることができるのか、続きはぜひ自身の手でプレイしてみてください。

短時間で楽しめるハイペース4Xゲーム

本作は技術発展や軍事力といった要素をコンパクトにまとめ、短時間でサクッと楽しめる作品に作り上げています。特に戦争においては、ユニット同士がぶつかり合うのでは無く、国家の軍事力を地形ごとの「武力」という形で抽象化しているのはユニークな点ですね。

本作のマルチプレイですが、まだリリースされたばかりということもあり、野良でもそこそこマッチングします。人数が多いと待ち時間も増えるので、プレイ人数は3~4人ぐらいが丁度いいかなと感じました。ボードゲーム感覚で遊べる4Xゲームを求めている方は、ぜひ本作を試してみてください。

製品情報

『Ozymandias: Bronze Age Empire Sim』
開発・販売:The Secret Games Company、Goblinz Publishing、IndieArk
対象OS:Windows、macOS
リリース日::2022年10月11日
通常価格:1,520円
サポート言語:日本語、英語、フランス語など9カ国語
ストアページ:https://store.steampowered.com/app/1768280/Ozymandias_Bronze_Age_Empire_Sim/
《渡辺仙州》
渡辺仙州

歴史・シミュ・ボドゲ好き 渡辺仙州

主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「マイナーゲームTV」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「西遊記」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」「天邪鬼な皇子と唐の黒猫」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top