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不老長寿を求めて!仙人育成オープンワールドRPG『覓長生』【中華ゲーム見聞録】

「中華ゲーム見聞録」第114回目は、不老長寿を求めて修行を行う、独特な戦闘システムの仙人育成オープンワールドRPG『覓長生』をお届けします。

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不老長寿を求めて!仙人育成オープンワールドRPG『覓長生』【中華ゲーム見聞録】
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中華ゲーム見聞録」第114回目は、不老長寿を求めて修行を行う、独特な戦闘システムの仙人育成オープンワールドRPG『覓長生』をお届けします。

本作はChalcedony Networkによって、2023年1月13日にSteamで正式版が配信されました。古代中華世界を舞台にしたオープンワールドRPGは、その元祖でもある『太吾絵巻』の大ヒット後にフォロワー作品が現れ始め、今や中華ゲームのジャンルの一つともなっています。「中華ゲーム見聞録」でもこれまで『夢江湖』や『懶人修仙伝2』『鬼谷八荒』などを紹介してきました。

本作の内容も、中華世界各地を旅し、仙人を目指すために修行を行っていくオープンワールドRPGです。ちなみにタイトルの『覓長生』は、中国語で「長寿を求める」の意味。早期アクセス版がリリースされた2019年から現在までかなり頻繁にアップデートが行われており、ユーザー評価も高い作品になっています。一体どんなゲームなのか、早速プレイしていきましょう!

まずはキャラメイキングから

ゲーム開始時にちょっとしたムービーが流れます。太古より、人は不老長寿と強大な力を求めて、丹薬の開発や厳しい修行などを行ってきました。時には仲間を裏切ってでも力を手に入れようとすることもあります。

そんな世界において、16歳になった主人公は神秘の剣を偶然見つけます。こうして主人公は、仙人への道を進み始めるのでした。ここで主人公の名前入力ですが、いつものごとく「素覇(スパ)」と名付けておきましょう。

次はスパくんの容姿を決めます。髪型・目・口・あご・鼻・ひげ・眉・服装などが設定可能。ランダムで決めてもらうことの可能。とりあえずこんな感じで(側頭部に髪の毛を生やしたかったのですが、パーツがありませんでした)。

ゲーム難度を選択。一番簡単な「極簡」から、最難関の「極難」まで5段階ありますが、現在は「普通」以上の難度は選択できない状態になっています。最初は補正無しの通常難度「普通」でプレイしてみましょう。

スパくんの資質や生まれなどを決めていきます。資質は「普通の修行者」、生まれは「普通の農夫」としておきましょう。要は「一般人」ですね。これらはキャラのパラメータなどと絡んできます。

キャラの属性。「金・木・水・火・土」の5行属性から選びます。一属性に特化するも良し、すべて選んでも良し。100%から割り振られるので、すべて選んだ場合、それぞれ20%ずつとなります。一般人なので、全部選んで平均的にしておきましょう。この後、属性に対する体質や、どういう人生を歩んできたかなどの質問が出てきますが、できるかぎり補正無しの凡人属性にしておきました。

厳しい師匠と修仙の旅へ!

ゲームが始まると同時に、魏無極と名乗る謎の老人に叩き起こされました。スパくんの拾った神剣に憑りついている精霊のようです。スパくんの師匠として、スパルタ教育で修行を手助けしてくれています。スパくんは寝ていたわけではなく、修行疲れでぶっ倒れていたようですね。

マップ移動。行きたい場所をクリックするだけです。最初は徒歩でしか行動できませんが、「御剣飛行」を習得すると長距離を一気に移動できるようになります。とりあえず先へ進みましょう。

進んだ先には大蛇がいました。師匠曰く「まだ妖怪になる前の大蛇だ。こいつと戦って実戦経験を積め」とのこと。ここで戦闘前準備です。アイテムを使用したり、敵のパラメータを見たり、逃走したりもできます。大蛇のステータスですが、攻撃方法も噛みつきぐらいしかありませんし、あまり強そうではありませんね。準備が整ったら戦闘スタート!

バトル画面。画面上部には互いのHPが表示されています。画面下の中央左はスキルスロットで、ここから行動を選びます。中央右は5属性の「霊気」の保持量。例えば「火球」スキルを使うには、「」の霊気が3つ必要。現在6つ持っていますので、これで攻撃してみましょう。

「火球」がヒットし、大蛇に4ダメージを与えました。師匠曰く「先に「木剣」に「木」の霊気を注入してから「火球」を使った方がダメージが上がる」とのこと。これは「五行相生」の「木生火(木は火を生む)」から来ています。

しかし「木剣」スキルに必要な「木」の霊気は2つ。現在は1つしか持っていません。そこで「運気木」スキルを使います。これは任意の霊気を1つずつを使って、「木」の霊気を2つ生み出すというもの。

「運気木」で「木」の霊気を2つ獲得し、「木剣」スキルを発動。敵に2ダメージを与えました。この次に「火球」を使い、さらに6ダメージ。属性効果を考えてコンボを作っていくと、少ないターンで効率よくダメージが与えられます。

霊気が足りない場合は、そのままターン終了するといくつか回復します。「土」の霊気が3つ貯まったので、「落石」スキルを使用。6ダメージを与えて戦闘に勝利です。「大蛇の皮」や「大蛇の目玉」など、素材をゲットしました。素材はアイテムを作成したり、丹薬を練ったりするのに使用します。

仲間との出会い

旅を続けていくと、倪旭欣という修士(修行者)が、他の門派の修士たちに絡まれていました。多勢に無勢で困っています。ここで助けに入るかどうかの選択ですが、せっかくなので助けましょう。

先程と違って、今回は修士が相手。攻撃スキルも多彩です。戦闘前に準備を整えておきましょう。武器・防具の装備ですが、スロットにドラッグ&ドロップで配置すればOK。「鉄剣」があるので、これを装備しておきます。

戦闘開始。先程の戦闘でHPを失っているので、「霊力護罩」スキルでダメージ軽減のバリアを貼っておきます。後は五行相生に従って、コンボの手順を考えなければなりません。五行相生は「木→火→土→金→水→木」なので、「水槍」からの「木剣」でつなげてダメージアップを図ります。

最後は「木剣」→「火球」→「落石」と、先程と同じコンボを叩き込んで勝利!思ったよりあっさり勝てましたね。残念ながらアイテムは何も貰えませんでした。

敵を退け、倪旭欣から感謝されました。好感度もアップ。倪旭欣は東石谷の「仙師集会」に参加する予定でしたが、その途中で他の門派と揉め事を起こしていたようです。仙師集会は毎年1~2月に開催され、若い修士たちが集まり、宝物の売買も行われるとのこと。「一緒に行かないか」と誘われたので、ともに行動することとなりました。

この世界に存在するキャラは、それぞれ自分の意思で行動します。それらのキャラと話をしたり、取引をしたり、プレゼントを贈ったり、教えを請うたり、戦闘訓練をしたり、愛を伝えたりなども可能。試しに倪旭欣と模擬戦闘をしてみましたが、まったく歯が立ちませんでした。まだまだ修行不足ですね。

仙人を目指してさらなる旅へ

東石谷に到着。倪旭欣とは一カ月後にまた会う約束をして、いったん別れました。東石谷にはHPを回復することができる「客桟」や、買い物や人との交流ができる「坊市」などがあります。都市によってはクエストを受けたり、アイテムや丹薬を作成したり、道場に入門したりなどができます。「坊市」が賑やかそうなので向かいましょう。移動は、マップ上の行きたい場所をクリック。

坊市に入りました。画面左側に並んでいるのが、坊市にいる人物ですね。前述したように、本作の登場キャラはそれぞれの意志で動いており、スパくんの行動によって味方になったり敵対する場合もあります。結婚を申し込むことも、辻斬りを仕掛けることも可能。とりあえず全員に話し掛けて「知り合い」になっておきました。

「客桟」にいる宿泊客にも話し掛けたりできます。ゲームに関するヒントも聞けますので、情報収集しておくと良いでしょう。また客桟に泊まると、獲得した巻物を習得したりもできます。ただし、それ相応の時間が必要なので、時間制限の付いた約束事がある時は注意。

倪旭欣との待ち合わせ場所になっていた「伴月楼」では、オークションが開かれていました。自分でも出品できるので、手持ちのアイテムを競売に掛けてみます。オークション中は、自分で入札して値段を吊り上げたり、高く買うよう煽ってみたりなどもできます。様々なアイテムが出品されていますが、どれも高額になってしまい、結局何も買えませんでした。

倪旭欣とともに旅を続け、今度は「武陵城」へ。ここは倪家の拠点で、倪旭欣はそこのお偉方のお坊ちゃんのようです。勝手に出歩いていたらしく、連れ戻されてしまいました。「昇天台」で武術大会が催されていましたが、現在のスパくんの実力では参加できず。見学だけして帰りました。

伝送陣」ではお金を払うことによって、他の都市へ移動可能。探索しなければならない場所がまだまだたくさんありますね。今のところ急いで遠くへ行く必要は無いので、スパくんの実力を高めながら行動範囲を広げていきましょう。

各地を旅しつつ、「金虹剣派」という門派に出会って入門しました。道着も貰えたので、さっそく装備。これから金虹剣派の一員として修行を続けていきましょう。仲間もたくさんできましたが、門派同士の争いに巻き込まれ、他の人物から恨みを買ってしまうことも……。果たして仙人になることができるのか、続きはぜひ自身の手でプレイしてみてください。

独特な戦闘システムのオープンワールド修仙RPG

本作は他の修仙RPGと比べて、独特な戦闘システムが採用されています。霊気を集め、五行相生をつなげることによってダメージアップができるなど、ただ敵を攻撃するだけでなく、攻撃手順を考えなければなりません。慣れない内は分かりづらいですが、慣れてくるとコンボを決める爽快感がありますね。

山などに入ると、タイル上を進んで行くダンジョンも。任務をこなしたり、他のキャラと交流を深めたり、場合によっては悪人プレイをしたりなど、自分の思うがままに中華世界を旅するのが良いでしょう。昔遊んだ『ルナティックドーン』シリーズみたいなプレイ感覚がありますね。Steamの評価も好評で、正式版が出た後でもアップデートが続けられています。現在は中国語のみなので、今後の展開に期待しましょう。

製品情報

『覓長生』
開発・販売:Chalcedony Network
対象OS:Windows
リリース日:2023年1月13日
サポート言語:中国語(簡体字)
通常価格:1,700円
ストアページ:https://store.steampowered.com/app/1189490/_/
※本記事で用いているゲームタイトルや固有名詞の一部は、技術的な制限により、簡体字・繁体字を日本の漢字に置き換えています。

不老不死: 仙人の誕生と神仙術 (志学社選書, 003)
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《渡辺仙州》

歴史・シミュ・ボドゲ好き 渡辺仙州

主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「マイナーゲームTV」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「西遊記」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」「天邪鬼な皇子と唐の黒猫」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。

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