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怠け者でも仙人になれる!?中毒性の高さに驚く放置系ハクスラ仙人修行RPG『懶人修仙伝2』【中華ゲーム見聞録】

「中華ゲーム見聞録」第103回目は、クラフトやハクスラ要素もある放置系仙人修行RPG『懶人修仙伝2』をお届けします。

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怠け者でも仙人になれる!?中毒性の高さに驚く放置系ハクスラ仙人修行RPG『懶人修仙伝2』【中華ゲーム見聞録】
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中華ゲーム見聞録」第103回目は、クラフトやハクスラ要素もある仙人修行RPG『懶人修仙伝2』をお届けします。

本作は托更的修羅によって、2022年6月22日にSteamで早期アクセス版が配信されました。前身となるのは、2018年11月15日にSteamで配信された『懶人修仙伝』という仙人修行ゲーム。本作はその続編に当たります。開発に3年を掛け、1の頃には実現できなかった要素を取り入れ、理想のゲームに近づけたとのことです。

中国の人気ゲームジャンルには「武侠」がありますが、「修仙」というジャンルの仙人修行ゲームも数多く存在し、人気を博しています。「中華ゲーム見聞録」でも紹介した『仙郷物語』や『了不起的修仙模擬器』なども修仙ゲームですね。ある意味、「不老不死」を求める仙人修行自体が、古代中国から人気があったジャンルと言えます。

前作『懶人修仙伝』。基本、テキストだらけのゲームになっており、ビジュアル面では寂しい物がありました。

本作の内容ですが、放置系のシミュレーションゲームです(ちなみにタイトルの「懶人」は「怠け者」の意味)。前作はテキスト主体でしたが、今回はグラフィックにも力を入れているとのこと。果たしてどんなゲームなのか、早速プレイしていきましょう!

仙人修行の旅へ!

まずは難度選択。「カジュアルモード」か「ハードコアモード」かの2択です。ハードコアモードだと敵が強くなっていたり、食事を取らなければならなかったりなど、難度高めな内容になっているようです。初プレイなので、今回はカジュアルで行きましょう。

次はキャラメイク。使用キャラの性別を選べます。また6種類のパラメータと、3種類の特性がランダムで設定されます。もし気に入らなければ、ダイスアイコンをクリックすることで、何度でも再設定可能。パラメータですが、「」(体質。HP関連)、「真」(真元。MP関連)、「武」(武力)、「霊」(霊力。いわゆる魔法の強さ)、「身」(身手。素早さ)、「機」(機縁。運)の6種類。ちなみにゲーム内ではさらに細かいパラメータが用意されています。

特性の方は、「気海如烟」(真元+10)、「力大無究」(武力+10)、「不菲家財」(銅板(本作の通貨)10000)でした。とりあえず初期設定のままプレイ開始。名前は「スパくん」です。

いきなりフィールドに投げ出され、何をしていいのか分からないスパくん。ビジュアル的には前作からだいぶ進化しましたね。「神秘老人と話せ」というクエストがあるので、やってみましょう。マップ上に神秘老人のアイコンがあるので、これをクリック。

神秘老人は足を痛めて、動けない様子です。話を聞けば、果物を取りに行く途中で足をくじいてしまったとのこと。「代わりに果物を3つ取ってきてくれ」とのことなので、早速近くの林に向かいましょう。「神秘老人」と言う割には、何か普通の老人っぽいですね。

林に入ると、いきなり戦闘が始まります。画面左の枠にスパくんの生命(HP)・法力(MP)・攻撃力、左側は敵のHPと攻撃力です。戦闘は自動で行われ、敵を倒すと新たな敵が現れます。特に何かする必要は無く、放置しておけば戦闘が繰り返されます。画面下は戦闘ログで、ダメージなどが確認可能。敵は狐やら野兎やらと、動物ばかりですね。

敵を倒すと、装備やアイテムがドロップされることがあります。それらは画面右下のインベントリに、自動的に蓄積されていきます。戦闘中でも装備可能なので、強い武器が出たらどんどん装備させていきましょう。アイテムによっては「鑑定」する必要があります。

林ステージのボスである「狐の王」と遭遇。戦ってみましたが、スパくんの残りHPが少ない状態だったため、あえなく撃沈。死んでも特にペナルティは無いようですが、ボスとの再戦にはリアル時間で10分待たないといけません。時間のロスを考えると、きちんと装備を整えてからの方が良さそうですね。

仲間(兎)とともに戦え!

林で敵を倒し続け、ドロップアイテムの果物が3つ貯まりました。一旦、マップに出て、神秘老人に届けてあげましょう。神秘老人からは報酬として、「肉まん」をもらいました。食べると、6つのパラメータの内、どれかが1上昇します。

肉まん以外に、修行スキル「養生」もゲット。「修行」の項目にセットしておけば、年齢が1つ上がるごとに、「体質」のパラメータが上昇します。他にも項目をセットすることで、年を取るごとにボーナスが得られます。それと本作ではリアル時間で10分経つと、1歳年を取ります(ゲームスタート時は10歳)。

戦闘のドロップアイテムとして、「仲間」が手に入ることがあります。林では「」が仲間になりました。仲間は1体まで戦闘に参加させられます。またパラメータや特性もあり、レベルアップもします。お気に入りの仲間を見つけ、鍛えて上げていくのがいいでしょう。長く一緒にいることで、能力ボーナスの付く「親密度」も上がっていきます。

ボスの「狐の王」に再挑戦。今回は装備も充実していますし、仲間に「兎」もいます。2対1の戦いなので、ほぼ一方的に攻撃を加えての圧勝!やっぱり仲間がいると戦闘がだいぶ楽になりますね。

ボスを撃破すると、次のステージに進めます。もちろん、前のステージでレベル稼ぎをすることも可能。ボスとも再戦できますが、また10分待たないといけません。とりあえず先に進みましょう。

仙人修行の日々!

次のステージでも自動戦闘です。先程に比べて、敵が段違いで強い。あっと言う間にHPが無くなり、何度も死亡してしまいました。このままだと経験値を稼げないので、一旦前のステージに戻ってレベル稼ぎ。

ちなみに敵のドロップした装備は、画像のように現在の装備と比較できます。ハクスラRPGのように、どんどん強い装備に入れ替えていく面白さがありますね。装備によっては色々な付加能力があるので、単純に攻撃力や防御力の高さだけでは決められません。

また武器は両手・片手があり、左手に装備できる小型武器も。大槌など一発の威力が高い両手武器を使うか、剣・盾のオーソドックスなスタイルか、二刀流で戦うかなど、様々な選択肢があります。

本作にはクラフト要素もあります。敵のドロップした素材を組み合わせて、料理やアイテムを作ることが可能。料理を食べるとパラメータが上がりますので、どんどん作っていきましょう。ハードコアモードだと空腹度もあるので、料理は重要になります。

お金(銅板)を払うことによって、装備の強化も行えます。ただし強化レベルが上がるごとに、失敗率もどんどん高くなるので注意。最初の内は強化にお金を掛けるよりも、敵を倒して新たな装備を手に入れていった方が効率が良さそうです。

旅の商人が登場。「ゴロツキ達にひどい目にあわされたので、その仇を取って欲しい」とのことです。報酬も弾むとのこと。いかにも胡散臭そうですが、引き受けましょう。ゴロツキを20人倒すミッションですが、達成後に「金が無い」と言われ、約束の報酬は貰えませんでした。代わりにアイテム売買のスキルをゲット。これまでいらないアイテムは捨てるしか無かったので、これからは無駄にならずにすみます。

ステージクリアで、回復スキル「包扎」をゲット。本作では、「功法」「武術」「仙術」「生活」の4項目のスキルがあり、装備することで効果を発揮します。スキルは「歴練」(経験値)を消費して、レベルアップ可能。複数のスキルを上手く組み合わせて、相乗効果を活かしましょう。

橋が壊れて、先へ進めなくなりました。河辺にいた少女に話を聞くと、「水妖が現れ、倒すためには「宝剣」が必要」とのこと。早速探しに向かいましょう。

樹林へ行くと、狩人と遭遇。「兄弟を虎に食われてしまったので、敵討ちをしてほしい」と頼まれました。達成で、修行スキル「ハンティング」を入手。装備をすると、年を取るごとに素早さが上がります。

ゴールまで復活無しで進まなければならないステージもあります。装備の変更も無しで、途中で死んだ場合は、またステージの最初からやり直し。しっかり準備を整えて挑みましょう。

各地を巡って「宝剣」を入手。少女の元へ戻ると、「一緒に水妖と戦う」と言い、仲間になってくれました。水妖に挑んでみたところ、相手は水妖2体に加え、河神も登場。2対3の戦いになりました。果たしてスパくん達は勝てるのか、続きはぜひ自身の目で確かめてみてください。

中毒性の高い放置型ハクスラRPG

本作は、戦闘を放置している間に、装備やスキルの組み合わせを考えたりなど、気楽に遊べる仙人修行ゲームです。プレイ感覚としては、『ディアブロ』などハクスラRPGのような中毒性がありますね。アクションが苦手な人でも、最強の装備を追い求めたり、スキルを鍛え上げたりなど、多種多様なキャラ育成を楽しめます。

ストーリーやクエストもあり、RPGとしてしっかり楽しめる所も良い点です。今回紹介したマップをクリアすると、新たなマップが登場し、さらなる冒険が楽しめます。ショップなど、ストーリー進行とともに新たな要素も加わっていきます。現在は中国語のみで、ストーリーやアイテム・スキル効果などが読めないとプレイは厳しいかと。まだ早期アクセスなので、今後の展開に期待したいと思います。

製品情報

『懶人修仙伝2』
開発・販売:托更的修羅
対象OS:Windows
リリース日:2022年6月22日
サポート言語:中国語(簡体字)
ストアページ:https://store.steampowered.com/app/1266630/2/
※本記事で用いているゲームタイトルや固有名詞の一部は、技術的な制限により、簡体字・繁体字を日本の漢字に置き換えています。

《渡辺仙州》

歴史・シミュ・ボドゲ好き 渡辺仙州

主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「マイナーゲームTV」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「西遊記」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」「天邪鬼な皇子と唐の黒猫」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。

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