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渋谷消失&血と涙の嵐!「PS Plus」3月のフリプ・最新カタログ追加タイトルを試食しよう!『Ghostwire:Tokyo』『CODE VEIN』編

何かにつけて巻き込まれる渋谷。タイトルで号泣する吸血鬼。

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渋谷消失&血と涙の嵐!「PS Plus」3月のフリプ・最新カタログ追加タイトルを試食しよう!『Ghostwire:Tokyo』『CODE VEIN』編
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車は定期的に動かさないと壊れると聞いたことがありますが、それは人間も同じです。たまには、声に出して笑ったり泣いたりしないと、気持ちが鈍感になって暗くなりがちになってしまうかもしれません。

というわけで、そんなあなたのために、2023年3月の「PlayStation Plus」加入者向けサービス“フリープレイ”で提供されている作品を紹介するプレイレポート前編。今回は、吸血ドラマRPG『CODE VEIN(コードヴェイン)』に加え、最新の"カタログ"追加タイトルである渋谷観光アクションADV『Ghostwire:Tokyo(ゴーストワイヤー トウキョウ)』の気になる内容も併せてお届けします。

Ghostwire:Tokyo』とは

本作は、ベセスダ・ソフトワークスから発売されている一人称アクションアドベンチャー。突如として人々が消えてしまった渋谷を舞台に、謎の霊体に憑依された主人公が般若仮面の男によって連れ去られた渋谷市民、そして、攫われた妹を救うために戦います。

細い路地にビルがひしめき合う現代日本の街並みを再現したステージ、霊体と化した謎の男・KKから与えられた不思議な力を駆使し、迫りくる霊的な敵を撃って倒す感覚は既存のFPSとは一味違う新しい体験。オープンワールドのような広いマップを探索しながら、路地裏に隠された秘密を発見する要素も収集欲を刺激します。

怪異発生!ボク以外が消えた封鎖された渋谷で

冒頭、早くも彼の有名な交差点らしき渋谷の一角が燃え上がっており、事故によって重傷を負った主人公に謎の霊体・KKが憑依。半ば異形と化した主人公はなんとか蘇りますが、次の瞬間、街を覆う濃霧に飲まれた人々が肉体を失って魂になってしまいます。およそ現実とは思えない現象が次々と発生し、般若仮面の男によって無数の魂が閉じ込められ、そして消え去ってしまいました。

そうした光景を目の当たりにした主人公が呆気に取られていると、基本操作もおぼつかないうちに、さっそく戦闘開始。自分に取りついた霊体の力を行使することで、風属性の衝撃波を指先から撃ち出して敵を圧倒し、病院で待つ妹のもとへと急ぎます。

展開としては、割と忙しい導入で困惑するかもしれませんが、初戦ということでボタン入力のタイミングで時間が停止し、攻撃やガードなどの操作を丁寧に学べます。ただ、本作の仕様かは不明ですが、視点の操作にかなり強めの慣性が働くので、シューティングがメインの戦闘では上手く命中させるのに慣れが必要かもしれません。

最初の戦闘を終えたら、画面上に表示される目的地に向かって街の中を進行。マップは広大ながら、序盤の段階ではダメージを受ける霧で脇道が封鎖されており、実質的に一本道となっているので迷うことはないでしょう。現代の渋谷、日本の街を日本の開発者が作っているので、いわゆる“なんちゃって日本”のような超建築、唐突な富士山や侍も出てこないのでリアルなジオラマ気分で探索が楽しめます。

戦闘における主人公の攻撃手段にも種類があり、火や水などの属性によって、鋭い弾丸系から重たい爆発系まで多種多様に変化。進行に伴い、出来ることや考えることが段階的に増えていきます。

レベルアップで得られるポイントを割り振ることで、新しいスキルの獲得、既存の能力を強化するといったお馴染みのシステムを採用しているので、昨今の3Dアクションを遊んでいる方なら違和感なく本作にのめりこめるでしょう。あらかじめ設置された爆発物を撃って複数の敵を一気に殲滅するFPSバトル、こっそり背中を刺していくステルスプレイも可能です。

薄い本でお馴染み「八尺様」っぽいボス。

ちなみに、本作はホラージャンルでも有名なデベロッパーが手掛けた作品であり、幽霊が敵役として登場するそれらしい作風。ただ、いまのところ、露骨に怖い要素などは控えめなので夜中にひとりでプレイしても問題ありません。現代向けの親切な設計、自由な難易度選択も相まって、カジュアルにもハードにも遊べる異世界「渋谷」の観光に出かけましょう。

Windowsのスクリーンセーバーで見た背景。

スパくんのひとこと

「幽霊は殴れば怖くないスパ!ホラーが苦手でもオススメスパ!」

タイトル:Ghostwire:Tokyo
開発元/発売元:Tango Gameworks/ベセスダ・ソフトワークス、ゼニマックス・アジア
対応機種:PS5
記事執筆時の著者プレイ時間:2時間
提供期間:カタログ対象タイトル(エクストラ)

CODE VEIN』とは

本作は、バンダイナムコエンターテインメントから発売されているアクションRPG。かつての現代的な文明が「審判の棘」によって崩壊し、代償と引き換えに戦う力を得た「吸血鬼(レヴナント)」である主人公は、同じ吸血鬼の仲間たちとの出会いと別れを繰り返しながら世界の真相に迫るドラマティック志向の作品です。

ソウルライクを想起させるリプレイ性や一進一退の激しい戦闘、吸血鬼という世界観にちなんだ血の攻撃など、比較的難易度の高いゲームデザインとアクション特化の操作、やりきれない悲しみの深いストーリーが目を引きます。また、本作は仲間との共闘も重要な要素となっており、バディとして特定の仲間を引き連れて冒険できるほか、オンラインで他のプレイヤーと一緒に戦うことも可能です。

感動のオーケストラ!血で血を洗う悲劇の連鎖

まず、本作のタイトル画面で異様な力の入り具合のBGMに圧倒され、冒険が始まる前からラスボスと対峙している錯覚に陥りますが、それは序の口。その次に待ち受けるのは、これまた本格的なキャラクタークリエイトであり、豊富なスキンパーツと詳細な調整で自分の分身を弄りまわし、この段階で数時間を消費する方もいることでしょう。

キャラクターの設定と名前を決定したら、チュートリアルへ移行。実際に操作する段階になってみると、ソウルライクらしいゲームプレイで全体的な印象や操作感も同ジャンル作品に近いものです。いきなり情報量も多量に出てきますが、この手のジャンルを嗜んでいるプレイヤーはすっと理解できると思いますし、そうでない初めての方も基本操作だけ習得すれば問題ありません。

本作では、ソウルライク系ではなかなか実装してくれる作品が少ないが用意されており、取り付けられた銃剣で接近戦をこなし、普通に発砲することもできるのが大変に気に入りました。

“巨大はフィクションである”という信念に基づき、筆者キャラは胸部を控えめに設定。いわゆるバストにあたる体格タイプの設定は小、大、巨大の3種類から選べます。あくまで筆者の主観です。

ソウルライク、すなわち、ダークファンタジーはリアル風味の作品になりがちですが、本作はイラスト調の王道グラフィックを採用。キャラクタークリエイトが備わっている作品としては、こちらのデザインの方が創作意欲が湧くというのもあり、自分がこだわって飾った外見がカットシーンにも反映されているのを見ると、感慨深いものがあります。

先述の通り、このジャンルでは主流のシステムが実装されているので、戦闘においても慣れている方であれば、そつなくこなせるはずです。タイミングよくガードして相手の体勢を崩したり、背後から奇襲したり、そうした馴染み深い部分に専用のカットが入ったりと演出も工夫されています。

ローリングからのバックスタブ戦法も健在。吸血モーションにも種類がある。

ブラッドコードというクラスごとに割り振られる“錬血”と呼ばれるスキルは、強力ながら回数に制限があり、それを“吸血”の攻撃で回復。銃などの遠距離攻撃も回数を消費するので、基本は接近戦になる緊張感、駆け引きも本作の面白さでしょう。

ドラマ的と謳うだけあって、どうやっても悲劇になりそうな本作のストーリー、それを合唱やオーケストラで盛り上げる音楽はどれも素晴らしいです。難易度の高い本作を攻略するうえでの心強い仲間、同じ宿命を背負わされた同志が苦しむ姿を見ていると、柄にもなく涙が止まりませんでした。

ここの音楽がまた泣けます。

いわゆる鬱展開に含まれるのかもしれませんが、筆者を含め、理不尽な運命や悲しい物語が美味しく感じられる方には、間違いなくオススメのドラマティックRPGです。

吸血鬼ってのがまた脳内補完で映えますねえ。

スパくんのひとこと

「タイトルでボタン押す前から泣きそうだったスパ……遠慮なく男泣きしろスパ!」

タイトル:CODE VEIN
開発元/発売元:バンダイナムコスタジオ、シフト/バンダイナムコエンターテインメント
対応機種:PS4
記事執筆時の著者プレイ時間:2時間
提供期間:2023年4月4日まで


《りおちゃんこ鍋》

ニート10年ゲーム20年の大元帥 りおちゃんこ鍋

一般曹候補として徴兵されて1か月で脱柵後、ラノベ作家を目指すという名目でママの年金を喰い潰し、1秒も働かずに35万のPCを購入。若干8才で『パーフェクトダーク』をクリアし、『コール オブ デューティー モダン・ウォーフェア2』『レインボーシックス シージ』『Apex Legends』など、戦場を渡り歩く根っからのFPS畑。強さだけが全てという当時の業界に感化され、クソゲーとヌルゲーマーを許さない。現在は、エロゲソムリエを自称し、単身DLsiteにて潜入捜査中。好きなバイオは「アウトブレイク」、嫌いなエロゲは「紙芝居」。

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