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記憶のない少女が世界を巡るアクションADV『アフターイメージ』プレイレポ―美麗なグラフィックと探索要素、多彩な武器でプレイヤーが自由に楽しめる

神が去りし世界、少女と相棒が旅の果てに見つけるものは。

連載・特集 プレイレポート
記憶のない少女が世界を巡るアクションADV『アフターイメージ』プレイレポ―美麗なグラフィックと探索要素、多彩な武器でプレイヤーが自由に楽しめる
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H2 Interactiveは、Aurogon Shanghaiが手がけるアクションアドベンチャー『アフターイメージ』を、PS5/PS4/ニンテンドースイッチ向けで本日2023年4月27日にリリースします。

本作は、大きな厄災により文明がほぼ壊滅したファンタジー世界を舞台に、記憶喪失の少女・ライネが運命を辿る冒険を行う作品。繊細な​​タッチで描かれる美麗なセミオープンワールドの世界で、さまざまな特徴を持つエリアの探索や、強大なボスとの戦闘が楽しめます。

主人公のライネは剣や鞭、鎌など多彩な武器を使用可能。また、自由な方向性のスキルのカスタマイズによって、プレイヤーによって大きく異なる戦闘スタイルが構築できます。滅びつつも美しい世界で出会う、多くのキャラクターとの交流によって解き明かされていく世界の謎も見どころです。

本稿では『アフターイメージ』のプレイレポートをお届けします。なお、プレイおよびスクリーンショット撮影はPS5版を使用しています。

過去の「記憶」のない少女は相棒と旅に出る

ゲームの舞台となる「エンガディン」は、はるか昔に神が創り出したという庭園。かつては活気に満ち、栄えていた土地なのですが、そこに住んでいた人間と巨人による戦争、その結末として引き起こされた大きな厄災“大爆発”により、今では文明がほとんど滅んでいる状態です。

本作の主人公・ライネは“大爆発”以前の記憶がなく、現在は相棒の精霊・イフとともに村で暮らしています。彼女は彷徨う魂を或るべき場所へと還す役割を持つ少女。神の祝福が失われた今の世界では、死体をそのままにしていると、やがて堕落して怪物(はぐれ者)となってしまうのです。

ゲームは冒頭、ライネとイフが村の周囲を見回るシーンからスタート。チュートリアルとして、移動や戦闘といった基本操作を学びながら、突如として襲ってきた巨大な狼との戦いが始まり、ライネは健闘むなしく命を奪われてしまいますが、死んだはずのライネとイフはなぜか魂を失わずに蘇ります。

しかし、蘇るまでの間に村は破壊され、ライネの「先生」の魂が黒いローブの何者かに奪い去られてしまいます。こうして「先生」を救い出すため、ライネとイフは旅に出ることに。その先には、この世界に関する大いなる真実が待ち受けているのです。

美麗な世界を探索!隠し要素もたっぷり

冒険の舞台となる「エンガディン」は、のどかな田園風景や機械仕掛けの水のエリアなど、さまざまな風景が待ち受けています。どのエリアも息を呑むような美麗なグラフィックで、特に水の流れる表現は非常に美しいものです。もちろん、それぞれのエリアには手強い敵や、エリアの特徴を活かしたギミックが満載です。

ライネは序盤はジャンプくらいしかできないのですが、ゲームを進めていくと空中ダッシュやスライディングなど、さまざまな移動アクションを修得していきます。本作はメトロイドヴァニア要素も濃く、アクションが増えることで新たなルートを構築したり、ショートカットを解放したりと、マップはどんどん広がっていきます。もちろん、ファストトラベルなども用意されてます。

当然ですがマップ内には隠し通路もたっぷり用意されています。スライディングで壁の下をくぐったり、壁を破壊したり、ときには複数のアクションを駆使してトゲだらけの道を進んだりと、隠し通路のバリエーションも非常に豊富です。なお、ライネがトゲなどの障害物にぶつかると初期位置に戻されるので、やりごたえもあります。

本作の優れたゲームデザインは、ライネの目的地が大きく方角で示され、行くべき道がはっきりわかること。これは逆に言えば“正しくない道”の方向もある程度わかるということで、探索アクション好きにはたまらない“寄り道”もやりやすいということ。しっかりと本道ではない場所にもアイテムが配置されているので、隅々までの探索が無駄にならないのも好ましい部分です。

また、道中のセーブポイントに付くまでは「通ってきたマップが更新されない」というのも大きな特徴。苦労して苦労して、とてもじゃないけどまともに戦えないような強い敵がいるエリアを突破して、なんとか地図を広げられ」たときの冒険感は、本作ならではの面白さと言えるでしょう。

ゲーム内でセーブポイントになる「魂脈の結目」は美しい樹木のようなデザインなのですが、これが近くにある時は、周囲の地形に木が生えているなどの目印もあります。

多彩な武器とスキルで自分だけの戦闘スタイルを!

ゲーム内でライネが装備できる武器は剣や巨剣、鞭、鎌、双剣などの種類が用意されています。武器は2つまで同時に装備することができ、攻撃ボタンによって使い分けることができます。攻撃の早い双剣と一撃の威力が高い巨剣の組み合わせなど、場面ごとに適切な装備を選ぶことも大切です。

また、ゲームが進行することで魔導書を入手し、さまざまな属性の魔法を使用できるようになります。魔導書はMPを消費するものの貴重な遠距離攻撃で威力も高いため、戦闘中で非常に頼りになる存在です。そのほか、鎧やアクセサリーで防御力や回復効果などをアップさせることも可能です。

装備品だけでもかなりビルドは多彩なのですが、本作はさらに「天賦」と呼ばれるスキルツリーや、特殊なパッシブ効果を得る「アフターイメージ」などの要素も用意されています。スキルは基礎能力アップだけでなく、武器ごとの特殊技をアンロック可能なので、得意武器を中心に鍛えていくことで、より洗練された戦い方も可能です。

筆者は個人的に鞭がお気に入りでメイン武器として使っています。鞭は攻撃範囲が広く、適度な距離を保てば大ダメージを与えられるだけでなく、空中での連続攻撃が可能な優れた武器です。とっさの回避が苦手なので、少し動きに余裕を持った戦い方ができるので、かなり安定した戦いが可能でした。

道中のボス戦も手強い相手が揃っていますが、相手のパターンを読めば、どの武器でも立ち向かえます。仮に倒されてしまっても、経験値を一部失うだけですぐに近くのセーブポイントで復活できるので、くじけずに色々なビルドを試して行けば、必ず突破することができます!


ここまで紹介してきた『アフターイメージ』。多彩な武器種類と豊富な育成プラン、自由な戦い方が可能なアクションは、操作のレスポンスの良さも相まって非常にスピーディーで戦略的。レベルアップもわりと早く、育成におけるストレスが溜まる部分はほとんどありません。

かつて滅んだ世界は、そこかしこに崩れた廃墟がある一方で、戻りゆく自然や、再び生活を取り戻そうとあがいている人々の集落など、多くの雄大な風景が用意されています。その世界観は美麗なグラフィックによる説得力と、探索アクション要素の面白さによって非常に魅力的に描写されています。風景の先を想像するのが楽しいゲームです。

また、ライネやイフはもちろん、旅で出会う多くのキャラクターたちも個性豊か。本作は日本語ボイスも用意されていて、石川由依さん、大谷育江さん、名塚佳織さんといった声優の方々による会話シーンも必聴です。壮大な設定ながら、わかりやすく説明されるストーリー部分もぜひ楽しんで欲しいところです。

『アフターイメージ』PS5/PS4/ニンテンドースイッチ版は、本日2023年4月27日に発売。ダウンロード版のほか、デジタルアートブックやデジタルサウンドトラックの付属したパッケージ版デラックスエディションも用意されています。なお、Modus GamesのパブリッシングによるSteam版は2023年4月25日に配信されています。

『アフターイメージ』公式サイト
《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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