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映画で語られなかった裏社会にフォーカスした『Star Wars Outlaws』クリエイティブディレクターインタビュー…「そこで生きるならずもの」というファンタジーを楽しんで欲しい

今回はクリエイティブディレクターのJulian Gerighty氏にインタビューを行う機会を頂きました。

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映画で語られなかった裏社会にフォーカスした『Star Wars Outlaws』クリエイティブディレクターインタビュー…「そこで生きるならずもの」というファンタジーを楽しんで欲しい
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先日の「Summer Game Fest」に並行して開催されたUBIのイベント。その会場にて、新作オープンワールドADV『Star Wars Outlaws』クリエイティブディレクターのJulian Gerighty氏にインタビューを行う機会を頂きました。今回の記事ではそんな同氏に伺ったお話をご紹介してまいります。



クリエイティブディレクターのJulian Gerighty氏

――本日は、貴重なお時間を頂きありがとうございます。どうぞよろしくお願い致します。早速ですが、本作は歴史的なビッグタイトルを原作にしていますよね。実際のところ、どのようなプレイヤーをターゲットにしてますか?カジュアル層向けなのか、それともハードコアゲーマー向けなのか。

ゲーマーの分類や定義にもよると思いますが、私にとっては「スター・ウォーズ」の世界は非常に幅広く展開されているものなので、本作はプレイヤーにとって、なるべくアクセスしやすいゲームにしたいと思い開発を進めています。

これは「ゲームが難しくない」という意味ではなく、難易度は存在するものの、アクセシビリティとして、多くの設定項目を設けているということです。私達が大切にする哲学のひとつは、「ゲームクリアを目指すプレイヤーが、ゲームをちゃんと最後まで遊ぶことができる」というものがあります。とはいえ本作で体験するプレイフィールは、どちらかといえばゲーマーよりかもしれません。

――それは、プレイヤーが途中でゲームを投げ出さないような工夫やレベルデザインがあるということでしょうか?

全てがそうという訳ではないのですが、例えば『ウォッチドッグス レギオン』シリーズでは、ゲーム内のパズル要素を遊びたくないプレイヤーに対して、パズル簡略化といった項目が用意されていました。もちろん簡略化されたからといってストーリー体験などが損なわれるということはありません。こういったアクセシビリティとしての機能を本作でも用意しています。

――「スターウォーズ」自体にあまり馴染みがないけれどゲームは気になっている……といった新規層の取り込みには、本作はどのようなアピールポイントをお持ちでしょうか?

「宇宙のならずもの」というファンタジーを楽しめるゲーム、という部分でしょうか。ありがちな兵士や軍隊の物語ではなく、主人公は頭の切れる反逆者として活躍していくのです。もともと盗みを働いて生きてきたから、キャラクターの言動もちょっとワルっぽい。ファンタジー要素は、スピーダーや宇宙船に乗り込むといった要素からも感じますが、なによりもプレイヤーの行動や決断が、ゲーム内における評判としてフィードバックされるシステムが、裏社会を生きているという一番のファンタジーを楽しませてくれると思います。

――その評判システムをはじめとするゲーム内の演出にはとても驚かされました。とあるイベントで、主人公ケイが依頼主から報酬を受け取る際、ムービーかと思って眺めていたらスッ……と自然に会話選択肢が表示されたのはすごい。公開された映像では、彼女は帝国将校の提案を蹴った結果、報酬は手に入れたものの追われるはめになってしまいました。画面いっぱいに「WANTED」のエフェクトが出るのもまた痺れます。例えば、もしここで帝国将校と喧嘩せず条件を飲んでいれば評判システム的にはどういった展開になっていたのでしょうか?

実は帝国と関わる場合、評判システムは関係なく、あくまで追われるかそうでないか、といったような展開になります。もしもう一つの選択肢であれば、帝国将校に大人しく従うことで報酬クレジットは多少減るものの、追っ手がかかることにはならないでしょう。これはどちらかといえばリスク管理の話になりますね。

一方で評判システムは主に、他の犯罪シンジケートとの関係性に影響を与えます。例えばプレイヤーが特定の犯罪集団と仕事をすれば、彼らとの関係性は良くなり、うまみのある仕事が増えたり、安い値段でアイテムが購入できたり、店舗がアップグレードされたり、特定エリアへのアクセス権や限定ミッションなどがアンロックされたりすることでしょう。しかしそれはその集団と敵対する、別のコミュニティにとっては歓迎し難いことなので、彼らとの関係性は悪化してしまいます。

――なるほど……あ、少し話はズレますが、そういったコミュニティなどが集まってできた街には多くの建物が並びますよね。マップを散策中、そのうち何割くらいの建物内部へ入ることができるのでしょうか?

具体的に何割と答えるのは難しいのですが、どのようなタイプのコミュニティや街なのかにもよります。例えば公開された映像でお見せしたロケーションでは、沢山の建造物が見えますし、そのうちのいくつかはお店として利用可能です。

――ちなみに映像の続きでは、帝国に追われた主人公ケイは宇宙船で他の星系へジャンプしましたよね。もしかしてこれは他の惑星に降り立ち、そして同じ用に様々なロケーションへもアクセスできるということなのでしょうか?それってワールドマップが尋常ではない広さになるのでは……?

様々な場所へアクセスできるという点についてはその通りです。ただし誤解のないように言うと、『No Man's Sky』のような宇宙の星々すべて冒険するようシステムではなく、本作ではあくまで「いくつかのロケーションが存在している」という点を強調したいです。その演出として宇宙船での離陸、宇宙空間、ジャンプ、別星系へといった流れがあるのです。そしてロケーションはそれぞれ特徴的で、暑い場所だったり凍える土地だったりといったバリエーションがあります。

――なるほど。ちなみにその移動手段、特にスピーダー・バイクや宇宙船についてですが、カスタマイズ要素はあるのでしょうか?

あります。オフロードバイクをベースにしたスピーダーであればその走行性能が、宇宙船であればブースターをアップグレードして移動できる行き先の選択肢を増やすことができるでしょう。

――なるほど……あのズレたこと聞いているのは承知でお聞きしたいことが。宇宙船が大気圏(?)を突破して宇宙に行くカットシーンがありますが、これはあくまで演出であって、実際にプレイヤーは大気圏内を宇宙船で飛行することはできないのでしょうか?

いえ、それはあくまで演出のみですね。それでも雲の再現とかはしっかり作り込んでいます(微笑み)。

――ありがとうございます。主人公ケイはブラスター・ピストルとパンチ&キックを主な武器および攻撃手段として使用しますが、他にはどのようなタイプが利用可能なのでしょうか?シールドとかも?

ライフルやグレネード、ロケットランチャーなどがあります。公開された映像では、わかりづらいかもしれませんが、相棒のニックスが敵のライフルを拾ってケイまで届けていたり。彼も先頭をサポートしてくれますね。シールドは残念ながら使用できません。

――初期装備のブラスター・ピストルや、敵から奪ったライフルなどの武器はカスタマイズできないのでしょうか?

カスタマイズはありませんが、映像をよく見ると、シールドを構えた敵に対してケイは、ブラスター・ピストルのモジュールを切り替えることで攻撃手段を変えて対応しています。また敵から奪った武器については基本的には使い切りですね。

――それでは最後の質問です。サブミッション含め膨大なコンテンツが用意されていると思われる本作ですが、メインストーリーだけ進めるとしたらだいたいどれくらいのプレイ時間といった想定はあるのでしょうか?

そうですね、まだ開発も途中なので現時点では具体的に数字を上げることが難しいです。ただ近いうちに何かで発表できたらなとは考えています。

――わかりました。改めて、本日は貴重なお時間を頂きありがとうございました!


今からすでに期待値が高い、スター・ウォーズ世界にどっぷり浸れる新作オープンワールドADV『Star Wars Outlaws』は、PC/PS5/Xbox Series X|S向けに2024年発売予定です。


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《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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