【Summer Game Fest会場レポ】現場で顔を合わせるからこそ得られる体験があった、全身で味わうからこそ際立つものがあった | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【Summer Game Fest会場レポ】現場で顔を合わせるからこそ得られる体験があった、全身で味わうからこそ際立つものがあった

もちろんオンライン開催によるイベントも素晴らしい体験はできるものの、やはり現場での交流には大きな魅力がありました。

連載・特集 イベントレポート
【Summer Game Fest会場レポ】現場で顔を合わせるからこそ得られる体験があった、全身で味わうからこそ際立つものがあった
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ジェフ・キーリー(Geoff Keighley)氏が主催のゲームショーケースイベント「Summer Game Fest」。国内外の大手およびインディーパブリッシャーなど、様々な企業が参加する本イベントは、E3が今年も中止という状況において、ゲーマーにとっても非常にありがたい存在です。

筆者も今回アメリカはロサンゼルスで1週間ほどカンヅメになりながら、本イベントに参加しました。そこでの試遊やインタビューについては下記リンクから読むことができるので、興味のある方は是非ご覧くださいませ。



この記事では、そんな会場の雰囲気が実際どうだったのかをご紹介していこうと思います。正直なところ「個人ブログでやれ」と自ら思わないでもないですが、昨今はオンライン配信も多いなか、現場で顔をあわせて実際にゲームを体験できるイベントというのは貴重な経験なので、是非共有できたらと考えます。ただし、録画や撮影がNGの場所もあるため一部写真が省略される点についてはご容赦を。ともあれ早速やってまいりましょう。

画像は夕方ですが、ホテルのバーからの眺め。

ホテルからUberを使って会場に到着しました。あちこちに貼ってあるSGFのロゴや案内板が目に入る時点で既に楽しくなってくるお手軽な筆者。

受付に名前を告げる必要書類を受け取ったら入場です。ホテルでのチェックインでもそうでしたが、英語で自分の名前を伝える際、発音が複雑なのか、たいてい「んあ?」って顔をされてしまう。ゲームイベントですし、もしかしたら『SEKIRO』で有名(?)な鬼庭刑部雅孝の方が、すんなり通じるのかもしれません(混乱)。

会場のマップはこんな感じ。こうしてみると企業ブースでガチガチに固められているエリアもありますが、皆さんゆるくあちこち歩き回ってブースを覗く感じでした。カフェやピザ屋などの食事処もいくつかあって、全体的に穏やかに進行する「お祭り」な雰囲気がありましたね。

メディア向けの休憩ブースなんてのもあり、そこでは早速ラップトップを広げて仕事に取り掛かってると思しき方々もいらっしゃいました。また受付で貰った書類の中に、本日のランチクーポンがあるのでこういった場所で軽食をつまむ際に便利。またその他に「トートバッグ引き換え券」なるものがありました。会場では資料などかさばる荷物が増えそうだし、丁度いいやと早速交換に向かう筆者。

ご覧ください。ええ、良い感じにおしゃれなトートバッグを頂きましたが、ひとつ誤算がありました。

既に中身がギチギチだったのです。イベント参加企業による関連グッズがこれでもかとギッチギチ。引換所で受け取った時にちょっと驚いて、「だれかの忘れ物なんでないのこれ?」と思わず聞いたところ、担当者に「No, it's all yours!(全部あなたのよ!)」と笑顔で返されおののきました。

机の上に全て広げるとこんな感じ。わーお……と呟いていたら、近くを通りかかった人が「えらい早いクリスマスプレゼントだな!」とツッコミが。マリオの帽子、エレクトロニック・アーツのボトル、『サイバーパンク2077』のコレクターズエディションに付属していた公式ハードカバーアートブックが目立ちますね。他にも各タイトルのステッカーやMTGのカードパックなど様々なグッズがそれはもうギチギチに……誤算は誤算でもこれは嬉しい。

トートバッグにグッズを詰め直して再び会場をうろつく筆者。おお、映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の宣伝車両が鎮座ましましています。

ナンバープレートに至るまで細かくネタが仕込んでありましたが、流石に内部は普通の車両でしたね。

ところで今回筆者に与えられたミッションは『アーマード・コア6』のハンズオフイベントが主でした。編集部からそのイベント参加だけは絶対に死守と厳命されつつ、また同時に、「PLAY DAYS HQ」スペースで試遊レポよろしく!と仰せつかっていたので、一日の大半はそこで過ごしていましたね。

試遊エリアはこんな感じ。パブリッシャーやコミュニティ(?)ごとにブースが用意されており、試遊希望の場合は現場担当に確認してスケジュールを予約します。筆者の場合、予め編集部が上手いこと先方と調整を行ってくれたため、だいたいのスケジュールは決まっていたものの、それでもいくらか余裕があったので、せっかくだからと現場を回りながら当日予約ができるところを押さえていきました。

こうして開発者と共にソファへ腰を下ろし、解説を受けながら実際にゲームをプレイできるというのは、個人的に「とんでもねえ贅沢な時間である」とホクホクしておりました。ゲームを遊びながら「これは何あれは何?」と伺えることの楽しさもさることながら、開発者の皆様もこちらの技術的な質問に対しては、特に嬉しそうに「そこは大変だったけど、一番情熱注いだところなんだよねー!」と答えてくださる。そんな濃密な試遊プレイがたった10分間だけというのが非常に勿体ない。ずっと続いて欲しいと思うほどでした。

さてさて会場には先程のマリオの車しかり、「ゲームイベントである」と感じさせてくれる装飾やオブジェクトがいたるところにありますが、個人的にはやはりこういう大きなポスターがドンと置かれていることにテンションが上がってしまいます。『アーマード・コア』の話に脱線してしまうのですが、筆者はPS2『アーマード・コア ラストレイヴン』とPSP『アーマード・コア フォーミュラフロント』でシリーズにハマった人間で、以降のタイトルも一通りプレイしたので、今回の『アーマード・コア6』ハンズオフイベントを本当に楽しみにしておりました。


イベント内容についてはこちらの記事をご覧いただくとして、現場ではいちファンとしてただただ終始満面の笑みで着席していたことと思います。イベントの終わり際、畏れ多くもプロデューサーの小倉康敬氏に握手をして頂きまして、筆者は「ずずずずっっととた楽しししみにしてままししたたた」と上ずった声の挨拶をやらかしてしまい、その日の晩「なんで私はあんなネッチョリした笑みでへらついて……ッ!」と自己嫌悪に陥りました。何の話だ。

ところで、『アーマード・コア6』以外にもバンダイナムコさんのエリアでは他にも様々なタイトルが展示されていました。バーでドリンクが振る舞われるなか、DJの方がノリノリでDaft Punkの「Around the World」アレンジソングをかけているのも相まって、パーティ感の方が上回っていたような気がします。ええどうしよう、Underworldの「Listen To Their No」をリクエストしてもいいかしらとトチ狂ったこと考えていたのは内緒です。

おお……『鉄拳8』における最強のふたり(?)が並ぶ姿はなんと格好良いことでしょうか。担当の方は非常に穏やかな口調の紳士で何より筋肉がすごい。


そんなこんなでSummer Game Festは終了。筆者はこういったイベントに初参加であったため、それはもう現場の「お祭り感」を鼻から胸いっぱいに吸い込んで大いに楽しんでおりました。

こうして振り返ってみてやはり感じるのは、顔をあわせて参加できる現地イベントの大切さと素晴らしさでした。会場では、視界に入るほとんどの人が何らかのゲーム関係者で、そして彼らは少なくともゲームが好きな人達なんです。今回筆者は1人で参加したせいかもしれませんが、会場でのちょっとした交流のひとつひとつに心温まるものを感じましたね。腰を下ろした休憩所での世間話、ランチのピザを待ってるときにも「あのブース良かったよー」と僅かに言葉をかわすだけで十分楽しい。

もちろん様々な事情がありますし、オンライン開催にもメリットは多くあります。しかしそれを上回る魅力は、現地イベントでこそ味わえる「体験」だと感じます。上記のような交流しかり、実際に現場で体験することで、より立体的な感触として五感に伝わり、「このゲーム面白そうだな」、「あのタイトル気になるな」といった興味がより引き出されると言いましょうか……とにかく、ただ映し出される情報を眺めてウィッシュリストに入れる時とは明らかに違う興奮がそこにはありました。


来年のE3開催がどうなるのかについて注目が集まっていますが、個人的には是非ともイベントが開催されることを願ってやみません。そして可能であるならば、また現地へ飛んで多くの体験をし、読者の皆様に共有することができたら幸いです。


《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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