TCエンタテインメントは、「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」の4Kレストア版を全国の劇場でリバイバル上映することを発表しました。
ハリウッドが本気で作った“マリオ映画”
本作は、「マリオが、ハリウッドを本気にさせちゃった。」のキャッチコピーで1993年に公開された映画です。マンハッタンで配管工を営むマリオとルイージが、ひょんなことからクッパが支配する地下帝国に飛ばされてしまうという内容となっています。主演はボブ・ホスキンス(マリオ役)、ジョン・レグイザモ(ルイージ役)。
地下帝国はサイバーパンク世界のような薄汚く治安の悪い世界であり、ディストピアのような要素も含んでいます。クッパが人間であったり、ヨッシーがリアルな恐竜として登場したりとゲーム版とはかなり設定や世界観が異なる作品となっています。
マリオ役のボブ・ホスキンスが出演について「いまいましい悪夢」と答えたこともあり“クソ映画”の烙印を押されることも多い本作ですが、コミカルな場面とアツい場面の惹き付け力やゲーム要素の落とし込み方などマリオファンであればあるほど楽しめる要素など娯楽映画として楽しめる作品に仕上がっています。
公開30周年記念上映!
今回のリバイバル上映は、公開30周年を記念して行われます。最近完成したばかりという最新4Kレストア版の映像が9月15日より新宿ピカデリーほか全国の劇場で順次上映されます。ゲームとは大きく異なりますが、本作独特の世界を大きなスクリーンで堪能できるチャンスです。
4月に公開されまだ上映が続いているアニメ映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」を楽しんだ方も、“もうひとつのマリオ映画”として劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
なお本作はBlu-rayも販売されています。字幕版に加え、吹き替えがソフト版と金曜ロードショー放映版の2種類、さらにドキュメンタリーやメイキング映像、当時の予告編など特典映像も盛りだくさんの豪華商品となっています。