Intelは10月3日に「Arc」シリーズおよび「Iris Graphics」を対象とする最新ドライバを公開しました。
このドライバですがDirectX11のゲームを中心にパフォーマンスの向上が図られており、一部では119%もの向上をみせるタイトルもあるようです。
ドライバ更新だけでパフォーマンスが倍に?
今回のドライバは『アサシン クリード ミラージュ』と『Forza Motorsport』への対応が主な内容となっています。ですが、他にも様々なタイトルを対象にパフォーマンスの向上が図られており、中には倍以上の著しい改善をみせたものもあります。
今回の更新で特に目を引くのが『Deus Ex: Human Revolution』の119%のパフォーマンス向上、次いで『Call of Duty: Modern Warfare』の90%向上など、ほぼ倍近い数値を叩き出した部分です。
また、今回はDirectX11のゲームが中心となっていますが、『Forza Motorsport』や『The Last of Us Part 1』といった一部のDirectX12の作品でもパフォーマンスが向上しています。
さて、「Arc」シリーズに関連して米国ではエントリーモデルとなる「Arc A310」が発売されました。競合製品は「GeForce GTX 1050」および「Radeon RX 550」となっており、ゲーマーにとってはあまりに非力でオススメとは正直言いにくいものではあります。
また、価格設定でも10ドル足すだけで上位モデルとなる「Arc A380」が購入でき、こちらは競合製品が「GeForce GTX 1650」および「Radeon RX 6500」、価格差以上の性能差となっていることからコスパに関しても微妙と言わざるを得ません。
また、1年ほど前に名前こそ発表されたものの未発売の「Arc A580」も気になるところではあります。いずれにせよ、ドライバ周りでぐっと伸びる“実力ある原石”かどうか、その見極めにはもう少し時間が必要なようです。