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『Fallout』でお馴染み「Pip-Boy」のレプリカの進化の歴史を「怪しい伝説」アダム氏が語る映像公開に―全ては「世界一危険なおもちゃ」から始まった!?

現実世界でも作られている「Pip-Boy」レプリカに、まさかの原点。

ゲーム文化 カルチャー
『Fallout』でお馴染み「Pip-Boy」のレプリカの進化の歴史を「怪しい伝説」アダム氏が語る映像公開に―全ては「世界一危険なおもちゃ」から始まった!?
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テレビ番組「怪しい伝説」などの司会者として知られ、現在はドラマや映画などの小道具を紹介するYouTubeチャンネル「Tested」を運営しているAdam Savage氏は2024年5月20日、ゲーム『Fallout』に登場する小道具「Pip-Boy」について語るYouTube動画を公開しました。

最初のモデルは「子ども用放射線研究おもちゃ」オマージュ!?最新の200ドルレプリカまで辿るリアル「Pip-Boy」の歴史

さまざまなゲームや映画の小道具を手がけるWand CompanyのCEOであるChris Barnardo氏によって最初に紹介されたのは、2018年にThinkGeekから発売されたPip-Boyの1/1組み立てキットです。「時間が足りなかったので、まずはエレクトロニクスを全く含まないものから始めた」というキットは多数のパーツが1つの箱に入っており、これらのパーツを組み合わせることでPip-Boyの1/1モデルが出来上がるという形になっています。この箱とパーツの構成は、1970年代までアメリカで販売されていましたが今では「世界一危険なおもちゃ」として知られる、ウラン鉱石などを同梱した「子ども用の放射線研究おもちゃ」のオマージュとなっているということです(参考:Wikipedia「ギルバートのU-238原子力研究室」)。

次に紹介されたのは、実写ドラマ版「フォールアウト」で実際に主人公ルーシーが着用したPip-Boy。これは一見完全金属製に見えますが樹脂製で、外装を取り外すと中にiPhoneがピッタリ納まる構造となっています。ただ、あまりにもピッタリとiPhoneがハマっているので、iPhoneの充電が大変だったのではないか……という感想も。なお先述の1/1組み立てキットと比べるとサイズは小さめであり、ドラマ撮影の際には男性用と女性用が用意され、それぞれスライド部分や襟袖に皮を巻いて腕にしっくりくるよう調整したとのことです。

その後、黄色いボタンや細部のディテールが異なる試作品、Pip-Boyを展示するためのスタンド、緑のモノクロ画面を表示するだけの試作品、ゲームイベントの展示品として作られたモデルなどが紹介されました。その中でブラウン管モニターを再現するプラスチックのレンズ部品を作るのがいかに大変かといった苦労も述べられています。


そして、最後に紹介されたのが先日弊誌でも紹介した「Pip-Boy」実物大レプリカの試作品です。これは単体で緑のモノクロ画面を表示し、ゲームやドラマで実際に表示されたアニメーションをループ表示され住事ができます。時計としても使え、アラーム設定された時間になると爆弾が落ちます。また、ラジオとしても使えるという事で、ファンアイテムとしても家具としても使い勝手がよいものに仕上がっているようでした。


こうして現実世界でも進化が続いてきた、「Pip-Boy」のレプリカ。こうした再現に心血を注いでいる人々の努力にも、頭が下がる思いです。

《ずんこ。》

石の中にいたいブロガー ずんこ。

ダンジョンの間に挟まれたい系男子。某掲示板でRPGツクールに目覚めその進捗目的でブログを書き始めるも、いつの間にかDRPGが中心の内容に変わっていた。 DRPGと麻雀・ポーカーゲームと元ネタとの差別化が光るフォロワー系ゲームをこよなく愛する。サービス終了したアーケードゲーム『ポーカースタジアム』の公式大会優勝という凄いんだか凄くないんだかわからない肩書きも持つ。

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