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「ROG Phone 8 Pro Edition」“AIでのゲームサポート”の進化に驚かされる!“スマホゲームの最先端デバイス”を触ってみた【試遊レポ】

「ROG Phone 8 Pro Edition」「ROG Tessen」を実際に使用してみました。

ゲーム機 ハードウェア

5月17日より「ROG Phone」シリーズ最新機種「ROG Phone 8」「ROG Phone 8 Pro」「ROG Phone 8 Pro Edition」が販売されています。こちらはASUSが展開する「ROG(Republic of Gamers))」のひとつで、“ゲーミングスマートフォン”として展開されている商品です。

そこで本記事では「ROG Phone 8 Pro Edition」、さらにはスマホ向けコントローラー「ROG Tessen」の試遊レポをお届けします!

今回ご紹介する「ROG Phone 8 Pro Edition」は「ROG Phone 8」の最上位モデルです。「ROG Phone 8 Pro」との違いはメモリが「24GB LPDDR5X」「16GB LPDDR5X」の違いや「1TB」「512GB」のストレージ用量差などが挙げられます。ほかには本来別売のAeroActive Coolerが付属するという点もあるでしょう。しかし内蔵スペック以外は「ROG Phone 8 Pro Edition」「ROG Phone 8 Pro」は同様とみられます。

まず間違いなく、スマホゲームを遊ぶのにあたって“最先端のデバイス”と言える「ROG Phone 8 Pro」試用レポをお伝えしていきます。

◆物語はAIの反乱鎮圧から!? 進化する「サポート機能」に驚きが止まらない

さて、「ROG Phone」シリーズは開封から楽しみがまっています。「ROG Phone 8 Pro Edition」は「ROG Phone 8」でも最上位モデルとあって、創意工夫が凝らされたギミックの“開封イベント”が行われるのです!

重厚感ある外箱から取り出し、デバイスを起動するとさっそくSFなストーリーが開始されます。ここで「ROG Phone 8 Pro Edition」のAirTriggerをふくめた基本操作などを習得できるのですが、今回はAIの暴走を抑えるというストーリーの元、外箱まで巻き込んだド派手な物語が繰り広げられました。

もちろん、この流れもデバイスを知るためのひとつ。「ROG Phone 8 Pro Edition」および「ROG Phone 8 Pro」に搭載された「AniMe Vision」を体験できます。こちらは「341個のプログラム可能なミニLED」であって、背面でも様々な機能を伝えてくれるミニディスプレイです。

チュートリアルでは他にも「ROG Phone 8 Pro Edition」においてレイトレーシングの効果がいかほどなのかもなども教えてくれます。「ROG Phone 8」ならではの機能の数々を端的に紹介してくれるのは良いですね!

そして“AIの暴走”を鎮めたら、“ゲーマー向けなAI機能”によって彩られた「ROG Phone 8」の世界が待っています。筆者が驚いたのは「AI Grabber」です。こちらはなんと、ゲーム中の文章を検出して文字テキストとして抽出してくれるというシステム! ゲーム中にログが残らない会話を見返したいといった点で大いに役立つことでしょう。

もちろん以前より搭載されていた「AirTriggers」も健在です。「AirTriggers」は「ROG Phone 8 Pro Edition」に基本搭載されている超音波センサーAirTrigger(上部二か所に存在する“物理じゃない”トリガーボタン)を設定するための物で、画面上の様々な箇所にLRトリガーを設定できます。「自分の指で画面が隠れない」というのは、(もう慣れたとしても)スマホゲーム好きにとって重要な点です。

デバイスの冷却を行ってくれるAeroActive Coolerには物理ボタンも存在しているため、こちらもあわせて設定すると更に快適にゲームが遊べます。もちろんこれらはゲームごとにプリセットが設定可能です!

マクロ機能は周回などで役に立ちそうな機能。名前からわかるとは思いますが、あらかじめ「このような動作をする」ということを設定することが可能です。そしてAIを活用した様々な機能を提供してくれる「X sense」では、なんと「会話スキップ」機能まで存在! 会話シーンを自動検出しスキップする事ができます。

ゲームライターとしては「会話がスキップできるかできないかも含めて、ゲーム体験として調整されている」と考えているので「スキップしちゃうのか!」とも思いますが……まぁ、疲れているときとかはスキップしたくなるのがゲーマー心理。“ゲームライター(筆者)よりユーザーに寄り添って考えられた”システムではあるでしょう! 『原神』などでは野原にはえている素材を自動で採取してくれるようで、「X sense」という進化に驚かされます!

これらの機能はゲーム中、「Game Genie パネル」で確認可能です。右側には「ROG Phone」として用意された機能が。左側には「着信拒否」など、地味にゲームに役立つ機能も忘れてはいけません。

続いては「ROG Tessen」をチェック!こちらは、先日に発表されたスマホ向けコントローラーです。“折りたたみ式で携帯に便利なAndroid向けコントローラー”であるこちらは、USB Type-Cポートに指すことで物理的なキーボードとして使用できます。

様々な大きさのデバイスに対応するため伸縮式となっていて、使用にあたってスマホが落下するという心配はなさそう。当たり前ですが物理コントローラーの操作しやすさが、スマホ向けゲームでも再現できます。FPSなどの集中力を要するゲームでは大いに役立ちます。物理コントローラーの利点は言うまでもなく、同じ「ROG」ブランドとして互換性が強いのが「ROG Tessen」の魅力でしょう。

スマホ向けゲームは、昨今ではその多くがPCとの同時展開も視野に入れるほどスペックを要求します。中には「PCを前提にしているのでは?」と感じるタイトルすらあります。先日は『サガ エメラルド ビヨンド』もGoogle Playで発売されましたし、インディーの個人開発ゲームでもスマホ向けに制作される作品も観られるようになってきています。


「ROG Phone 8」「ROG Tessen」などでスマホ向けゲームを遊ぶ環境を整えるというのもゲーマーの選択肢のひとつになりえるでしょう。ゲームという世界は絶えず変化することで老若男女を虜にしてきました。間違いなくゲーミングデバイスとして先端を走っている「ROG Phone 8 Pro Edition」、興味を持った方はぜひチェックしてみてはどうでしょうか。


「ROG Phone 8 Pro Edition」は219,800円(税込)で販売中。その他「ROG Phone 8」シリーズについては、公式サイトをご確認ください。


《高村 響》

ゲームライター(難易度カジュアル) 高村 響

最近、ゲームをしながら「なんか近頃ゲームしてないな」と思うようになってきた。文学研究で博士課程まで進んだものの諸事情(ゲームのしすぎなど)でドロップアウト。中島らもとか安部公房を調べていた。近頃は「かしこそうな記事書かせてください!」と知性ない発言をよくしている。しかしアホであることは賢いことの次に良い状態かもしれない……。

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    • スパくんのお友達 2024-06-04 7:15:46
      前機種の7と比較してフロントスピーカー廃止、パンチホール、バッテリー減な時点で論外

      次のROG Phone 9で元のゲーミング路線に戻らなければASUSのROGシリーズは死んだと思っていいかな
      0 Good
      返信
    • スパくんのお友達 2024-06-03 2:22:54
      iphoneカメラを魔改造したりして「デジカメでよくね?」みたいなのあるけど
      あんな感じか
      0 Good
      返信
    • スパくんのお友達 2024-06-02 16:08:47
      凄いんだけどそこまでしてスマホでゲームをしたいのか…買う人も凄いな
      10 Good
      返信
    • スパくんのお友達 2024-06-02 14:40:02
      >「ROG Phone 8 Pro Edition」は219,800円(税込)で販売中

      最上位は例によって台数限定だから
      目に付くような店はとうに終売だぞ
      どこで売ってるのかちょっと言ってみ?
      3 Good
      返信
    • スパくんのお友達 2024-06-02 13:49:00
      これ買うならROG Ally買ったほうよくね?
      1 Good
      返信
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    • スパくんのお友達 2024-06-02 11:04:45
      箱芸がすごいことになってるな
      4 Good
      返信
    • スパくんのお友達 2024-06-02 10:48:50
      ゲーミングスマホはあるだけありがたいけどエッグいスペック要求するスマホゲームがちょっとしか存在しないから使い道がなー
      1 Good
      返信

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