Game*Spark編集部がオススメする4月第1週の特選インディーゲームをお届け!
今週は、サンドボックス脱出サバイバルシューター『STRIDEN』、物語重視カードゲーム『スルタンのゲーム』、一人称視点Sci-Fi RPG『Within the Cosmos』の3本です。
STRIDEN
スウェーデンのインディーゲームスタジオ5 Fortressが現在開発中のサンドボックスシューターサバイバルゲームです。本作の舞台は、戦術核による戦争で荒廃したスカンジナビア半島。そこは多くの人々が大規模な避難で脱出し、東西の戦いの最前線となっています。
プレイヤーは5人編成のチームを組み、他の3チームと対戦します。目標はポイントを集めて、脱出用のヘリコプターを呼び出すための無線信号を最初に送信することです。




ゲームプレイでは、戦利品の収集、拠点の建設、略奪などが求められます。武器は試合中にパーツを拾って組み立てるシステムで、第二次世界大戦や冷戦時代のものなど、複数の時代にまたがる武器が登場します。また、ゲーム内には突撃兵、工兵、衛生兵、偵察兵、支援兵といったクラスが存在し、それぞれ異なる役割を持っています。






さらに、放射能汚染された環境や、プレイヤーが操作する変異体の熊、ヘラジカの戦車など、ユニークな要素も含まれており、戦略的なプレイが求められます。ゲームモードはシングルプレイヤー、マルチプレイヤー、オンライン対戦、協力プレイなど、さまざまなプレイモードに対応予定としています。
タイトル:STRIDEN
対応機種:PC(Steam)
発売日:2025年
価格:未定
日本語:なし
スルタンのゲーム
本作は、君主であるスルタンから強要されるカードゲームを、臣下であるプレイヤーが遊ばなければならないという残酷でヒリついた設定のストーリー重視カードゲームです。
プレイヤーはカードを1枚引き、そこに書いてあるチャレンジを7日以内に達成しないと斬首されてしまいます。


カードは、絶えず新たな情事を追い求めなければならない「色欲のカード」、金銭を湯水のように使わなければならない「散財のカード」、危険な冒険に挑まねばならない「征服のカード」、命を捧げなければならない「殺戮のカード」の4種類。リソースを管理しながら、ときに家族を殺し、ときに友達を裏切るなど、大きな代償を払ってでも達成しなければなりません。


プレイヤーは「千夜一夜物語」風のストーリーを読み進めながら過酷な任務を達成するのですが、その中で語られる物語は、復讐、情欲、権力争いといったドロドロしたものばかりです。さまざまなエンディングが用意されていて、ユーザーのプレイによって結末が決まります。残酷な展開が特徴ですが、カードやUI、イラストの陰がある美しさも大きな魅力です。
タイトル:スルタンのゲーム
対応機種:PC(Steam)
発売日:2025年3月31日
価格:2,800円(4月14日まで2,520円のセール中)
日本語:あり
Within the Cosmos
西暦2278年を舞台にしたSci-Fi RPG『Within the Cosmos』が配信開始しました。たった1人の開発者debdev氏が9年の月日をかけて手掛けています。
ゲームの世界では、人類が滅亡の危機に瀕しており、プレイヤーは地球連合宇宙機関の一員として、冷凍睡眠から目覚め、遠い星系「アダリオ」に降り立つところから物語が始まります。しかし、予定よりも何世代も遅れて目覚めたことで、プレイヤーが目にするのは混乱と分裂を極めた人類社会と、謎のアンドロイド勢力でした。

プレイヤーはキャラクターの見た目や性格、能力値を細かく設定でき、スキルやパークを駆使して、自分なりのスタイルでゲームを進めていきます。


また、探索や戦闘だけでなく、ハッキングや会話による交渉も重要な要素です。選んだスキルによっては監視カメラや端末にアクセスし、情報を引き出したり、敵の目を欺いたりすることも可能です。ストーリーは複数の派閥との関わりや選択によって大きく分岐し、プレイヤーの行動がそのままエンディングに影響します。
タイトル:Within the Cosmos
対応機種:PC(Steam)
発売日:2025年3月29日
価格:1,700円
日本語:なし