2025年12月12日に開催された「The Game Awards 2025」にて、バンダイナムコエンターテインメントは、バンダイナムコエイセス開発の人気ドラマチックフライトシューティングゲーム最新作『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE(エースコンバット8 ウイングス・オブ・シーヴ)』(以下、『ACE8』)を発表しました。このトレイラーや発表内容から本作の内容を整理し、分析します。
なお本記事は、初報の映像から得た情報を整理し推測を含めて分析した内容であるため、今後の情報公開が進めば異なる部分が多くなるかもしれないことをご了承下さい。また、本作のジャンル「ドラマチックフライトシューティング」は『エースコンバット3』で使われたジャンル名です。
『ACE8』の登場人物たち―ソトアは中南米的な国?
『エースコンバット』の世界は『エースコンバット7』で設定がまとめられたストレンジリアル世界と現実世界が舞台の2種類があります。今回の『エースコンバット8』は、公式サイトの紹介にもあるとおり2029年のストレンジリアル世界です。
本作のあらすじは、2029年7月に中央ユージア連合がソトア共和国からの軍事侵攻を受けて戦力を損失するだけでなく、国土の大半が占領され残存戦力も散り散りになってしまいます。そこでプレイヤーは、「シーヴの翼」という名前を託され、3人の仲間と共に空を飛ぶというものです。


トレイラーに映る空母は説明にもある通りかなり古い艦種です。甲板が綺麗な直線を描いていないことから、恐らくアングルドデッキ装備などを行うSCB-125A改修を施したエセックス級空母であると推測されます。しかしながら米海軍が運用したものと異なるのは、艦橋近くにMk.38 38口径5インチ連装砲を搭載したままのものであることでしょうか。
またここで映るヘリには、紅白のカラーリングと機体テールブーム部にシーヴ消防庁(THEVE CITY FIRE DEPARTMENT)という文字が記載されており、公式の説明通りFCUの主要な土地から撤退するために乗り込んだ避難民が集った空母であることがわかります。


避難民が乗り込んでいることがわかるのは、ヘリから降りたシーンにおいて敬礼をしていない人が左にいることに加えて、右奥には私服で会話している人が集っているからです。他にも艦内の避難民はミュージシャンを筆頭に様々な人がいる模様。外観だけではどんな人物かわかりませんが多種多様な人が乗り込んだのがわかります。


登場人物はわかっているだけでピンクのグラデーションで髪を染めたTASHAと、プロレスラー的な風貌を持つPROFESSOR、誰かは判別できませんでしたがNOISEがいること。また主人公の前に座っていたのはJan ”Rex” Copeという人物であるそうです。








他にもこのトレイラーでは、『エースコンバット アサルトホライゾン』で見られた通路における自由な視点移動が可能となったのがわかります。


味方指揮機能復活や、特殊兵装二つ持ちで自由度もさらにアップ?
F/A-18E Block IIを映したシーンでは、パイロンの搭載ステーション4(以下、STA)とSTA.8に恐らくAGM-84を搭載すると共に、STA.9とSTA.10にAIM-9Xを、そして翼端のSTA.11にAIM-9Mとそれぞれ異なるミサイルが搭載。
さらに、AIM-120C(AIM-120D?)を翼下の全パイロンに搭載したものや、STA.4と8にAGM-154 JSOWを搭載したものなど、特殊兵装2個搭載だけでなく、搭載可能な兵装の構成は自由に出来るであろうことが予想されます。




またトレイラーの音声には「指示どうぞREX」というセリフもあり、味方への指示機能が復活したようにも思えます。これを裏付けるようにHUDが映された画面を前作『エースコンバット7』のHUDと見比べてみるとミニマップ右下に十字キーのアイコンや、特殊兵装欄の下に空きがあることから何らかの選択が可能であると推測できます。


なお、こうした自由度の高い兵装構成は『エースコンバットX2』(以下、X2)のものと近い印象を受けます。『X2』では性能の異なる標準ミサイルを選択できるだけでなく、標準ミサイルを全て特殊兵装に置き換えることも可能でした。しかしながら、これはCo-opプレイが前提となる『X2』だから出来た要素です。

一方で特殊兵装の複数持ちが可能となれば、対地+対空、対空+対艦など複雑なミッションが登場するのではないかと推測できます。実際に特殊兵装を複数持ってプレイしてみなければわからないことですが、この複数持ちがどう機能するのか気になるところです。
また、詳細は未発表ですが『ACE8』のSteamストアページには協力プレイの項目もあるために、キャンペーンもしくはそれと異なる協力プレイモードが存在するのではと予想できます。
また、特殊兵装の複数持ちや味方への指示機能は前作『エースコンバット7』で、ミッションにおいて予定外の展開が多々起きることによって初期に搭載した特殊兵装が形骸化してしまう問題や(いわゆるブリーフィング詐欺)、リーダーになったのに指揮できないのが不満であると指摘された機能でした。
Su-57やMiG-29などの東側機体も登場!アレンジ機体も現れる?
『エースコンバット8』の登場機体はF/A-18EとF/A-18Fを筆頭に、Su-35(Su-27?)、Su-57、MiG-29、E-2C(E-2D?)、C-17(C-5?IL-76?)、S-60と確認出来ただけで8機種です。遠方に存在し、細かな形状がわからない機体もあるために括弧が判別不能の機体です。
数年続く情勢から登場が不安視されていた東側機体は今回のトレイラーで登場。基本的な機体が揃っていることがわかりました。







こうした実在機だけでなく、オリジナル機として『エースコンバット7』登場のアーセナルバードを彷彿とさせる機体もいます。そういったアレンジ機体には、尾翼がX翼となっているMQ-9リーパー的なフォルムを持つ無人機も登場。他にもアレンジ機体が登場するのか注目が集まりそうです。

他にもHUDに映るSu-57のコンテナ横の文字にはSHADOW22に加えてARES(アレス)の文字があります。アレスはギリシャ神話に登場する軍神で、火星に結び付けられており、トロイア戦争ではアフロディーテと共にトロイア側へ味方しました。
『エースコンバットZERO』と『エースコンバット7』では北欧神話がモチーフとなり、部隊名などに引用されていましたが、今回の『ACE8』ではギリシャ神話がモチーフとなるのかもしれません。
余談ではありますが、夜空に輝く火星のアレスに対抗する星が、さそり座α星Aのアンタレスです。『エースコンバット』においては、『X2』においてプレイヤーが所属する部隊名がアンタレスでした。
まだまだ予想がつかない『エースコンバット8』
以上が初報における分析となります。わかったことを羅列したとしても、おぼろげながら『ACE8』の内容が少しだけ見えてきます。
特に特殊兵装の複数持ちになるのかは、ゲームとしては小さい変化だとしてもシリーズとしては大きな変化となるでしょう。また、ギリシャ神話がモチーフであるのかわかるのは今後の情報開示次第でありますし、公開が楽しみです。
『エースコンバット8 Wings of Theve』は、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|Sにて2026年発売予定です。
¥5,256
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)













