
GSC Game Worldが5月20日にリリースした『S.T.A.L.K.E.R.』旧3部作の「強化版」ですが、Steamレビューでは一時「やや不評」に割り込むほどの厳しい評価が下されています。
ロシア語音声やソ連の象徴品削除に是非を問う声多数
批判レビューの内容に多く見られたのはロシア語の音声削除や、記念碑や看板といったゲーム内オブジェクトのうち、ソ連を象徴するものとして配置されていたものが削除されていることを問題視するものです。ロシア語圏のプレイヤーからの批判はもちろん、そうでないと前置いたうえで「ロシア語話者に対するプロパガンダのように扱われている。」「時代背景を表す小道具として没入感を高める要素だっただけにこの検閲は間違っていると感じ、残念に思う。」といった意見も見られました。

グラフィックのぼやけも問題視。日本語セーブ不可問題の解決はいつになるやら…
また、FSRとアンチエイリアシングを有効にした際にグラフィックがぼやける不具合も多数報告されており、こちらも厳しい評価の一員となった様子。既報の通り日本語でのプレイ時にはゲームがセーブできないといった現象も発生していますが、対応等の報告はまだ届いていないのが現状です。執筆時点での評価は賛否両論まで持ち直していますが、好評の割合は42%とまだまだ苦しい状況は続いています。
『S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chornobyl』『S.T.A.L.K.E.R.: Clear Sky』『S.T.A.L.K.E.R.: Call of Prypiat』の「強化版」は、PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Windows(Steam、GOG.com、Epic Games Store)向けに販売中です。