電波新聞社マイコンソフト事業部は、「PasocomMini PC-8801mkⅡSR」の発売再延期を発表しました。
2025年秋ごろに発売する予定としています。
今年春発売予定も2度目の延期、ファンには悲報ながら品質向上に期待
発表された文章によれば今回の延期はソフトウェア開発の遅れによるもので、一部ゲームソフトが正常に動作しないなど、お客様の期待に応えられる品質でないと判断したためとしています。
本製品は1985年に日本電気が発売したホビーパソコン「PC-8801mkⅡSR」を、1/4サイズで再現し復刻したミニパソコンです。スタンド差し替えによる縦置きや、実際に挿入・取り出し操作が可能なフロッピーディスクもミニチュアで動作を再現。N88-BASICのVer.2.0を搭載し、実際にプログラミングも可能となっています。
また、電源にはUSB端子(Type-C)を使用しているほか、入出力端子としてHDMIやUSB3.0/2.0、ヘッドフォン端子やMicro SDカードスロットを備えるなど、取り回しの良さは完全に現代化されたものとなっています。
当初2025年春発売を予定していたものの、再現性の向上を理由に2025年7月発売予定へと変更。今回の延期で2度目となります。

工場からの出荷を間近に控える「PC-KD852mini」「PC-8801-KB」、および制作中の「マイコンBASICマガジンDX PasocomMini PC-8801mkⅡSR大全集」も同時期に発売を延期するとしています。
なお、発売日、販売店情報、予約開始日などに関しては決まり次第、改めてお知らせするとのことです。
日本電気の「PC-8000」シリーズ、シャープの「MZ」シリーズ、日立の「ベーシックマスター」とパソコン御三家と知られる中、その筆頭として名高い懐かしの名機をミニパソコンとして復刻しようという今回のプロジェクト。
発売を心待ちにするファンにとって悲報となりましたが、今回の延期で更なる品質向上に期待したいところです。
¥1,599
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
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