「コードネームは「ムシクイーン」でした!」昆虫採集シミュレーション『Kabuto Park』【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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「コードネームは「ムシクイーン」でした!」昆虫採集シミュレーション『Kabuto Park』【開発者インタビュー】

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Doot氏とZakku氏開発、PC/Mac/Linux向けに5月28日にリリースされた昆虫採集シミュレーション『Kabuto Park』開発者へのミニインタビューをお届けします。

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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Doot氏とZakku氏開発、PC/Mac/Linux向けに5月28日にリリースされた昆虫採集シミュレーション『Kabuto Park』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、虫を捕まえ、育てて、戦わせる、昆虫採集シミュレーション。プレイヤーは少女Hanaとして夏休みを過ごしながら、虫を捕まえては戦わせ、チャンピオンを目指します。登場する虫は40種類以上。バトルはリアルタイムのカードバトル方式で行われます。記事執筆時点では日本語未対応。

『Kabuto Park』は、580円で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Doot こんにちは!フランスのインディーゲーム開発者のDootです。2年と少し前にゲーム開発を始め、これまでに3つのゲームをリリースしてきました。

  • Froggy's Battle』は、Zakkuと一緒に作った、スケートボードに乗ったカエルの小さなアクションゲームです。

  • おいでませ、みなみ通りへ!』は、BlibloopとZakkuと一緒に作った、こじんまりとしたストリートマネジメントゲームです。

  • 『Kabuto Park』(本作)は、かわいい虫集めゲームで、Zakkuと一緒に作り、Blibloopからも多くの助けを借りました。

私は自然、虫、鳥、魚、植物、あらゆる種類の動物が大好きです。好きなゲームは、『ポケットモンスター』や『ゼルダの伝説』、『なつもん! 20世紀の夏休み』のような大作もありますが、小さなゲームをプレイすることが多いです!最近プレイして気に入ったゲームですと、『スゴイツヨイトウフ』『a FISTFUL of COWBOYS』『Egg Squeeze』『Berry People』『カエル探偵3:カウボーイタウンの陰謀』ですね。

――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?

Doot 本作の最も面白くてユニークな点は、生き物収集を実にシンプルに、短く、簡潔に表現していることだと思います。たった2~4時間のゲームですが、夏休みの子供のような感覚を味わってもらい、お気に入りのかわいい虫たちを自慢してもらえたらと思います。また、私がデザインしたバトルシステムもかなりユニークで、カードバトル、ターン制、リアルタイムバトルをミックスさせながらも、できるだけシンプルで直感的なものにしました。

本作の企画を思いついた経緯を簡単に説明します。どのような小さなゲームがウケるか、どのようなSteamフェスティバルの開催が予定されているかなど、市場調査を少し行った後、生き物収集ゲームを作ってみたら面白いのではないかと思いました。私は鳥が大好きなので、最初のアイデアは鳥を捕まえて、鳥の餌場でもある大きな城を守ろうとするゲームでした。しかし、これは直感的でなく、人の心を掴むものでもないように感じられたのです。捕まえる、戦う、といった動詞は鳥には合いませんでした。じゃあ何なら合うのか?カブトムシです!私は最近『なつもん!』をプレイしましたし、虫やカブトムシも大好きですので、これは本当に面白いゲームになると思いました。

もちろん、これはかなり簡潔にしたバージョンであり、そこに到達するまでには数週間かかりましたが、主なアイデアとしましては、明確な目標を設定し、私が好きなクールなものについて考え、市場調査を行い、人の心を掴むシンプルな企画を練り上げるまで何度も考え直したということです。

具体的なゲームシステムは、私が過去にゲームジャムで作ったゲームをベースにデザインし、企画に合うように微調整し、何度もプレイテストを繰り返して改良しました。

――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?

Doot はい、もちろんあります!一番インスピレーションを受けたのは、『ポケットモンスター』シリーズと綾部和さんのゲーム(『ぼくのなつやすみ』シリーズ、『なつもん!』)です。『甲虫王者ムシキング』の影響も大きいですね。本作のコードネームは「ムシクイーン」でした!ゲームプレイに関しては、『Chillquarium』やSokpop Collectiveによる作品のような小規模なゲームからインスピレーションを受けました。ビジュアルスタイルは、ヒョーゴノスケや他の偉大なアーティストたちからインスパイアされています。

また、本作は私の子供時代からもとても影響を受けています。私は子供の頃虫が大好きで、よく原っぱに出かけては、かっこいい虫を捕まえようとしていました。フランスには日本ほどかっこいいカブトムシはいませんが、毎年夏になると庭にオオクワガタがいて、とても感動したものです。これは今でも大好きな虫のひとつで、本作を作ろうと思ったのも、この憧れが大きく影響しています。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。

Doot 一番驚いたのは、2月頃に本作の体験版が公開されたときですね。前作の『おいでませ、みなみ通りへ!』はとても成功したのですが、本作には何も期待していませんでした。本作はより個人的な作品で、アートも自分でやっていますし、私はBlibloopほど上手ではありませんし、虫と言うのは多くの人が好むものでもありません。それに、私は体験版が十分に面白いものではないのではないかと恐れていました。しかし、みんなに気に入っていただけました!YouTubeでもたくさん取り上げてもらえましたし、プレイヤーの数も予想以上に多かったのです。

もうひとつ、とてもクールなことが発売日に起こりました。ゲームの開発に関することではないのですが、面白い話だと思います。本作をリリースする数時間前、私たちは家で食事をしていたのですが、恋人が窓を指差して「見て!」と言ったのです。なんと、そこには大きなホウジャクがいました!ホウジャクは私の大好きな虫のひとつで、見ると幸運が訪れると言われています。随分と久しぶりに、しかも本作のリリース数時間前に見られたのです!本当に嬉しかったですね。

――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。

Doot リリース後のフィードバックは非常にポジティブで、Steamのレビューが600件に達した時、ネガティブなものは1件もありませんでした!今は2,000件近くまで来ていて、ネガティブなものは3件しかありません。一番多いフィードバックは、もっと難易度を増やしてほしいとか、マルチプレイを追加してほしいというものでした。しかし、これらは明らかに本作の企画から外れています。

最も重要なフィードバックは、ゲーム開発中にあったような気がします。私はゲーム開発中、毎月プレイテストを行っているのですが、本作の開発中、何人かのプレイテスターたちから「UIやバトル中にしか自分のかわいい虫を見られないのはちょっと寂しい」と言われたので、テラリウムを追加しました!これはゲーム的にはあまり重要ではないのですが、本作に大きなアクセントを与えてくれますし、プレイテスターの方々のおかげで、これは追加して良いものだと気づかせてもらえたので満足しています。

――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。

Doot いくつかのバグ修正アップデートと、2つの新しい虫を含む小さなアップデートを行いました。今はコントローラーのサポートとローカライズに集中していて、すぐにこれ以上のコンテンツを追加することはないと思います。はい、本作は本当に短くて小さいですが、そこがポイントなんです!私は小さなゲームを作るのが好きですし、本作を大きくするために時間をかけすぎるよりも、すぐにでも別の小さなかわいいゲームを作りたいのです!

――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能ですか?

Doot 時間がかかるので我慢してもらわなければなりませんが、はい、数ヶ月後には本作に日本語がやってきます!まだ発表していないので、これはGame*Spark読者限定の情報です!完成が近づいて、おおよそのリリース日が決まりましたら、もっと詳しくお伝えしますね。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Doot はい!こちらのプレスキットにすべての情報、ルール、アセットが入っています。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Doot この小さなインタビューを読んでいただき、ありがとうございます!本作を楽しんでもらえると嬉しいです。本作は多くの素晴らしい日本のゲームに影響を受けています。それらと比べてしまうと本作はそれほど面白くないと思いますが、それでも少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです!

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について

本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に700を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

ライター:Chandler,編集:Akira Horie》

ライター/バイク乗り Chandler

ゲームと風をこよなく愛する暇人。趣味は多い方だったはずが、最近は家でぼーっとしている時間が増えてきた気がしている

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Akira Horie

編集/『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam/Nintendo Switch好評発売中! Akira Horie

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