パブリッシャーTHQ Nordicは、イギリスを拠点とする開発スタジオThree Fields Entertainmentの手がけるオープンワールドドライブゲーム『Wreckreation』を、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに2025年10月28日リリースします。
本作は、400平方キロメートルのオープンワールド世界を舞台に、自由なドライブや建築を楽しむことができる作品です。用意されたレースやアクティビティにチャレンジするだけでなく、プレイヤー自身がコースやレース競技を作り出すことが可能で、マルチプレイで共有することもできます。
ゲーム内ではコレクションした車の色や見た目をカスタマイズしたり、時間帯や交通量を変更したり、自分の好きなスタイルでドライブも可能。広大なマップ中に設置されているビルボードを破壊していったりと、色々な遊び方も用意されている、まさしく“おもちゃ箱”のような作品です!

本稿では『Wreckreation』の先行プレイレポートをお届け。リアルタイムでコースをビルドできる、本作の魅力をたっぷりとお届けしていきます!

まずはド派手なレースでプレイヤーをお出迎え!
『Wreckreation』の物語は、プレイヤーがいきなりレースに参加しているシーンから始まります。チュートリアルに該当するこのレースは、空中に設置されたコースを舞台にしたジャンプあり、ループありの派手なコースで、順位を競いながら車の操作やライバル車の破壊といったゲームの基本操作について学んでいきます。
レースでは加速減速やステアリング、ドリフトなどの操作だけでなく「ブースト」の使い所が重要です。ブーストは文字通り一時的に加速できる機能ですが、使用中はゲージを消耗してしまいます。ゲージはライバル車にぶつかったり、一般道のレースだったら反対車線を走ったり、危険運転することで回復できます。





開幕レース終了後は地上マップへ落下し、いよいよ本格的なゲームが始まります。本作は自由に世界をドライブしながらコース上に用意してあるレースやアクティビティにチャレンジしながら、ドライバーのライセンスレベルを上げていくのが大きな目的です。その過程で新しい車や、ゲームの特徴である建築パーツなどを手に入れられます。
また、400平方キロメートルの広大な世界には破壊できるオブジェクトも多く、中にはゲートやビルボード破壊などのチャレンジもあります。整備された道路はもちろん、一本外れたオフロードや施設なども自由に走れますし、建築パーツなども隠されているので、この後に説明する本作の最大の特徴を忘れて、「普通のレースゲーム」としてドライブしているだけでも楽しめます。




もちろん楽しみ方はそれだけではありません。本作ではオープンワールド世界に自由に建築することで、無限の遊びを楽しめてしまうのです。


世界を、レースを自由に作ろう!
『Wreckreation』では、ゲームを進めて行くことで自由に世界にコースを建築することができるようになります。コース建築はメニューの「ライブトラック」からいつでも開始することが可能で、今走っている道路の目の前をその場で変化させることもできるのです。
用意されているパーツは基本となる直線や坂、カーブ、傾斜、ループ、ジャンプ台といったコース用のパーツから、ビルボードなどの装飾品まで多数。基礎的なパーツは建築補助もあるので、簡単な操作で繋がったコースも設置可能です。もちろん坂道に突然ジャンプ台を置くようなカオスなコースも作れます。


ライブトラック機能の利点は大きなコースを作るだけではありません。例えば道路を走っていて、気になる場所を見つけたけど少し離れていたり、障害物に阻まれていたとしたら、そこに道を作ってしまえばショートカットでたどり着けます。想像できるかぎりすべての道は繋がるのです。
作ったコースはマルチプレイでも反映されます。驚くべきことにリアルタイムで更新できるので、いきなりフレンドの前にジャンプ台を作ることも不可能ではありません。権限を付与すれば参加者も自由にマップをMixできるので、フレンドとカオスなコースを作れば盛り上がること間違いなしです!





そのほか、ホストプレイヤーはマップ内のコースを指定してレースを作成できます。レースでは区間内でチェックポイントも決められるので、Mixしたレースを組み込むこともできます。こちらも天候や交通量を変更できるので、さまざまな状況下でレースを楽しめますよ!



実際に4人でカオスなレース場作り!
そんな素晴らしいエディット機能のある本作『Wreckreation』。そこで今回の先行プレイでは、編集部員と筆者を含むライターの合計4人でコースを制作することに。まずはマルチプレイで集合して良いロケーションを探しながらドライブしましたが、当然のように相手に衝突したり、崖から飛んだという報告も相次ぎました。
ツーリング中に大きな湖を発見し、ここで早速4人がかりのコース作りが始まります。……いきなり置かれたのが壁のような角度の坂だったのですが、大丈夫かなこの企画!とりあえず走っている(登っている?)車の上にビーチボールを落とすという嫌がらせをしておきました。


今回のコースづくりはおよそ1時間を目安に、全員で1つのコースを協力して設営していくというもの。コースを足していくことも障害物を設置することも自由で、一応大人のプレイとして、ちゃんと走れるコースにすることは暗黙の了解です。なお、今回はよりカオスなレースにするため、メディア向けの機能を使ってすべてのパーツをアンロックした状態です。
先述通り基本となるコースは接続補助機能があるため、あっという間に巨大なレース場が作られていきます。真面目にコースをつなげていくもの、とにかく障害物を配置するものと、コース作りはプレイヤーごとの個性も出るようですね。筆者は適度にコースを補助しながらゲートなどの装飾を中心に盛り付けていました。


制作中は「おい、これクリアできねえぞ!」「道が途切れてる!」などの怒号が飛びながらも、着実にコースは完成していきます。そうして4人の力を結集したコースはうねりくねった巨大なもので、遠景から見てもなかなかのインパクトです。


カオスなレースを楽しもう!

それではいよいよ作り上げたコースでのレースが始まります。全員が通してテストランをしていないので一体何が待ち受けているのかわからない状況の中、筆者は「まあみんな大人だろう……」という思いと「そういえば全然喋らず作業に没頭してた奴がいたな……」という恐怖が入り混じっていました。
スタートは比較的穏やかな坂で始まったレースですが、すぐに人の悪意がドライバーに襲いかかります。この先はコースのいくつかの場所をダイジェストでお伝えしつつ、簡単にこんなカオスなレースができるんだ!という部分を紹介していきます。



◆立体ロータリー
基本セットからカーブを組み合わせれば、簡単にぐるぐる回るコースも作れます。『Wreckreation』は基本的に操作性のいい車が多いので、ブーストをかけながらカーブを攻めるのが気持ちいい!


◆火の輪くぐり
コースから飛び降りる先には2つのフープが待ち受けています。しっかりとスピードを出さないと奥の火の輪に引っかかってしまうので、勇気を持って飛び降りましょう。左右の恐竜は単純に筆者の趣味で置きましたが、バルーンなのでぶつかると飛んでいきます。


◆恐怖のジャンプ台
ジャンプ台は決まったサイズのものがいくつか用意されているため、攻略不可になるようなことはありません。しかし、この即興レースで置かれたジャンプ台は木を飛び越すように設置されていたのですが、何も考えずに飛ぶと、半分くらいコースから飛び出た木にぶつかってクラッシュする恐怖の仕様に。参加者からの驚きや怒号が響いていました。



◆◯んこ
並んだ◯んこ。誰だ置いた奴。

◆連続回転ループ
レース終盤にはループが連なった迫力のコースが出現。走っているだけで平衡感覚が失われそうなコースです。こんなのも作れるんだなあと思いつつ、実はループの真ん中を走れば簡単に突破できることも判明し、改善のアイデアも色々と出ました。


◆休憩所
コースの最も高い場所に突如として現れるバーベキュースペース。しっかりと柵などで護られています。一部のオブジェクトは置いたプレイヤーの名前が刻印されるので、誰が置いたのか一目瞭然ですね。

と、色々な名所や難所が続いたゲムスパ特製コースですが、レースの最終盤ではいきなり本格的なエクストリームコースが登場しました。トンネルや炎の演出など、これは本格的だな、作った人すごいな、と思っていたのですが、なにやら既視感が。


なんと、今回コースを作った場所の近くに「チュートリアルで走ったコース」があるのを発見した編集さんが、無理やりコースを繋げた事が判明。今回の企画用のコース設置場所は本当に偶然だったのですが、奇しくも『Wreckreation』の自由さを象徴するような展開が楽しめました。だから黙々と作ってたのかよ!
およそ1時間強の時間で、ほぼ初プレイのメンバーが集まって制作したコースは、いくつかの問題点があったものの、適度なカオスを楽しみつつ問題なく走れる内容になりました。こだわればどんどん複雑なレースも作れそうですね!


『Wreckreation』は広大なオープンワールド世界を舞台に、フリーランやアクティビティ、そしてコース建築と、多彩なプレイスタイルが用意されています。レースは速さを競うだけでなく、ライバル車をクラッシュさせるようなチャレンジもあり、気軽にプレイしやすいのも嬉しいところです。
やはり本作の醍醐味はコースづくりの面白さです。マルチプレイでもリアルタイムに編集できるのは素晴らしく、今回4人で取り決めなしの自由な建築をしましたが、その結果としてちゃんと走れるコースが完成したのは驚くべきバランスです。レース設定などもこだわれば、かなり細かな遊び方まで楽しめそうです。

シングルプレイでも、レベルを上げたり、隠されたパーツを集めたりと、フリーランやチャレンジを堪能できます。舞台となるマップは海や大きな橋、レース場など見どころ満載で、単純に走っているだけでも気持ちいいのも魅力。もちろん、その世界を自由にカスタマイズすることもできますよ!


なお、本作は先行プレイ時点で接続などいくつかの問題がありますが、既知の不具合への対応も進んでいるようです。リアルタイムで自由にカオスな世界を作れるドライビングゲームはとても貴重なので、今後の改善には大いに期待したいところです。
『Wreckreation』は、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに2025年10月28日リリースです。
『Wreckreation(レックリエーション)』日本語公式サイトはこちら!※UPDATE(2025/10/29 0:55):誤字を修正し、再公開しました。











