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『空の軌跡』復活など躍進続く日本ファルコムの“レジェンド級RPG”が蘇る! エディアとのライセンス締結に注目すべき理由とは

近年の活躍が続く日本ファルコム。その往年の作品が、エディアの手を経て再び蘇ろうとしています。

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『空の軌跡』復活など躍進続く日本ファルコムの“レジェンド級RPG”が蘇る! エディアとのライセンス締結に注目すべき理由とは
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■『軌跡』シリーズの源流でもある『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』

ゲームにおける『英雄伝説』と聞けば、『軌跡』シリーズを思い浮かべる人も多いことでしょう。その発想はもちろん合っていますが、『軌跡』シリーズはあくまで『英雄伝説』シリーズのひとつに過ぎません。

『英雄伝説』シリーズは、『軌跡』シリーズだけでなく、巨大な大地の裂け目によって分断された大陸を舞台とする『ガガーブトリロジー』、そして原点となった『イセルハーサ』シリーズを含む作品の総称です。

画像は「マイニンテンドーストア」より 『EGGコンソール ドラゴンスレイヤー英雄伝説 PC-8801mkIISR』

『イセルハーサ』シリーズの1作目にあたる『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』が登場したのは、1989年。今から遡ること35年以上も前になります。『イース』シリーズと照らし合わせると、3作目の『ワンダラーズフロムイース』が発売されたのと同じ年です。

そして、1992年に発売された『ドラゴンスレイヤー英雄伝説II』と合わせ、作中で描かれた世界の名を冠した『イセルハーサ』シリーズと呼ばれています。この2作品が、『英雄伝説』というシリーズを構築した原点にあたります。

『イセルハーサ』と『ガガーブトリロジー』、そして『軌跡』は、いずれも独立した世界を描いており、各シリーズとの直接的な繋がりはありません。

しかし、『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』が『英雄伝説』の発端なのは間違いなく、この作品がなければ今日の『軌跡』シリーズも存在していなかったかもしれません。

世界観ではなく、『英雄伝説』の展開としての原初にあたる『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』と『ドラゴンスレイヤー英雄伝説II』。『軌跡』に繋がる系譜の“始まり”となった両先品が、現行機で遊べるようになる――この新たな動きに、感慨を覚えるばかりです。

画像は「マイニンテンドーストア」より 『EGGコンソール ドラゴンスレイヤー英雄伝説II PC-8801mkIISR』

ちなみに、『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』は『英雄伝説』シリーズの原点ですが、同時に『ドラゴンスレイヤー』シリーズに名を連ねる作品でもあります。そのため、『ドラゴンスレイヤー』から『英雄伝説』への分岐点という役割も果たすなど、日本ファルコムの歴史的に見ても非常に重要なポジションを占めているとも言えるでしょう。

なお、エディアによる移植が待ちきれないという人は、スイッチ向けに配信中の『EGGコンソール ドラゴンスレイヤー英雄伝説(PC-8801mkIISR)』『EGGコンソール ドラゴンスレイヤー英雄伝説II(PC-8801mkIISR)』をプレイする手もあります。

■『ザナドゥ』の系譜に連なる2作品が、再び現行機に登場

画像は「マイニンテンドーストア」より 『EGGコンソール ザナドゥ PC-8801mkIISR』

当時の『イース』は、コンシューマーゲーマーの憧れの存在だったと先ほど説明しました。そして、羨望の眼差しを集めていたタイトルがもうひとつあります。それは1985年に発売されたPC向けアクションRPG『ザナドゥ』です。

1985年といえば、日本国内において「RPG」がまだ一般的には広まっておらず、PC以外ではほとんど味わえないジャンルでした。国民的RPGと呼ばれた『ドラゴンクエスト』の1作目が登場したのは1986年なのでまだ発売しておらず、ファミコンでは1985年発売の『ドルアーガの塔』が登場していた程度です。

『イース』のような作品単体への憧れどころか、RPGという遊びそのものに触れにくかった頃、ゲーム雑誌などで取り上げられた『ザナドゥ』の鮮やかなグラフィックは、ゲームファンの心を揺さぶるほどの衝撃度でした。

もちろん、『ザナドゥ』は見た目だけでなくゲーム自体も高く評価され、PCゲームとしては異例の40万本というセールスを記録しており、ゲーム史に残る作品としてその名を馳せます。

この人気ぶりを受け、『ザナドゥ』から様々な作品が生まれていきます。

例えば、ファミコン向けには『ファザナドゥ』(1987年・ハドソン開発)が作られ、あの『ザナドゥ』がファミコンで遊べるのかと注目を集めました。紆余曲折あり残念ながら中身は全くの別物と言っていいほど違うものとなりましたが、ゲーム自体の完成度はかなり高く、決して出来の悪い作品ではありません。

また、『ザナドゥ』から20年の時を経て開発された『ザナドゥ・ネクスト』(2005年)では、クォータービュー視点のアクションRPGという方向性に舵を切り、好評を博しました。ゲーム性は大きく変わったものの、アクションRPGの面白さを順当に進化させた作品です。

画像は「プロジェクトEGG」より 『風の伝説ザナドゥ※Full版(PCエンジン)』

そして、今回のライセンス契約に含まれる『風の伝説ザナドゥ』と『風の伝説ザナドゥII』も、『ザナドゥ』から派生したタイトルのひとつ。この2作品は、『イースI・II』から『ドラゴンスレイヤー英雄伝説II』までの作品とは異なり、当時PCエンジン向けに作られたオリジナルの作品です。

“PCエンジンでしか遊べない『ザナドゥ』”として関心を集め、期待に応える完成度でプレイヤーを満足させました。しかし、その後の展開にはあまり恵まれず、PC向け以外にはほとんど目立った動きがありません。

唯一、Wii向けのバーチャルコンソールで配信されましたが、2019年に配信サービスそのものが終わりを迎え、『風の伝説ザナドゥ』『風の伝説ザナドゥII』にアクセスできる環境が再び狭まります。

画像は「プロジェクトEGG」より 『風の伝説ザナドゥII※Full版(PCエンジン)』

一時代を築いたアクションRPG『ザナドゥ』の血脈を受け継ぎ、作品として評価されながらも、家庭用機から30年以上も離れていた『風の伝説ザナドゥ』と『風の伝説ザナドゥII』。その復活劇がこの令和の時代に訪れるとなれば、話題となるのも無理のない話でしょう。

なお『ザナドゥ』自体は、『EGGコンソール ザナドゥ (PC-8801mkIISR)』と『EGGコンソール リバイバル ザナドゥ イージーバージョン (PC-9801)』、『EGGコンソール ザナドゥII(PC-9801)』が、スイッチ向けに配信されています。偉大なる先輩に続き、『風の伝説ザナドゥ』と『風の伝説ザナドゥII』が現行機に移植される日も待ち遠しいところです。


日本ファルコムの黎明期に名を轟かせたレジェンド級の名作RPGが、エディアによって再び脚光を浴びようとしています。

登場する時期は2026年度~2027年度予定なので、まだ少し先の話になりますが、往年のファンにとっては懐かしく、新規のファンには温故知新のきっかけとなることでしょう。まずは、今後の続報を心待ちにしてください。


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ライター:臥待 弦(ふしまち ゆずる),編集:八羽汰わちは



ライター/楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦(ふしまち ゆずる)

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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編集/ 八羽汰わちは

はちわたわちは(回文)Game*Sparkの共同編集長。特技はヒトカラ12時間。

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