放送開始から28年が経ったアニメ「ポケットモンスター(ポケモン)」。アメリカでは2年遅れの1999年から放送されましたが、当時のオープニング映像について、海外ユーザー間で“正体のわからない女の子がいる”と話題になっているようです。
一見、日本版では何ともない映像も海外では意図が不明に?
Who was the girl in the original Pokémon opening? I always thought she’d be Ash’s love interest
byu/New_Performance_3062 inpokemon
今回話題となったのはアメリカ版アニメ「ポケモン」の初代オープニングに登場する、オレンジのシャツと緑のスカートを着た女の子です。当時展開されていた原作ゲームの「ミニスカート(の女の子)」を元にしたようなビジュアルのキャラですが、オープニングの他登場人物と違い、アニメ内では主人公「サトシ」と旅する仲間でもなければ、準レギュラーメンバーでもありませんでした。
そんな彼女について、海外掲示板Redditでは“子供の頃に見た時、アッシュ(海外版サトシの名称)の恋人になるか、物語後半の重要キャラじゃないのかと思っていた。このキャラについて誰か情報はないか”?”という旨の投稿が話題に。コメント欄では「Lass(海外版ミニスカートの名称)ではないか?」との意見が寄せられていました。
一見、正体不明の没キャラクターに思える少女ですが、その映像の元を辿ると実は日本版のオープニング「めざせポケモンマスター」の一節、つまり「たとえ 火の中 水の中 草の中 森の中 土の中 雲の中 あのコのスカートの中」をそのままアニメ化した部分だったりするのです。
日本の視聴者は“歌詞をアニメにしただけ”と受け入れやすい一方、アメリカ版オープニングは映像を編集して使いまわしつつも、別の曲に差し替えられており、「ポケモン!全部ゲットしなきゃ。心の底から。(Pokémon! Gotta catch 'em all. A heart so true.)」というフレーズの最中に流れます。そうして“映像と歌詞のリンクが無くなった”結果、少女が登場した理由がわかり辛くなり、今回の疑問に繋がったようです。
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なお、掲示板ユーザーの中にはこの背景を知っている者もおり、典型的なアニメのセクシャルなジョークとして指摘する声や、“日本特有のもの”として説明するコメントもあり、関連するローカライズとして「ポケモンカード」の「ベトベター」が下から少女を見上げているイラストの目線が英語版で変更された例も挙げられています。
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