2025年11月14日・15日に開催されたアミューズメント エキスポ 2025にて、確かな存在感を放っている筐体がありました。元々取材予定にはなかったものの、あまりに気になった筆者は、担当者の方にお話し、体験させていただきました。
そのゲームの名は、『Top Gun: Maverick』。そう、あのアクション映画のゲーム化作品を、加賀アミューズメントが2026年夏の稼働を目指して展示していたのです。本記事では、体験レポートをお届けします。
体感フライトSTGがまた出る。嬉しい……
本作は、2022年に公開されたトム・クルーズ主演のミリタリーものアクション映画「トップガン マーヴェリック」を原作としたアーケードフライトシューティングゲームです。映画にも登場する戦闘機を操縦し、素早く空を掛けながら敵を撃ってスコアを稼ぐといった内容です。


筐体は戦闘機の操縦席を模した形になっており、シートに座ってプレイします。エンジン排気口や装飾が豪華で、見ているだけでワクワクします……!

コントロールパネルはこんな感じ。ごたごたしている感じがたまりませんね……!計器類も雰囲気抜群で、スロットルレバーや操縦桿も存在感があります。

今回のプレイで選択できた機体は、「F/A-18 SUPER HORNET」「F-15E STRIKE EAGLE」「F-14 TOMCAT」「X-86 NIGHTSTORM」の4つ。映画に出てくるものだけでなく、ロマンあふれる機体もさわれます。

基本的な操作は、スロットルレバーで速度を調整し、操縦桿で方向操作、操縦桿についている2つのボタンでミサイルと機関砲を使い分けて戦います。

全体的な感触としては、ハードさ・やりごたえよりも、「体験」を重視した作品であると感じました。豪華で迫力のある1台2画面構成や、プレイに合わせてシートが前後左右に動くといった没入感ある演出が楽しめます。一気に加速したときなんかは、まるで“G”がかかったような、パイロットの気分に浸らせてくれます。
なお、この機種はアメリカのアーケードゲームメーカー・Raw Thrillsが開発したもので、海外では2025年春より稼働していました。このメーカーはゴジラ・マーベル・キングコング・ジュラシックパークなど、版権もの大型筐体アーケードゲームが得意。最近では『Minecraft Dungeons Arcade』をよく見かけますし、筆者は渋谷のアドアーズで『Halo: Fireteam Raven』もプレイしたことがあります。
体験重視で少し大味なところはあるものの、こうした景気のいい大型筐体のゲームが遊べるのはやはり嬉しいところ。見かけたら、ワンプレイする価値は間違いなくある作品でした。











