
さまざまなアワードが開催され、ゲーム業界もいよいよ年末という感じがしてきました。今年一年のゲーム、何が面白かったか……それぞれに思いを馳せているところでしょう。
しかし! ゲームが表彰されるのであれば、ゲームを紹介するショーケースだって表彰されていいんじゃないでしょうか?
そこで、今回は筆者が観てきた国内外のショーケースのなかから、特に面白かったショーケースを7つ選出し、そこからショーケース・オブ・ザ・イヤー(SCOTY)を決めたいと思います!
なお、昨年(2024年)の模様はこちらからご覧ください。
Developer_Direct 2025(1月24日)
一発目は年始に行われたこのショーケース。「Developer_Direct 2025」はXboxが主宰する配信イベントです。
1時間のイベントのなかで『NINJA GAIDEN 4』のワールドプレミアと、『DOOM: The Dark Ages』、『South of Midnight』、『Clair Obscur: Expedition 33』の最新情報が発表されました。

本イベントは開発現場や開発者の声にフォーカスした内容でもあります。1時間で4本という非常にスローテンポな番組構成でありながらも、彼らが何を感じてゲームを作っているのか、どういうところに注目して遊んでいるのかがよくわかる内容になっていました。
日本語字幕もしっかり対応しており、とても見応えのあるショーケースだったかと思います。

ちなみに、本ショーケースの冒頭にあった、各国のレーティングマークをほとんどすべて網羅しているのではというほど大量の警告が一斉に出てくるカットには思わず笑ってしまいました。

主な初報:『NINJA GAIDEN 4』
オリジナリティ:★★★☆☆
テンポの良さ:★☆☆☆☆
初報の衝撃度:★★★★☆
Nintendo Direct: Nintendo Switch 2(4月2日)
ついに現れたニンテンドースイッチの後継機! さすがの注目度であり、この記事を執筆している2025年12月14日時点で「Nintendo Direct: Nintendo Switch 2」はNintendo公式チャンネル内で最も再生されているライブ配信になっていました。
スイッチ2のスペックはもちろんのこと、主要な機能やアップデートタイトル、サードパーティーの移植作から完全新作まで、一瞬たりとも目が離せないイベントだったかと思います。発表タイトルの順番、ナレーションの量、動画がカットインするタイミング、開発者からのアナウンスと、細かいところまで完璧なバランスで作られていました。

フロムソフトウェアの新作『The Duskbloods』もめちゃ楽しみですね!
主な初報:『カービィのエアライダー』『The Duskbloods』
オリジナリティ:★★★★★
テンポの良さ:★★★★★
初報の衝撃度:★★★★☆
The Triple-i Initiative 2025(4月11日)
昨年の覇者「The Triple-i Initiative」を今年も取り上げないわけにはいきません。
相変わらず“No ads, no hosts - just games.”を謳っている通り、余計なもの一切ナシで、楽しそうなゲームの情報をガンガン届けてくれるところに安心感を覚えました。チャプター分けもあって見返しやすいところも良いですね。

去年の『Slay the Spire 2』などの発表に比べると、ガツンと来るとんでもない新情報は少なかったように思えましたが、今年もちゃんとゲーマーによるゲーマーのための番組として仕上がっており、ウィッシュリストが肥えまくりです。このストイックにゲームの情報だけを詰め込んだスタイルがマジでかっこいい!
主な初報:『Neverway』『Katana Zero DLC』
オリジナリティ:★★★☆☆
テンポの良さ:★★★★★
初報の衝撃度:★★★☆☆
Thinky Direct 2025(5月30日)
世界中のパズルゲームを紹介するコミュニティ「Thinky Games」が送る、パズラーのためのショーケース番組、それが「Thinky Direct」です。
簡単そうなタイトルから、見るからに激ムズなものまでさまざま。見てるだけで頭が沸騰してきそうな映像が目まぐるしく流れます。パズル、奥深ぇ……!
とはいえ、ゲーマーの大多数が驚くような新作の情報は(ショーケースの性質上)なかなか出てこず、そこは仕方ないところかもしれません。

もしも彼らの活動に興味が沸きましたら、彼らが独自に行っているゲームアワード「Thinky Awards」もチェックしてみてください。『ANIMAL WELL』『Lorelei and the Laser Eyes』『アレンジャー・ロールパズリングの旅』など、パズルゲーマーが大好きな作品だけに特化したとても尖ったアワードを主宰しております。ある意味、パズルゲームクリエイターからしたら、このアワードの受賞は何よりもの名誉と言えるかもしれませんね。
主な初報:『Spooky Express』
オリジナリティ:★★★★★
テンポの良さ:★★★★☆
初報の衝撃度:★★☆☆☆
インディーライブエキスポ 2025.11.29(11月29日)
INDIE Live Expo実行委員会とリュウズオフィスが手掛ける国内随一のインディーゲーム配信番組「インディーライブエキスポ」。今年はかなり充実した内容になっていました。
『アベマリロケット - Captain Patchwork -』や『ALL A DRIFT』といった有名クリエイターの完全新作や、多くの発売日決定など、インディーゲーマーが待ち望んだ情報をギュギュッと詰め込んでおり、長尺に見合った配信であったと思います。

また、恒例となっていたアワードに関しても、今回は表彰者の色が出ており、大変意義深いものでした。選評にも納得感があり、次も期待したくなる催し物でありました。
主な初報:『アベマリロケット - Captain Patchwork -』『Core Keeper』大型アップデート
オリジナリティ:★★★☆☆
テンポの良さ:★★☆☆☆
初報の衝撃度:★★★☆☆
CRITICAL REFLEX TIME(9月16日)
独創的なローポリホラー作品を数多く発売してきた孤高のパブリッシャー「CRITICAL REFLEX」。彼らが初となる単独ショーケースイベントを行いました。
のっけから砂嵐のブラウン管テレビの映像という、コテコテのホラー演出から始まり、自分たちが発売してきたゲームのコラージュをバチバチの電子音に混ぜて高速で垂れ流します。幕間には『Mouthwashing』のNGシーン集まで見せ、もはやショーケースというよりカルトムービーでした。

番組としてはサイコーの一言で、ひとりのファンとして終始ニコニコで眺めていましたが、新情報はほぼありませんでした。観返されている箇所もほとんどNGシーン集であり、コアファンにとっての番組というむきが強いですね。
なお「CRITICAL REFLEX」についてもっと詳しく知りたいという人は、過去に特集記事を掲載しているのでそちらをご覧ください。
オリジナリティ:★★★★★
テンポの良さ:★★★★☆
初報の衝撃度:★☆☆☆☆
State of Play | June 4, 2025(6月4日)
プレイステーションの新作を発表する番組「State of Play」も、今年はとても見応えがありました。
何と言っても、初報の豪華さは群を抜いています。『Lumines Arise』から始まり『仁王3』『Bloodstained: The Scarlet Engagement』『ROMEO IS A DEAD MAN』など、ワールドプレミア乱れうちといった感じでした。

『007 ファースト・ライト』の詳細が明かされたほか、数多くのタイトルの発売日アナウンスもありました。発表の豪華さに関しては随一だったと言えるでしょう(早起きしないとリアタイできないのがちょっとつらいですが……)。
主な初報:『Lumines Arise』『仁王3』
オリジナリティ:★★★☆☆
テンポの良さ:★★★☆☆
初報の豪華さ:★★★★★
栄えある第二回SCOTYは……!?
ノミネート作が出揃いました。どれもこれも見応えがあり、甲乙つけがたい番組ばかりでした。しかし、この中からひとつに絞らなければなりません……!
それでは、発表します………………………。(ドラムロール)
ジャジャンッ!
第二回SCOTYは「Nintendo Direct: Nintendo Switch 2」です!!
ワーイドンドンパチパチ
注目度の高さに答えるだけの充実した発表内容でした。任天堂という大手ハードウェアメーカーだからこそ用意できたソフト数と、購買意欲をそそる完全新作情報に、ショーケースとしてのテンポ感も考えられた、王者の風格漂う配信イベントだったかと思います。「スイッチ2欲しい!」と思わせる力がありましたね。
今年は他にも「gamescom Opening Night Live 2025」や「The Game Awards 2025」といったド定番のビッグイベントから「tinyBuild Connect 2025」「Indie Horror Showcase 2025」などのチェックしておきたいイベントまで、ノミネートさせてあげたいものがたくさんありました。
来年はどんなショーケースやゲームが発表されるのでしょうか? ウィッシュリストを眺めながら、首を長くして待つことにしましょう!
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
※UPDATE(2025/12/30 13:32):記事中の誤字を修正しました。















