
シティコネクションのシューティングゲーム『R-TYPE DX: Music Encore』は4月30日に配信されました。今回はシティコネクションよりキーの提供を受けたので、本作のプレイレポをお届けします。
本作は、GB版『R-TYPE』と『R-TYPE II』をGBCに合わせてカラー化移植した『R-TYPE DX』の現行機移植版です。GBに合わせて、ステージや音楽が一部省略されているほか、自機やボスの大きさも変化しています。
なお、今回の移植版は、オリジナルの『R-TYPE DX』を移植するだけでなく、GB版で省略されていた音楽を新たに追加すると共に、リワインドや壁紙、クイックセーブ/ロードなどの機能を追加したバージョンです。
AC版と同じようで異なる攻略法が面白い!アレンジ移植のゲームプレイ
まずプレイしたのはオリジナルの『R-TYPE DX』です。本作には、Music Encore版と別にClassic版も収録されており、『R-TYPE DX』にはGBC用にカラー化したバージョンだけでなく、GB版の『R-TYPE』と『R-TYPE II』をそのまま収録しています。


早速プレイしてみると、筆者は『R-TYPE』おなじみの曲やグラフィックがGB用にアレンジされていることに感動を覚えました。基本的にはAC版をベースにしていますが、画面が小さいGB版では視認性を上げるため機体サイズは一回り大きくし、ボスを含めた敵と地形はAC版より少し小さくなっています。

そのため、ステージ攻略の細部がAC版と異なっており、立ち回りを新しく構築する必要があります。とはいえ、敵や敵弾を多く出せない関係からか難易度そのものは低く、比較的簡単にプレイできるのも本作の特徴でしょう。
また、GBC版『R-TYPE DX』は、GB版『R-TYPE』と『R-TYPE II』よりグラフィックがいくらか描き直されています。具体的には、R-9Aのサイズや装着するフォースの二段階目、背景、ボスの撃破表現などが挙げられます。


ステージ1において特に変化したと言えるのが回転砲台とボスのドブケラドプスでしょう。回転砲台は、回転速度が早いだけでなく隙間が広いため、AC版とは違う印象を受けます。ドブケラドプスが小さい一方で、耐久力が高く直ぐ倒す事ができません。何度か根気よく波動砲を当ててなんとか倒せました。

『R-TYPE DX』では、『R-TYPE』パートではステージは1から3と、6から8までを、『R-TYPE II』パートもステージ1から3、そして5と6を収録しています。前述の通りGB用にグラフィックがアレンジされている関係で、完全再現ではないものの各ステージの特色はGB向けに調整されています。



特にボス戦を含めて変化が大きいのが『R-TYPE II』パートのステージ5でしょう。このステージは破壊可能と不可能な障害物が敵によって設置され続けるもので、GBC版での再現度は高く、今プレイしても感心させられます。一方で、特にボス戦は大きくアレンジされていました。AC版だと画面全体に回転フリップがあるのですが、GBC版では回転フリップ1ラインが接近してくるのみです。この回転フリップを押しのけて各部位のコアを撃破するという大きく違ったものでした。ボス戦そのものが違うため、戦い方がAC版と大きく変わる点も、アレンジ移植の魅力です。


『R-TYPE II』パートのステージ6をクリアすると、全ステージクリアとなってそのままエンディングです。オリジナルの『R-TYPE DX』をプレイして、SFCの『SUPER R-TYPE』を思い出しました。あれもAC版『R-TYPE II』をベースとしながらも、ステージの細部や音楽が異なるため独自の魅力があったのです。本作も本家に負けず劣らずAC版『R-TYPE』の別バージョンとして楽しめるのが嬉しいものでした。

音楽も刷新され熱中度が高まった『Music Encore』版
続いてはMusic Encore版です。このMusic Encoreは、専用の音楽がステージ毎に設けられていなかった『R-TYPE DX』に、「もしステージ毎に専用BGMがあったら?」という仮定(if)を実現したものです。BGMの追加だけでなく、ボス戦やクリア時の音楽を含めて既存のBGMも新しく制作されており、単なる移植版に留まっていません。

オリジナルの『R-TYPE DX』後にプレイするMusic Encoreモードは、BGMが変わるだけで新作を遊んでいるような気持ちになったことが新鮮でした。グラフィックはオリジナルの『R-TYPE DX』そのままですが、加えてショット音などによってBGMが途絶えないようになっています。そうした一部の調整があります。さらに、基本的にはGBの性能を逸脱しないような楽曲構成でありつつもパワーアップした内容から、BGM担当のWASi303氏の手腕が存分に発揮されていると思えました。

特に筆者は、ステージ5(AC版『R-TYPE』だとステージ7)と、ステージ10(AC版『R-TYPE II』のステージ5)がお気に入りです。ステージ5では、オリジナルのBGM「夢の島」にて鳴り響く高音をGB用に落とし込んだのが素晴らしいです。またステージ10の曲「DEAD END」は全体的に落ち着いた内容ですが、鳴り響く低音がGBサウンドとの親和性が高く、ステージの再現度の高いアレンジも相まって新しい価値が生まれていると感じられました。
アレンジ移植の魅力が詰まった『R-TYPE DX: Music Encore』―あのGB版『R-TYPE II』の説明書も収録!
『R-TYPE DX: Music Encore』には、ゲーム本編だけでなくGB/GBC版の各種パッケージや説明書も収録しています。これによって基本的な操作やシステムがわかります。
この収録内容で注目なのが、あの物議を醸したGB版『R-TYPE II』の説明書があることでしょう。この説明書には、R-9改の機体説明が掲載されており、壮絶な内容から一部のファンにおいて語り草でした。他にも、宣伝ポスターや説明書に描かれたドブケラドプスの原画もあるため、『R-TYPE』シリーズファンは注目の内容といえるでしょう。





アレンジ移植の面白さが光る『R-TYPE DX: Music Encore』はオリジナルからプレイし始めても良いし、Music Encoreからプレイしてもそれぞれ楽しめるタイトルです。シリーズファンなら注目のタイトルです。難易度の低さからこれからSTGを始めるユーザーにもオススメです。


『R-TYPE DX: Music Encore』はニンテンドースイッチ/PS4/Xbox Series X|S/PC(Steam)向けに発売中。価格は2,420円(税込)、Xbox Series X|S版のみ2,400円(税込)です。なお、期間限定でSteam/ニンテンドースイッチ向けに発売記念セールが展開中です。販売価格より20%オフの1,936円(税込み)で販売されています。











