『NINJA GAIDEN 4』が10年に1本のベストアクションである理由。それは指先が順応して脳が高揚する「ニンジャガ・ハイ」にある【特集】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

『NINJA GAIDEN 4』が10年に1本のベストアクションである理由。それは指先が順応して脳が高揚する「ニンジャガ・ハイ」にある【特集】

『NINJA GAIDEN 4』の爽快感はいかにして生み出されているのか。

連載・特集 プレイレポート
『NINJA GAIDEN 4』が10年に1本のベストアクションである理由。それは指先が順応して脳が高揚する「ニンジャガ・ハイ」にある【特集】
  • 『NINJA GAIDEN 4』が10年に1本のベストアクションである理由。それは指先が順応して脳が高揚する「ニンジャガ・ハイ」にある【特集】
  • 『NINJA GAIDEN 4』が10年に1本のベストアクションである理由。それは指先が順応して脳が高揚する「ニンジャガ・ハイ」にある【特集】
  • 『NINJA GAIDEN 4』が10年に1本のベストアクションである理由。それは指先が順応して脳が高揚する「ニンジャガ・ハイ」にある【特集】
  • 『NINJA GAIDEN 4』が10年に1本のベストアクションである理由。それは指先が順応して脳が高揚する「ニンジャガ・ハイ」にある【特集】
  • 『NINJA GAIDEN 4』が10年に1本のベストアクションである理由。それは指先が順応して脳が高揚する「ニンジャガ・ハイ」にある【特集】
  • 『NINJA GAIDEN 4』が10年に1本のベストアクションである理由。それは指先が順応して脳が高揚する「ニンジャガ・ハイ」にある【特集】
  • 『NINJA GAIDEN 4』が10年に1本のベストアクションである理由。それは指先が順応して脳が高揚する「ニンジャガ・ハイ」にある【特集】

NINJA GAIDEN 4』は2025年10月21日に発売された、前作から13年ぶりとなるナンバリング最新作です。

コーエーテクモのスタジオ「Team NINJA」開発のアクションシリーズで、本作では高品質なアクションゲーム作りに定評のある「プラチナゲームズ」が開発に携わりました。

筆者は『NINJA GAIDEN 2』『Σ2』『NINJA GAIDEN 3 Razor's Edge』のプレイ経験があります。さらに『METAL GEAR RISING』『ベヨネッタ』『アストラルチェイン』といったプラチナゲームズ作品も大好きで、いわば本作は私にとって推し同士のコラボレーション作品。

ニンジャガをプラチナゲームズが作ったらどうなるんだろう」と発売前からワクワクしており、その予感は見事に的中しました。結論を言うと、本作は間違いなく5年、いや10年に一度のベストアクションです。

筆者は現在最高難易度「マスターニンジャ」の終盤に挑戦中で、120時間ほどプレイしました。トロコンを目指している道中ですが、発売日からずっと遊んでいて全く飽きません。奥深い戦闘には必ず発見と成長があり、中毒性が増していく一方で本当に楽しいのです。

本稿では、『NINJA GAIDEN 4』がなぜこんなにも魅力にあふれ、何度も遊びたくなるアクションに仕上がっているのかをお伝えしていきます。

最初に知っていただきたいのは、本作のメイン主人公は新キャラクターの「ヤクモ」であるという点です。

そして、シリーズの看板である「リュウ・ハヤブサ」も登場するほか、過去作の華であった「飯綱落とし」「絶技」といったおなじみの技も、令和の最新アクションタイトルに相応しい操作感とバランスで継承されています。

つまり、本作は新規プレイヤーもスムーズにニンジャガの世界へ参入可能かつ、歴戦の”超忍”たちも楽しめる、間口の広いタイトルです。特に、「過去作は遊んでないけど気になっている」という方はぜひ参考にしてみてくださいね。


シンプルかつ画面映えする基本アクションが楽しい!

新主人公のヤクモを特徴づける基本的なバトルシステムとして、「鴉(カラス)の型」と「鵺(ヌエ)の型」の使い分けが挙げられます。わかりやすく言い換えるとみんな大好き「武器変形システム」です。

ヤクモの初期装備である「鬼刃建御名方 (キジンタケミナカタ)」を例に、簡単に説明します。

カラスの型はいわゆる「通常攻撃」であり、両手に小刀を携える二刀スタイルで、至近距離の敵に素早い連撃を行います。一方、ヌエの型は「血契ゲージ」を消費して繰り出す強攻撃にあたり、3メートル以上の血濡れた大太刀に変化。

二刀でテンポよく敵に攻撃を仕掛けつつ、コンボの締めに大太刀をブンブンと振り回して重い一撃を叩き込む。このように、スピーディーで小回りの効くカラスの型と、パワフルに広範囲を薙ぎ払うヌエの型を使い分けることで、ひとつの武器でも違うテンポと手触りを表現。慣れていくほどに武器を振り回すことが楽しくなってくるんです!

画面上では2つの武器を忙しく切り替えているように見えますが、感覚的には一般的なアクションゲームにおける弱攻撃と強攻撃の使い分けに近いですね。

見た目以上に基本アクションはシンプルなので、シリーズ初心者やアクションが苦手な方でも、すぐにニンジャガアクションの心地よさを体験できるでしょう。

高速で敵を斬り伏せるアクションの爽快感

多種多様なアクションゲームが存在する中で「そもそも他のアクションゲームと『ニンジャガ4』は何が違うのか?」を考えました。

独自の魅力を挙げればキリがないのですが、ニンジャガのバトルは、一体の敵に空中コンボを当て続けるのとも違う、広範囲攻撃を振り続けるのとも異なる、「一体一体を高速で捌いていくテンポ感」が最大の特徴だと感じます。

バトルのテンポ感を生み出す筆頭となるシステムが、シリーズお馴染みの技である「滅却」と「絶技」です。

滅却とは『NINJA GAIDEN 2』から採用された、敵にトドメを刺すアクションのこと。攻撃により手足が欠損した敵をワンボタンで仕留めることが可能で、欠損部位、敵の種類、使用武器によってモーションが変化します。

二刀で胴体を挟んで切断したり、宙に浮かせた敵を巨大ドリルで突き上げたり、ハンマーで力任せに頭を叩き潰したりと、無慈悲に敵を始末するキレッキレなアクションが戦闘に彩りを添えます。

滅却は、前述した「ヌエの型」で使うゲージ量を大きく回復する手段でもあり、積極的に仕掛けることで優位にバトルを進めることが可能です。

「絶技」は、強攻撃ボタンの長押しで発動する無敵技です。タメ段階が増えるほど与ダメージと連撃数が増え、目にも止まらぬスピードで猛攻撃を仕掛けます。ニンジャガシリーズは敵の殺意が異様に高く、無敵状態で敵を倒せる絶技は、基本かつ必須のテクニックと言えるでしょう。

発動した際の立ち位置や、武器の特性によっては複数の敵を巻き込めるため、これもまた非常に爽快でどんどん狙いたくなります。筆者のお気に入りは、棍がハンマーに変形する「崩震槌マガツヒ」の絶技。リーチの長い棒状の武器を風車のごとく振り回し続けるため、うまく狙うと10体以上の敵を巻き込むことが可能。あちこちで敵の体がパン!パン!と砕け散る瞬間がたまりません。

なお、倒した敵から出現する「血塊」(『鬼武者』でいう魂のようなもの)を利用してタメ時間を短縮する「絶技引導」も本作で継承されています。

滅却や絶技以外にも強力なアクションが用意されており、使いこなすほど華麗な立ち回りへと進化していきます。ここからは、本作のアクションがなぜこんなにも手触りが良くて爽快なのかを深掘りしていきましょう。

アクションの手触りを構成している要素

本作の気持ち良い瞬間は、集約すると「敵を切断する瞬間」にあります。

例えば、攻撃中に敵の手足が欠損した瞬間、ほんの一瞬だけヒットストップがかかります。同時に、通常よりも派手な斬撃音が発生することで、直感的に「滅却」のチャンスを把握できるようになっているのです。特に中ボスなどの厄介な敵が欠損した瞬間は、貴重な「トドメチャンス」。欠損の手応えとサウンドを聞いた瞬間に「きた!」と嬉しくなってしまいます。

さらに、欠損した敵に滅却を発動すると「人を斬っただけでそんなデカい音ならんやろ」と思うほど迫力のある効果音が発生します。ケレン味のある豪快なサウンドエフェクトにも、プラチナゲームズらしさを感じました。ちなみに筆者は「アクションの効果音はデカければデカいほどありがたい派」です。

滅却の対象となった敵の手足は千切れ、頭は宙を舞い、胴体は縦横無尽に切断されます。文字に起こすと悲惨ですが、ドロドロとした流血というよりは美しく舞う血飛沫といった印象で、そこまで「グロテスク」ではありません。刀などでキレイに両断されているため、体の中身がぐちゃぐちゃに散らばるといった演出はほぼ皆無。ホースの先端を握った時の水しぶきを思わせる出血表現は、爽快感を演出するスパイスとして素晴らしい仕事をしています。

敵を激しく一刀両断した際に手元に伝わる、コントローラーの振動もたまりません。筆者はPS5でプレイしていますが、本作は『アストロボット』のような多種多様な振動ではなく、「ブルッ!」「ブルルッ!!」とシンプルかつ強い振動で攻撃の手応えを表現しています。

振動の強さとタイミング、欠損時の絶妙なヒットストップ、インパクトのある効果音。触覚・視覚・聴覚に訴えかける絶妙な演出によって、刃が芯を捉えた瞬間の手応えがダイレクトに伝わってきます。シンプルなのに飽きない、また戦いたくなる手触りの良さが、本作の中毒性を支える基盤であることは間違いないでしょう。

こればかりは実際に触れてみなければ伝わらない要素なので、ぜひコントローラーを握って体感してみてほしいですね。

圧倒的スピード感と豊富な逆転ルート

主人公の動きもスピーディですが、敵も本気で数の猛攻を仕掛けてきます。

特に高難易度では敵の数が増え、攻撃力も跳ね上がるため、少しでもその場に留まればあっけなく命を落としてしまうでしょう。ですので、本作では後述する防御や回避といった「引きの戦術」も重要です。格ゲーと同じように、一方的に攻めるだけでは勝てません。

そして本作は、防御から攻めへの切り返し、いわば「逆転ルート」が豊富に用意されている点も大きな魅力です。

敵の攻撃をギリギリで避ける「裏風(ジャスト回避)」、敵の攻撃が当たる直前に攻撃ボタンを押す「弾き」、そしてジャストガード。本作では守りから反撃に転じるアクションが豊富に用意されており「防御こそ最大の攻撃だ」と言わんばかりの大逆転を狙えます。

例えば、弾きからタイミングよく強攻撃またはヌエの型で反撃すると、敵を確実に欠損させられるスキルがあります。広範囲の雑魚敵はもちろん、なんとタフな中ボスも一撃で欠損させることが可能。オセロ終盤の一手で大きく戦況を覆すように、苦戦した集団戦を反撃ひとつで突破できたこともありました。圧倒的に不利な状況を、ハイリスクハイリターンな反撃でひっくり返す達成感も、本作ならではの楽しさと言えるでしょう。

技が多くて何だか難しそう」と思われたかもしれませんが、心配ありません。

高速道路を運転すると時速80kmがゆっくりに感じられるように、スピーディな戦闘の最中でも、敵の攻撃リズムや周囲の状況が掴めるようになり、「自分の脳や指先が順応している!」と気づく瞬間が必ず訪れます。

確かに、スキルが豊富なので最初は持て余すかもしれません。しかし、バトルを繰り返すなかで「頭で考えずに使える技」が増えていくことでしょう。少しずつ余裕が生まれる中で敵を一気に斬り伏せる経験を重ね、その時にふと、自分が超忍への道を一歩ずつ歩めていることを実感するのです。

アクションのサイクルが生む「ニンジャガ・ハイ」

ここまで紹介してきた攻撃アクションや防御からの反撃が、一連のサイクルで次々に決まっていくほどに脳内が高揚感で満たされていきます。これを私は勝手に「ニンジャガ・ハイ」と呼ぶことにしました。

通常攻撃やヌエの型で敵を欠損させ、滅却で敵にトドメを刺す。次の敵へ瞬時に飛びこんで斬りかかりつつ、宙に浮かせた敵を飯綱落としで仕留める。血塊を利用して敵の集団に絶技の連続技を浴びせ、絶技後のスキを狙ってくる敵の攻撃を弾き返し、広範囲への一閃で蹴散らす――。

このようなイメージで、攻防のスキルが上達するほど、全ての状況を活かして攻撃を続けられるようになるでしょう。圧倒的なスピードで敵を全滅させる爽快感は唯一無二。アクセルを踏みっぱなしで速度が上がっていくようなアドレナリンが脳内を駆け巡ります。

この気持ち良さを一度でも味わってしまうと「もっと上達したい」という思いが生まれていきます。そして上達するほどニンジャガ4の爽快感は天井知らずに増していく。だから止められなくなる。この気持ちよさのサイクルこそが、「NINJA GAIDEN4」が10年に1本のベストアクションである「理由」と言えます。

冒頭でお伝えしたように、本作は新主人公ヤクモの視点を中心に描かれるストーリーなので、ニンジャガシリーズ未経験でも問題なく楽しむことができます。

記事内で紹介した各種アクションは、トレーニングモードやチュートリアルで何度でも練習可能。難易度の幅も広く、ヒーローモードでは回避やガードを自動で行う設定が用意されており、アクションゲーム初心者も安心です!

本編クリア後のやり込み要素も豊富であるほか、2026年には新武器やミッションが追加されるDLCも登場予定。

すべてのアクションゲーム好きにおすすめしたい大傑作です。ぜひこの機会に『NINJA GAIDEN 4』で血の雨を降らせてみてはいかがでしょうか!

『NINJA GAIDEN 4』はPC(Steam, Xbox on PC)/Xbox Series X|S/PS5向けに発売中です。


NINJA GAIDEN 4 -PS5
¥5,022
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
ライター:とよしま,編集:みお


ライター/ゲームと小説好きのライター とよしま

フリーランス5年目にして念願のゲームメディアライターに。言葉でエンタメの魅力をどこまで伝えられるのか真剣に追求しています。それにしてもゲームっていいですよね。

+ 続きを読む

編集/Game*Spark共同編集長 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。人生ベストは『街 ~運命の交差点~』。2025年ベストは『Earthion』。 2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。2026年1月に共同編集長になりました。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top