気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Zxima開発、PC向けに1月20日にリリースされた終末国土防衛アドベンチャー『MOCHI-O』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、ハムスターによく似た殲滅兵器「もちお」を育てて国を守る、日本産の終末国土防衛アドベンチャー。飼育員としてもちおを育成し、外敵から自国を守ることがプレイヤーの使命となります。右手にもちおを握り締め、敵に照準を合わせて攻撃。撃破した敵は種を落とすので、それを拾って得られる経験値を貯めると、ランダムな選択肢からスキルを獲得可能。戦闘の中でもちおを強化して迫りくる敵を撃破し、防衛ラインを死守しましょう。
『MOCHI-O』は、580円で配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
じぃーま「やさしい終末世界」をテーマにひとりでゲームを開発しているじぃーまと申します。
「一番好きなゲーム」って、これいきなり宇宙一難しい質問ですよね?とりあえずパッと浮かんだのは『X-COM: UFO Defense』と『S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chornobyl』です。一番なのに2つですね。あとファミコンの『ロックマン2』と『4』も好きなので追加していいですか?4つになりましたね。これぜったい宇宙一難しい質問ですよね。もっと追加していいですか?
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
じぃーまカワイイ殲滅兵器を育てて戦う、国土防衛アドベンチャーです。ハムスターのような謎の生物「もちお」を握りしめ、侵攻してくる敵の大群を圧倒的火力で薙ぎ払う爽快なプレイを楽しめます。
そんな『MOCHI-O』はライトなプレイ感の明るいゲームですが、元々は実験動物をテーマにした陰鬱なゲームを作るつもりでした。薬物を投与して実験動物を強化して、その動物が暴れるのを抑え込んだり、暴走に巻き込まれて命を落とさないようにするというゲームの予定だったのですが、あまりにも暗くて自分でビックリしたので没にしました。
そのゲーム内のミニゲームに動物の強化度合いを測るために射撃的なことをするものを予定していて、せっかくだからここだけ抜き出してゲームにしてみようと思いました。ハムスターの口からミサイルが出るという絵面が面白かったので、これだけ活かしたいなという…。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
じぃーま『Vampire Survivors』ですね。『20 Minutes Till Dawn』『Brotato』など、本家だけでなく、いわゆるヴァンサバ系の作品も作りながら色々遊びました。
『溶鉄のマルフーシャ』、『救国のスネジンカ』もかなりプレイしていたので、おそらく右から左に敵が攻めてくるのはこのシリーズの刷り込みじゃないかと思っています。
参考のためにと自分に言い聞かせながらいろんなゲームを遊びまくったので、膨大な時間を溶かしました。ゲームって本当に楽しいですね。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。
じぃーま開発の途中で講談社さんにお声がけいただいて、講談社ゲームクリエイターズラボ(以下GCL)のメンバーに入れてもらったことですね。本作は元々モバイル専用に開発していたのですが、GCL入りをきっかけにSteam版をリリースすることになり、はからずも初のPC用ゲームとなりました。
今までは1人でもくもくと開発するスタイルで、今もその基本スタイルは変わらないのですが、担当さんがしばしば打ち合わせをしてくれるのでそれが頭を整理したりアイデアを出す良い機会になっています。
――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。
じぃーま今作で初めて、Discordで募集したファンの皆様にテストプレイをしてもらうという経験をしました。本作には出撃前にもちおをナデナデしてバフを取得する機能があるのですが、これはテストプレイヤーさんから要望をもらって追加したものです。私はもちおにエサをあげて握りしめて戦ってるだけでもちおとのコミュニケーションは十分だと思っていたのですが、プレイしてくれたみなさんがもちおをカワイイ、もっと触れ合いたいと思ってくれたのが嬉しかったです。もちおかわいいよもちお
――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。
じぃーま『MOCHI-O』については大きなアップデートの予定はありません。その代わり、すでに新作の開発がかなり進んでいます。今年はあと何本か新作をリリースするという無謀な計画があるので、実現できるようにせっせと開発していきます。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
じぃーま大丈夫です!どんどんやってほしいです。
――最後に読者にメッセージをお願いします。
じぃーま皆さんの「一番好きなゲーム」はなんでしょうか?一番のものをひとつ選ぶっていうのがめちゃくちゃ難しいので、おそらく皆さんもリストを作ったら10個とか100個ぐらいは一番好きなゲームがあると思います。
わかります、みんなそうです。ゲームって全部違って全部いいので、一番が1,000個あってもいいのです。私のゲームもいつか皆さんの1,000,000個ある一番好きなゲームのリストに入れてもらえるように作っていきたいと思いますので、気が向いたらぜひプレイしてもらえるとうれしいです。
――ありがとうございました。


◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に900を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。








