「アートは「Vermis」という本、ゲームプレイは『Candy Box』から着想を得た」インクリメンタル系ダンジョンRPG『Horripilant』【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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「アートは「Vermis」という本、ゲームプレイは『Candy Box』から着想を得た」インクリメンタル系ダンジョンRPG『Horripilant』【開発者インタビュー】

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Alexandre Declos氏とPas Game Studio開発、PC/Linux向けに2月21日にリリースされたインクリメンタル系ダンジョンRPG『Horripilant』開発者へのミニインタビューをお届けします。

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「アートは「Vermis」という本、ゲームプレイは『Candy Box』から着想を得た」インクリメンタル系ダンジョンRPG『Horripilant』【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Alexandre Declos氏とPas Game Studio開発、PC/Linux向けに2月21日にリリースされたインクリメンタル系ダンジョンRPG『Horripilant』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、恐怖で満ちた地下世界で生きのびるインクリメンタル系ダンジョンRPG。放置ゲーム、パズル、オートバトルの要素が組み合わされており、クリックや放置で資源を集めて少しずつ強くなっていくのが特徴。日本語にも対応済みです。

『Horripilant』は、920円で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Alexandreこんにちは!『Horripilant』を個人で作っているカナダの開発者、Alexandre Declosです。

私が今までプレイしてきた中で、日々のクリエイティブなプロセスにインスピレーションを与えてくれているお気に入りのゲームたちを紹介します。まずはその素晴らしいストーリーテリングと独創的なパズルが魅力の『Outer Wilds』。次にプレイヤーへの情報の伝え方が唯一無二で、パズルの仕掛けも本当にユニークな『TUNIC』。そして、ネタバレを避けるために詳しくは言えませんが、独特の世界設定や探索要素、そして全体的な「クールさ」が最高の『Inscryption』ですね。

好きなゲームは他にもたくさんありますよ。

――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?

Alexandreこのゲームは、インクリメンタル(訳注:『Cookie Clicker』のような放置・自動化・インフレゲーム)、オートバトラー、そしてポイント&クリック・アドベンチャーを融合させた、とてもユニークなミックス作品だと思っています。これら一連のジャンルを、ここまで違和感なく一つにまとめたゲームはあまり見たことがありませんし、『Horripilant』はそのジャンル構成においても、ビジュアルスタイルにおいても唯一無二の存在だと自負しています。

このアイデアが生まれたきっかけは、「Vermis」という本に出会ったことでした。この本の持つ雰囲気やビジュアルスタイルに心底惚れ込んでしまったのです。これは「存在しないゲームの攻略本」というコンセプトの本だったので、「もしこのスタイルのゲームを実際に作ってみたらどうなるだろう?」と思い、作ってみてしまったのです!

また、以前『Candy Box』系のゲームに熱中した時期もあり、「こういうゲームがもっとあればいいのに」という思いと、「Vermis」から得たインスピレーション…この2つを掛け合わせて誕生したのが『Horripilant』なのです!

――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?

Alexandreあります!アートディレクションについては、アーティストのPlastiboo氏による「Vermis」という本をベースにしています。そしてゲームプレイは、かつてのウェブブラウザゲーム『Candy Box』から着想を得ました。この作品は、インクリメンタル要素にオートバトラー、さらにポイント&クリックのパズルやアドベンチャーを融合させていたのです。

私はこのゲームが大好きだったので、「自分が一プレイヤーとして遊びたいものを作ろう!」と挑戦した結果、この形になりました。また、メタ的なパズル要素については『TUNIC』からも影響を受けています。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。

Alexandreリリース直後、配信者の方々から信じられないほどの注目を浴びました。フランスや英語圏の超有名配信者たちがプレイしてくれたのですが、それはもう現実とは思えないような出来事でしたね。

これほど多くの大物コンテンツクリエイターたちが、彼らの素晴らしいオーディエンスの前で私のゲームをプレイし、楽しんでくれたことに、言葉では言い表せないほど感謝していますし、ただただ感動しました!

――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。

Alexandre修正しなくてはいけないバグに関するものがたくさんありましたし、バランス調整に関するものも大量にありました。全体的には、フィードバックは非常にポジティブなものが多く、心から嬉しく思っています。

ただ、一部のプレイヤーが苦戦しているのを知り、少し驚きました。おそらく、プレイスタイルやアップグレードの選択肢によっては、攻略に時間がかかり過ぎてしまい、それがストレスに繋がってしまったようです。そうした不満点を汲み取り、苦戦しているプレイヤーにとってもう少しスムーズに進められるよう改善を重ねました。その結果、あらゆるプレイヤーにとってより良いゲーム体験にすることができたと思っています!

――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。

Alexandreリリース以来、いただいたフィードバックをもとにアップデートを重ねてきました。私にとってプレイヤーの皆さんの声は、このゲームを最高のものにするために欠かせない、信じられないほど大切なものなのです。

現在は「ニューゲーム+」用のコンテンツ制作に取り組んでいますが、それ以外に関して、本作はほぼ完成した状態と言えるでしょう。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Alexandreもちろんです!自由に動画の投稿や配信をしていただいて大丈夫ですし、本作について存分に語っちゃってください!

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Alexandre素晴らしいことに、日本は『Horripilant』にとって最大のマーケットの一つなのです!私の作った小さなゲームが、世界中でこれほどの成功を収めるなんて夢にも思っていませんでした。

この成功は、間違いなく日本のプレイヤーの皆さんのおかげです。本作をプレイし、楽しみ、そして話題にしてくれた日本の皆さんには、感謝してもしきれません。

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について

本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に900を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

ライター:Chandler,編集:Akira Horie》

ライター/バイク乗り Chandler

ゲームと風をこよなく愛する暇人。趣味は多い方だったはずが、最近は家でぼーっとしている時間が増えてきた気がしている

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Akira Horie

編集/『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam/Nintendo Switch好評発売中! Akira Horie

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