
3月28日と29日に東京のベルサール秋葉原で開催されたハピネットゲームフェス2026。シューティングゲームジャンルのブースでは、Bliss Brainの『70年代風ロボットアニメ ゲッP-X』がプレイアブル出展されていました。本作の試遊版におけるプレイレポをお届けします。
ゲーム本編とアニメパートの熱量が高すぎて感心させられるばかりだった『ゲッP-X』
今回の試遊で『ゲッP-X』に触れられた時間は10分ほど。大体ステージ1前半の範囲内です。短時間の試遊ながら、本作に込められた熱量の高さは十分に感じられました。
早速プレイし始めてみると、状況説明を兼ねた文字がスクロールしてきます。そして、かつて公共放送で放送されていた時報風の時計が映り、秒針が12時を指すと『ゲッP-X』のオープニングがスタート。映像自体はオリジナルのソースから再スキャンしたものであるためにとても美しく仕上がっています。シューティングゲームのリマスターとは言え、ここまで綺麗で気合いの入ったアニメを見られるのが純粋に嬉しく思えます。


この映像を見ていて気付いたのが、本作は70年代TVアニメパロディのシューティングゲームである一方で、90年代のTVアニメシーンの特徴も内包しているということ。それを象徴しているのが本作のSE付きオープニングアニメでしょう。近年では一部作品にあるぐらいですが、95年放送の「新機動戦記ガンダムW」を筆頭とした90年代の一部ロボットアニメやバトルもののアニメ作品には付きものでした。



このオープニング後の幕間パートは一枚絵を切り替えながら物語を展開しますが、本リマスターではセリフ字幕も搭載しており各々のセリフがわかるようになっています。この幕間の後シューティングのAパートがスタートしました。


このシューティングパートではゲッP-Xを操作するのですが、意外と自機の当たり判定が大きく敵弾に被弾しやすいものでした。その代わりに、溜め撃ち攻撃のエックスビームは、溜始めに「エックス…!」と喋り、発射時に「ビーム!!」と叫ぶのがたまらなく気持ちが良いです。発射するタイミングも自由で弾も無限なため、ガンガン撃ちまくれるのが楽しく本作を象徴する武装であると思えます。こうした要素や自機の耐久力の高さから、弾避けが主体のSTGでなく、出現する敵を速攻で倒しまくることで事を有利に進めるSTGであるのだと思えました。



第1話Aパートの終盤では、ボスとなる巨大戦闘ビーストが登場します。ここのプリレンダ映像は、90年代にも人気を博した「空中で回転する亀」の怪獣映画を彷彿とさせる演出で思わず笑ってしまいました。名前をよく見ると「アルマジロビースト バルMk-II」とあり直接は関係なさそうです。



ここのボス戦では、自機の形態によってトドメを刺す必殺技のアニメパートも変化します。各形態に対応したシーンの変化はSTGジャンル以外でもなかなか無く、このこだわりに驚いてしまいました。こういう演出を体験してみると、ここまで登場人物が語りまくるストーリー主体のシューティングゲームはプレイした事がなかったため、強く感心させられるばかりです。



また、ゲームプレイ中は熱い劇中歌が流れ続けるために、ステージ前後のアニメパートを合わせてもかなりリッチな印象を受けます。他にも、オプションに目を向けると、クイックロードとセーブ、そして巻き戻し(リワインド)が可能。壁紙の変更やCRTフィルター、スクリーンスケーリングの画面設定も搭載されています。特筆すべきはオリジナルのPS版の説明書もマニュアルとして収録されていることでしょう。





10分ほどのゲームプレイでしたが、まさに90年代アニメとシューティングを盛り込んだ作品をリマスターであることを体験できました。2026年現在の視点で見てもとても高いクオリティですし、そこに込められた熱量はとんでもないものです。シューティングゲームファンには今年の注目リマスタータイトルであることは確かでしょう。
『70年代風ロボットアニメ ゲッP-X』は、PS4/PS5/Xbox Series X|S/ニンテンドースイッチ/PC(Steam)向けに7月16日発売予定。価格は、PS5/ニンテンドースイッチ向けのパッケージ版の通常版は4,400円(税込み)、限定版は8,580円(税込み)です。
¥8,580
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)













