5月6日に、リズムにノッてスタイリッシュな格闘技を繰り出すアクションゲーム『Dead as Disco』の早期アクセスが開始されました。こちらの記事でプレビュー版の“ノリ”具合を紹介しましたが、今回は早期アクセス版で増えたボスや要素、変更点をお届けします!

なお、執筆にあたりBrain Jar Gamesからキーを提供いただいています。
プレビュー版から増えた要素は?
プレビュー版ではゲームスタートと共にキレキレのダンスを披露し、チュートリアルへ……という流れでしたが、早期アクセス版ではオープニングが追加され、死んでしまった主人公の「チャーリー」が起き上がる所から開始。


起き上がったチャーリーはノリノリで踊り始め、そこから体験版の冒頭に繋がります。この時、謎の骸骨の「ヴァイス」が登場。どうやらヴァイスはチャーリーと何かの契約を結んでいるようで、「アイドルズ」に立ち向かうサポートをしてくれます。この2人の会話や「アイドルズ」達とのやり取りから、チャーリーのいない間に起きたことやキャラクター同士の関係、チャーリーの死について掘り下げられていきます。


ですが、現段階だと一人称や口調がどのキャラクターもブレており、固有の単語の説明もあやふやなため、本作の世界観を十分に楽しむことができませんでした。まだ早期アクセス段階なので、いずれ改善されることを期待したいのですが……。
さっそく早期アクセス版で増えた「アイドルズ」に挑戦……と行きたいところですが、まずはプレビュー版からのボス「ヘムロック」や「アローラ」の変更点をご紹介。
全体的なゲームプレイに変更はありませんでしたが、チャーリーと対峙した時の会話が増えており、しかもフルボイスとなっています。音声がついたことにより、アローラの「こんにちは」という挨拶が「안녕하세요(アニョハセヨ)」と言っていることが分かったりと、よりキャラクターのモチーフや印象が受け取りやすくなっていました。以前よりもチャーリーとそれぞれの関係性がうかがえる内容になっていますが、現段階では翻訳の影響か不自然な会話に感じてしまい“ノリ”づらいのが惜しい所です。


戦闘中も、フェーズごとにボスの台詞が増えています。ですが、このボスが台詞を発している間はボーカルが無しになる、という演出によってサビの入りにボーカルが無く、少し勢いを削いでいるように感じる……ということがありました。フェーズが変わる時は曲の展開が切り替わる時でもあるため、たとえ台詞と重なったとしても、ボーカルを流しっぱなしにした方がノれるのではないかと思います。

バトルを終えると、リザルト画面に「ファン」獲得、という項目が。こちらは本作における「通貨」となっており、ファンを使用して「スキル」の取得や後述する「アンコール」でのアイテム、コスチュームの購入ができます。

この「ファン」は、ボス戦だけでなく「インフィニット・ディスコ」の「チャレンジ」でも獲得することが可能です。「チャレンジ」は細かいスキルを学べる軽いチュートリアルのようなものなので、こちらを先にプレイして自身とスキルの底上げを先にするのも手。

さらに、「スキル」には体力の最大値やゲージを増やしたり、遠距離攻撃が出来るようになったり、リズムに合わせて攻撃するとゲージを多く取得できたりと戦闘を有利に進められるものが揃っています。また、各アイドルズを倒すことでゲージを消費する技の種類も増えていくため、スキルを揃えてもっとスタイリッシュに、と何回もアイドルズたちに挑みたくなります。


特に新ボス「デックス」のスキル「ラッシュダウン」は遠距離攻撃を行った後に攻撃ボタンを押すと、ヒットした的に向かってダッシュするという移動手段になる便利なスキル。こちらを解放すれば、プレビュー版で筆者が感じていた「全員倒したと思ったら遠くに1人残っていて、その敵の元まで向かう際に自身の“熱気”が少し途切れてしまう」という気になる点も解消されます。
改造された身体と、溢れ出す感情をぶつける「デックス」
その新ボスの「デックス」ですが、かつての彼は元々人体改造に手は出さないと言っていました。ですが、今は脳や下半身に大量のプラグが繋げられています。彼もチャーリーが死んでからの間に、何かがあった様子。


青と赤の光で照らされた会場には、大勢の人が詰めかけています。ギターによる1分近いイントロの後にシャウトボーカルの「メタル」が響き、デックスの激しい怒りと悲しみを表しているかのよう。
以前の2曲と比べると、こちらの曲は聞き慣れるまでリズムが直感的に分かりづらいかもしれませんが、ドラムに耳を傾けたり「ビートインジケーター」をオンにすればノれるはず。

叫び、怒るようなAメロとBメロから一転、サビに入るとメロディックなアツい曲調に。リズムに合わせて上から稲妻が落ちてくるので、予兆と範囲を見て避けながら敵をいなしましょう。そしてサビが終わる前には、稲妻を纏った敵が新たに登場します。こちらの敵は普通に攻撃すると避けられてしまいますが、カウンターを狙えば倒すことができます。

サビが終わるとステージが変わり、モノクロな細長いステージへ。稲妻を避けながら次々と襲い来る敵を倒していると、今度はそのトーンのまま路地裏のような場所に変わります。デックスとの一対一に備え、攻撃を受けないよう気をつけながら戦っていると、哀愁漂う短いメロディとともにチャーリーと対峙するデックスのムービーが。


ついに「デックス」とのバトル開始です。彼はギターから稲妻を纏った音を飛ばす遠距離攻撃や、4連続の突き、全身で突進してくる攻撃が特徴で、特に突進攻撃は感覚だけで避けるとタイミングが早すぎてリズムとズレてしまいます。ですが、頭上にはしっかりボタンとタイミングが表示されているので、落ち着いて避け、しっかりカウンターを狙っていきましょう。
浮遊しながら動くため、張り付いて攻撃出来るタイプのポスではありませんが、攻撃のチャンスを逃さず的確に返していれば手早くダウンを取ることができます。


フェーズが変わると、サビのボーカルに合わせて巨大なデックスが空間を裂く演出が。こちらも“音ハメ”を意識したものとなっており、ダイナミックな演出にテンションも上がります。この後、デックスとともに上空から稲妻が降り注いでくるので、しっかりタイミングを見て避け、ダメージを与えていきましょう。


第2フェーズまで削り切ったら、あとはお互いの体力が尽きるまで戦い続けます。落ち着いて攻撃を対処し、デックスが止まったタイミングでラッシュの使用を心がけていると、デックスの動きを止めることができました。
初回プレイではなかなか上手くノることが出来ず何回も負けてしまったのですが、ヘムロックやアローラ、「インフィニット・ディスコ」の「チャレンジ」でファンを稼ぎ、スキルをアンロックして再挑戦したら勝てたので、行き詰まった時は別のモードで遊ぶのもよいかと思います。

自信満々でイケイケなラッパー、「プロフェット」
お次は早期アクセス版で増えた2体目のボス「プロフェット」。彼は大物のラッパーで、プロデューサーでもあるようです。その余裕さは、派手な“ゴールド”のアクセサリーと表情から見て取れます。


そんなプロフェットの曲は「ラップ」。ですが、この曲にはどこか聞き覚えが……そう、チュートリアルで使用されていた曲と同じなのです。これが意図する所は今のところ分かりませんが、目覚めた場所がストリートだったからなのでしょうか。彼のキャラストーリーや本リリース時には、何か繋がりが分かる要素かもしれません。
「デックス」の曲と比べると、こちらは初見でもリズムが分かりやすいものとなっています。プロフェットの後にデックスに挑んでもいいかもしれないですね。
ラップにノりながら戦っていると、背景に歌詞が流れる演出が。こちらは文字の流れ方のテンポも見ていて気持ちが良く、本作の音に合わせた細かいこだわりを感じられます。


ステージが変わると、お次は道路へ。ヘムロックの線路上でのバトルと同じように、車に轢かれないよう地面に表示された予兆を見ながら敵を倒していきます。テイクダウン中に車が通るとチャーリーも一緒に轢かれてしまうので、タイミングには気をつけて。

車を避けつつ戦っていると、今度はクラブのような場所に移動。ここでは体躯の大きい敵が登場します。しかも3回攻撃を仕掛けてくるのですが、しっかりカウンターを決めれば問題なし。体力も多いため、他の敵より倒すのに時間がかかりますが、ここまで本作を遊んできていればなんてことないはず。


こちらの敵を倒すとステージが変わり、ガード達が押し寄せてきます。ライン上に飛び出す言葉の波を避けつつガード達の攻撃をいなし、サビ前に差し掛かると、ビルから落ちながら戦うチャーリーとプロフェットのムービーが。いよいよ、「プロフェット」と拳で語り合うときです。


「プロフェット」の連続攻撃には、今までのボス達と同じくリズムに合わせてカウンターとドッジを使いますが、彼は時折黄金のガントレットで「ガード」をしてきます。この拳に攻撃を当て続けるとビート(コンボ)が途切れてしまうので、「テイクダウントークン」を使うか、一旦離れて様子を見ましょう。もしかしたら、他に有効な攻撃手段があるのかもしれませんが……。

ダウンを取って第2フェーズに入ると、またも言葉の波がチャーリーに向かって押し寄せます。ボタンを長押しし、言葉を全て返すとフィールドも変わり、今度は時折車が走ってくるように。轢かれないよう注意しながらガード達も倒し、プロフェットを最後のフェーズまで持っていきます。


最後のフェーズまで来れば一対一。あとはリズムに合わせタイミングを見て、攻撃するのみです。つい気を抜いて車に当たってしまう“事故”が発生し、初見では最後のフェーズに入る前から体力がかなり減ってしまっていたのですが、プロフェット自体は素直な攻撃が多いため、なんとか最後はダメージを受けずに倒すことに成功。これで、現時点で体験できるアイドルズを全員倒したことになりました。

「アンコール」とともに「アイドルズ」との仲も修復
プレビュー版では体験できなかった「アンコール」。こちらは、「スティックス」というイカしたお爺さんが切り盛りするバーです。このアンコールでは、家具やバーを修繕したり、ポスターやコスチュームを買ったり、アイドルズ達を掘り下げる「コミュ」的なイベントを進めることができます。



アイドルズ達は一度倒すとアンコールに身を置くようになり、話しかけるとチャーリーとの関係や過去を少しずつ教えてくれます。イベントを進める際にアイテムを要求されるのですが、こちらは特定のステージに落ちている該当のアイテムを拾うことで渡せるようになります。


アイテムはだいたいステージの端に置いてあるため、どこにあるかと探し回っているとビートが途切れてしまうことも。繰り返しプレイさせる動機にはなっているのですが、音楽にノり続けるアクションゲームとしては、ゲームプレイのテンポを削いでしまう要素でもあります。
また、ある程度キャラストーリーを進めたのですが、現段階の日本語訳だとぎこちない会話が多く、キャラクターの感情や背景が理解しづらいため、本作の魅力も分かりづらいところが惜しく感じました。

また、「コスメティック」では、条件を満たすとコスチュームが解放され、チャーリーを自分好みに着飾れるように。将来的には、新たなボディタイプも増える予定……?


早期アクセスにて4人の「アイドルズ」に挑めるようになった本作。残りの3人がどのような音楽とビジュアルを引っ提げて登場するのか、次のアップデートが楽しみです。
『Dead as Disco』はPC(Steam)向けに2026年5月6日早期アクセス開始です。また、サウンドトラックもリリースされます。











