Paradox Interactiveが手がける19世紀歴史シミュレーション『Victoria 3』。そんな同作のバージョン1.13.5ホットフィックスの配信によって、多数の日本に関する要素が修正される点が話題を呼んでいます。
「岩倉使節団が共和制を制定することで天皇を即座に退位させてしまうバグを修正しました」


『Victoria 3』は近代化・工業化が進んでいく19世紀の全世界を舞台にした歴史シミュレーションゲームです。ヨーロッパはもちろんのこと、アジアの諸国をプレイヤー勢力とすることもできますし、日本も幕末の時期から遊ぶことができます。4月28日には、日本にも関連するDLC「The Great Wave - Expansion」が配信されたばかりです。
2026年5月12日に同ゲームのバージョン1.13.5ホットフィックスが配信され、日本に関する要素も多くが修正・バランス調整されました。その中の興味深い要素をいくつかピックアップしてみます。
岩倉使節団が共和制を制定することで天皇を即座に退位させてしまう可能性のあるバグを修正しました。
日本の大名が分離独立や革命の際に無制限に複製できてしまうバグを修正しました。
江戸身分制度を廃止するには、日本は臣民制度を廃止する必要がある。
幕府は現在、新選組を制定することが求められている。
日本が新選組を基にした近代的な秘密警察組織を創設するという決定を追加しました。
伊藤博文のイデオロギーを市場自由主義者から近代化主義者のリーダーに変更した。
日本の伝統的な女性用衣装(羽織)に、新たな柄や色のバリエーションを追加しました。
近代化思想を持つ日本人は、維新以前に西洋の服装を取り入れるようになる。
近代化思想を持たない日本人は、維新が幕府側の勝利で終わった場合に西洋の服を採用しなくなります。
明治維新の完了時、または人権に関する研究時に、日本が江戸身分制度を廃止するという決定を追加しました。
神道への改宗効果の一部に、拡張された効果とカスタムツールチップが追加されました。
日本の宗教概念に関するゲームコンセプトのツールチップを追加しました。
「岩倉使節団」と言えば幕末に海外と結ばれた不平等条約を解消すべく各国へと派遣された使節団で、目標自体は完全に果たせなかったものの、持ち帰った知見はその後の文明開化に大きく貢献したことは歴史の教科書に記されていますが、ゲームとは言え共和国制定の思想を持ち帰ると天皇即時退位はさすがに驚きです。さすがにこれはいくら何でもトンデモとみなされたのか、今回のホットフィックスで修正に至りました。
大名が独立・革命の際に複製されるバグもよくよく考えるとトンデモないですね。大名はスライムだった……!?
その他、新選組が近代的な秘密警察へとランクアップする可能性があったり、幕府が維新勢力に勝利すると近代化思想を持たない日本人に洋服が持ち込まれなくなったり……と、歴史のifのネタとしては申し分ない新要素が盛り込まれています。宗教概念に応じたツールチップの追加に関しても、今までになかった勢力が出現する可能性に繋がるかもしれません。
『Victoria 3』は、PC(Steam)にて配信中です。









