5月22日から24日にかけて、京都府の「みやこめっせ」にて世界各国のインディーゲームが集結する大規模イベント「BitSummit PUNCH」が開催されました。
個性豊かなブースが集まった会場の中でもひときわ異彩を放っていたのが、巨大な馬像が展示されていた「松竹ゲームズ」ブースです。

この馬は、5月28日に松竹ゲームズより国内向け発売が迫る、『Rival Stars Horse Racing』の国内初デモ出展を記念したもの。本稿では、そんな気になる競馬シミュレーションのプレイレポートをお届けします。
牧場復興へ、育成&騎乗&拡張のカジュアルSIM
本作で舞台となるのは、アイルランド競馬です。プレイヤーは競馬界の名家の生まれであり、現在は斜陽に向かいつつある牧場の復活を託されているそう。
そんな主人公が牧場経営やレースに取り組んでいくというプロローグで、ゲームは幕を開けます。

早速、若駒を育てていくことに。
本作では、馬のビジュアルが非常に細かく設定できるのがポイントです。毛色や毛並み、額の流星だけでなく、四肢の「靴下」と呼ばれる模様も自由に選べます。


競走馬を迎えたら、早速レースへ出走。プレイヤーはレースでは騎手にもなるので、競走馬を「見守るだけの立場」にはなりません。
馬には能力や距離・馬場の適性に加え、「好みの位置取り」があるため、思うがままに走り続けるだけではなく、程よい位置で効率良く「瞬発力」をチャージしていくのがレースでは重要な印象でした。


レースでの操作は、スタートのタイミングや左右の位置取りなどシンプルではありますが、カーブもしっかり曲がらないと大きく膨らんでしまうので気は抜けません。
一人称視点と背後のチェックを使い分けながら、要所でスパートをかけて抜け出すのは中々の爽快感でした。

勝利すれば賞金も獲得でき、上のクラスへ。さらなる強敵との戦いに備え、トレーニングで能力を鍛えられるようになっているので、勝ち抜いていくためには育成も重要になりそう。
また牧場には「名声」が設定されており、名声レベルを上げて施設をグレードアップ→育成効率アップ→レースに勝利→また名声をアップ……というサイクルで、より良い牧場を目指せます。


所有できるのは1頭だけでなく、繁殖牝馬と種牡馬の組み合わせから幼駒を生み出すことも可能。
競馬は「ブラッドスポーツ」と呼ばれることもありますが、本作では遺伝システムはあるものの難しい血統の組み合わせを考える必要はなく、強い馬同士を組み合わせれば、有望な幼駒を生産していける分かりやすいシステムです。

血統の奥深さが省かれている代わりに頭を悩ませることなく必要がなく、生まれてからデビューまでの2年半を待つ必要なく走らせられるのも魅力。
序盤も随時提示される「目標」をクリアしていけば良いので進行が分かりやすく、レースも好きなタイミングで出走できるため、スケジュールを気にすることなくプレイ可能。
全体的に「気軽に楽しめることを優先したシステム」と言えるでしょう。

今回は時間の都合でプレイできませんでしたが、障害馬術モードや「愛馬に跨って牧場を散歩する」というモードも収録されており、遊びの幅もかなり広めのようでした。
システムはカジュアルさが目立つものの、モーションキャプチャーを活用するなど、馬やコースなどのグラフィック面ではリアルさも重視されており、コアな競馬ファンでなくとも「牧場シミュレーター」感覚で楽しめるタイトルになっているのではないでしょうか。

そして5月28日には松竹ゲームズから国内向けのパブリッシングが決まっており、日本語化はプレイした範囲では引っかかる所もなく快適でした。
ちなみにブースの馬は「歌舞伎馬」と呼ばれており、何のこっちゃと思っていたのですが、実は歌舞伎の舞台で実際に使用されている、中に人が入って演じる用の馬だったとのこと。間違いなく“松竹ならでは”の要素でした。

『Rival Stars Horse Racing』は、PC(Steam)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに発売予定です。












