2026年5月22日から24日にかけて、京都・みやこめっせにて日本国内最大級のインディゲーム展示会「BitSummit PUNCH」が開催されました。

本記事ではホラーゲームを専門とするパブリッシャーBlack Lantern Collectiveが出展していた『HR: Human Remains』をご紹介します。
魔物に支配された世界で、労働せよ
魔物たちが人類文明を破壊した世界。わずかに残った人類は、自分の命を繋ぎ止めるため魔物たちと労働契約を結び、生存チケットと呼ばれる1年間の生存権を手に入れるしかなかった。
天文学的倍率を乗り越え、魔物の企業に就職したあなた。だがココは始まりにすぎない。魔物は使える社員には報酬を与えるが、使えないものには容赦ない。

そんな過酷な世界で労働を強いられるホラーアドベンチャーが『HR: Human Remains』です。開発はウクライナの個人開発者であるdennisCorner氏です。
プレイヤーは上司からの過酷な命令を叶えるために奔走することとなります。人類が絶滅しかけているのに労働しなくちゃならないなんて、なんて世知辛いんでしょう。
展示されていたデモ版では、ビルの3階に用意されているというプレイヤーのデスクまで向かうという最初の命令を実行するところまでが楽しめました。レトロ調のローポリゴンで描かれる世界はおどろおどろしく、雰囲気満点です。

道中にはパズルや探索が用意されており、おそらく上司からの無理難題がこれで表現されるのでしょう。例えばデモ版最後には3階に向かうエレベーターの前の駐車場に巨大グモが巣を張っており、「もし自分の巣に触って捕まえた羽虫を逃がしたらお前を殺す」と迫られます。
この駐車場には全く光源がなく、クモの巣であがく虫の羽音を頼りにして巣に触れないように動かねばなりません。デモ版範囲内の序盤も序盤からなかなかの難題です。突破にはけっこうなリトライを要しました。
実際のゲームでは自身の命を左右するような、さらなる難題が待ち受けていることでしょう。逃げれば死。業務内容も死と隣り合わせ。芳しい結果を残せなくても死。そんな人類滅亡後の過酷すぎる超ブラック労働を体験できるゲームです。

Black Lantern CollectiveがBitSummit PUNCHに持ち込んだプレイアブルデモは非常に多く、スタッフの方にお願いすると切り替えてくれる運用でした。もしかすると会場を訪れ展示されていたゲームを全てプレイした猛者の参加者であっても、それに気づかず本作を遊べていないかも知れません。
Steamにてデモ版が配信されているので、このゲームに気づかず惜しくも逃してしまった方も、会場に行けなかった方も、ぜひ過酷な滅亡世界労働を体験してください。『HR: Human Remains』は2026年発売予定。発売までつかの間の有給を楽しみましょう。







