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タイルを敷き詰め、敵を倒せ!“物理スペース”を駆使するデッキ構築ローグライト『Moonsigil Atlas 月の印章』プレイレポ

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タイルを敷き詰め、敵を倒せ!“物理スペース”を駆使するデッキ構築ローグライト『Moonsigil Atlas 月の印章』プレイレポ
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日々ユニークな作品が登場するデッキ構築ローグライト。今やアイドルの育成にすら使われているメカニクスです。

今回登場した『Moonsigil Atlas 月の印章』は、物理的なスペースを利用した。タイルを敷き詰めて攻撃するというこれまた特徴的なタイトルです。

執筆にあたり、DLキーを提供いただいています。

マナはナシ!あるのはタイルだけ!完璧に敷き詰めて敵を倒す異色デッキ構築

『Moonsigil Atlas 月の印章』はかなりオーソドックスなデッキ構築ローグライトであり、全体的に本家である『Slay the Spire』を踏襲しております。

プレイヤーには攻撃と防御のカードが入った初期デッキが与えられ、点と線で繋がったノードを渡っていき、各地で敵を倒したり、カードを強化したりしながら、ボスを討伐します。

報酬体系や、ノードの形、UIなど含め、かなり多くの点で本家を真似ており、正直言って既視感の塊ではありますが、唯一オリジナリティを発揮しているのが、タイルの概念です。

本作はカードの代わりにタイルを用いて戦います。

24個の三角形で作られたボードの上にタイルを嵌めることで効果が発揮されます。攻撃用のタイルである「ボルト」は4個なので、最大6個嵌めることができます。

本作にはマナやエナジーといったカード使用のためのコストが存在せず、好きなだけタイルを敷き詰めることができますが、当然嵌まらなければ使えません。本家みたいに身軽なカード(タイル)だからといってバンバン使っていると、すぐボードが埋まってしまうので、計画的に動く必要があります。

もちろん、ただ攻撃や防御があるだけでなく、全体的にタイルを活かしたゲームデザインになっています。

たとえば、すでに嵌めた大型のタイルを消してくれるものや、タイルの形状を変えるイベント、またザコ敵を倒すことで追加のボードが現れるギミックなど、なかなか面白いものが揃っています。

難易度としては、本家よりもやや辛口といった印象です。

タイル自体は右クリックで仮置きしておくことができますが、毎ターン常に最適な配置を考えることになるので、なかなか気が抜けません。敵はボードの四方八方から攻撃を仕掛けてきて、その方向にシールドカードを置く必要があるので、ただ単にびっしり詰めればいいわけでもないのが悩ましいところです。

歯応えがあるとも言えますし、思考リソースを大量に使うやや面倒なデザインとも言えます。鉄板のシナジーや激強コンボが出来上がっても、敷き詰めるのが下手だと勝てません。

他には、カードのイラストがすべて無機質な三角形の組み合わせなので、パッと見でどんな効果なのかわかりづらいという問題があります。

常に効果テキストを読み、ああでもないこうでもないとタイルを回転させながら、最適解を探すゲーム性なため、かなり身構えて遊ぶ必要がある点には注意しましょう。

しかしながら、タイルを敷き詰めるという遊びには独特のセンスがあり、デッキ構築ローグライトに新たな視点を導入しているのは間違いないです。

上手いこと敵の攻撃を捌き切れたり、ぴったり嵌めて倒しきったりしたときの感動はなかなかのものでした。

『Moonsigil Atlas 月の印章』はPC(Steam)にて配信中です。

《各務都心》

各務都心

マーダーミステリー『探偵シド・アップダイク』シリーズを制作しているシナリオライター。思い出の一本は『風のクロノア door to phantomile』。

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