2026年8月8日、東京都立産業貿易センター浜松町館にて「東京ゲームダンジョン13」が開かれました。
そこで『マンションダンジョン』を試遊してきました。

本作はゲームボーイカラー風のビジュアルスタイルの作品。画面比率も4:3です。
パレットこそ使用していませんが、音源はゲームボーイカラー実機で鳴らしたものをPCで取り込んでいるという徹底ぶり。ピコピコ音が心地よいですね。

主人公はとある魔族の男。角が生えていますが、人格はまともで、小市民タイプの男です。
彼はダンジョンの中にある一階建てのマンション(それはマンションなのか……?)を管理していました。
101号室は妖精族のハルカゼちゃんと、トレント族のキョボクさん夫妻が借りており、隣の102号室にはレイス族のロディさんが居ます。
今朝は夫妻とワチャワチャ話しているところにロディさんが珍しく早起きしてきました。
四人でどうでもいい会話に花を咲かせつつ、いよいよ一日が始まります。

まずは、交流、契約、仕事というコマンドから好きなものを選択し、一週間の予定をセットしていきます。
交流にはアクションポイントが必要です。最初は2つ貰えたので、夫妻とロディさんとお話をすることにしました。
ハルカゼちゃんが買ってきてくれた桜餅を食べながら、妖精郷にある桜について語り合う……なんとも素敵な時間です。

契約では、さまざまな家具や物品を購入するために、各種業者と契約することができます。
最初は500金しか持ってなかったので、とりあえず壊れたテレビを直すことにしました。

仕事はその名の通り、お仕事をしてお金を稼ぎます。各部屋の面々が手伝ってくれるのですが、今回はキョボクさんしか手が空いていなかったので、ひとつだけやります。

そんな感じで予定を立てて進めていくタイプのADVのようです。
世にも珍しいGBC風ADV、かなり新鮮な気持ちで遊ぶことができました。
出てくるキャラクターもみんな可愛くて、今後の展開が気になりますね!

ここで、開発しているサークル「サンサンリッカ」の山﨑氏にお話を伺いました。
――本作のコンセプトを教えてください。
山﨑『マンションダンジョン』は「小さな世界、あふれる想い」をテーマに作成しています。ゲームボーイカラーの画角のなかにいろんなものを詰めようと思って作りました。2Dのオープンフィールドといった感じです。
同時に、あの頃、中古のゲームを手に取った時のワクワク感を思い出してもらいたくて、そんな気持ちになってくれれば良いなと。
――開発期間はどれくらいですか?
山﨑体験版ができるまで1年半です。リリースまではまだ3年くらいはかかるかもしれません。本業との兼ね合いがあるので。
全体では7.8時間ほどのゲームになる予定です。
――ゲームボーイカラー風のビジュアルですが、どういったところにこだわっていますか?
山﨑厳密にはゲームボーイの絵作りとは異なりまして、パレットは使っていません。あくまでそれっぽいドット絵を志向しているので、実機では動かないです。
ただ、音源はこだわっていまして、ゲームボーイで曲を作れるソフトを使用し、それを鳴らしたものをPCで取り込んでいます。
現状では25曲ほど、効果音も90曲ほどあります。

ゲームボーイカラー風の懐かしい見た目に惹かれつつ、実際に遊んでみると、中身はかなり独特なADVでした。
小さなマンションで住人たちと交流し、仕事をして、少しずつ生活を豊かにしていく。その穏やかな手触りと、魔族や妖精、トレント、レイスといったファンタジーな住人たちの組み合わせがなんとも魅力的です。
完成まではまだ時間がかかりそうですが、この小さな世界にどんな物語と想いが詰め込まれていくのか。今後もじっくり追いかけていきたい作品です。
『マンションダンジョン』はPC(Steam)にて配信予定です。











