ゲーム『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』を原作とするアニメ『SEKIRO: NO DEFEAT』が、2026年9月4日より3週間限定で全国劇場にて上映される。このたび、全編手書きフル2Dで描かれた本作の、美麗な背景美術を切り取った場面カットが新たにお披露目となった。さらに、”お米の日”の8月18日には変若の御子(おちのみこ)のキャラクター情報も明らかになり、新たなビジュアルが届いた。

『SEKIRO: NO DEFEAT』は、全世界で多くの賞を総なめにしたフロム・ソフトウェアによる和風アクションゲーム『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』を原作とする、全編手描きによるフル2Dアニメーション映画だ。WEB系アニメーターとして日本の作画アニメーションシーンをリードし、本作で長編初監督を務める沓名健一のもと、制作はQzil.la、製作とプロデュースはKADOKAWAとアーチがそれぞれ担当する。
時は戦国。雪深い峠を越えた先に「葦名」という国がある。葦名の戦場で拾われた狼は、忍の技を仕込まれた熟達の忍びである。その狼が仕える少年・九郎は、「竜胤(りゅういん)」と呼ばれる特別な血を引く一族の末裔であり、2人は寄る辺なき孤独な主従であった。
九郎の竜胤の血は、人を不死に変える力を持つ。それを狙う葦名の侍から逃れる狼と九郎だったが、そのさなか竜胤が不死の見返りに人々に「竜咳(りゅうがい)」という致死の病をもたらしていることを知る。竜咳を治める方法を探す九郎は、自らの命を代償にそれがなせることを知り、苦悩の末に竜胤断ちを決意する。一方、九郎が隠していた覚悟を知った狼は、独り九郎の運命を変えるべく苦難に満ちた戦いへと臨む。
このたび本作より、圧倒的な映像美の一端を担う、美麗な背景美術を切り取った場面カットが新たにお披露目となった。本作の大きな見どころのひとつとして、非デジタルの手法を多く取り入れたこだわりのアートワークがある。
その背景美術は、『キルラキル』や『王様ランキング』、『サカサマのパテマ』、『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』など数々の話題作を支えてきた美術スタジオ「青写真」の代表であり、アナログの筆致にこだわり続ける美術監督・金子雄司の手によって一枚一枚の画用紙に絵の具を乗せ、筆描きで丁寧に描き上げられた。
そこに宿る手描きならではの温度と圧倒的な重厚感は、厳しい戦国の世を舞台に儚い物語を紡ぐ本作の唯一無二の世界観を築き上げる。金子は、本作での背景美術の制作に関して「『映画らしい黒』を上手く活かすことを、今作の美術では意識していました」と語る。

場面カットには、雪深い山々に黒くそびえる「葦名城」の荘厳な姿が写し出される。空の淡い光や瓦の質感、凍てつく空気の湿り気までをも表現した一枚だ。物語の中心にして、この国の運命を象徴する天守が、水墨画を思わせる重厚な筆致で描かれている。


さらに、ススキが風にそよぐ平原に佇む狼と九郎の、筆致の一本一本が本作の“静”を象徴するようなカットや、葦名城の大広間で対峙する狼と弦一郎の姿も見られる。荘厳な空間の静けさが、2人の間に流れる緊張感を際立たせる。灯火の柔らかな光が主従の静謐な絆を照らし出す、座敷のカットにも注目だ。畳や襖の質感、差し込む光の温度まで丹念に描かれた空間が、主従の静かな絆を包み込むような画になっている。。
どの場面を切り取っても、手描きによる豊かな色彩と緻密な陰影が施され、作画の質感を活かした深みのある仕上がりを見せる。キャラクターたちの宿命のドラマを、よりエモーショナルに、よりドラマチックに引き立てるスタジオ・青写真の背景美術。職人技が光る絵画のような美麗な風景と、その中で繰り広げられる激しい剣戟を描き出すアニメーションの“極致”に期待が高まる。
そして、お米の日である8月18日には、本作に登場する変若の御子のキャラクター情報が公開され、お米の日にちなんで変若の御子の姿が描かれたお米版権ビジュアルも届いた。変若の御子(CV.清水理沙)は米を生み出す力をもつキャラクターであり、本作においても重要な鍵を握る。
公開されたビジュアルでは、白い光のようなものに包まれながら両手で大切そうにお米を持つ変若の御子の姿が描かれ、温かみを感じさせる。さらに公開された場面カットでは、一点をじっと見つめる変若の御子の芯の強さを感じさせる眼差しや、どこか切なげな表情を見せる姿も切り取られた。


両手にお米を包み、祈りを捧げるような場面や、暗闇の中で不安げに視線を向ける横顔なども確認できる。公式X(旧Twitter)では本作にちなみ、お米の配布企画が行われているのでファンはぜひチェックしてみよう。

ゲーム『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』を原作とするアニメ『SEKIRO: NO DEFEAT』は、2026年9月4日より3週間限定で全国劇場にて上映される。
以下、コメント全文掲載
美術監督・金子雄司
アナログの絵の具には、「黒」という色はありません。デジタルツールだと「#000」で完全なブラックが表現できるのですが、絵の具はいろいろな色を混ぜて、あくまで「黒っぽく見える」表現をします。それにくわえて、映写機でスクリーンに映すことによる色の変化もあります。そのような意味での「映画らしい黒」を上手く活かすことを、今作の美術では意識していました。また、監督からのオーダーで、筆のタッチや絵の具の臨場感もあえて残すような形で、今回の美術は仕上げています。
作品概要
■タイトル
【日本国内】SEKIRO: NO DEFEAT
【海外】Sekiro: No Defeat
■STAFF
原作:SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE(株式会社フロム・ソフトウェア)
監督:沓名健一
脚本:佐藤卓哉
キャラクターデザイン:岸田隆宏
副監督:福井俊介
総作画監督:茂木海渡
アクション作画監督:向田隆
美術監督:金子雄司
色彩設計:佐々木梓
撮影監督:野澤圭輔
編集:村上義典
リキッドアート:ハラタアツシ
カラーグレーディング:福本達也
音楽:蓮沼執太
主題曲:坂本龍一「Blu」(『The Best of ‘Playing the Orchestra 2014’』より)
音響監督:名倉靖
音響効果:川田清貴
プリプロダクションポストプロダクションプロデュース:スタジオベタ
プロデュース:ARCH
アニメーション制作:Qzil.la
配給:ANIMEC
■CAST
狼:浪川大輔
九郎:佐藤みゆ希
葦名弦一郎:津田健次郎
仏師:浦山迅
エマ:伊藤静
半兵衛:高瀬右光
梟:土師孝也
葦名一心:金尾哲夫
変若の御子:清水理沙
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©KADOKAWA/Sekiro: No Defeat PARTNERS












