
戦闘機ってなんであんなに格好いいんでしょうか。普通の人は乗ることはできないからこそ憧れ、そして体験したいと思うのは一度は考えたことはあるのではないでしょうか。戦闘機に乗り込み、あらゆる脅威と対峙するパイロット体験ができた『エースコンバット』シリーズはそんな夢を満たしてくれます。
その最新作『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』がこの「TGS2026」のバンダイナムコエンターテインメントブースにて、お披露目されているとなれば試遊しないわけにはいかないでしょう。
というわけでモバイル作品を除けばシリーズ全作をプレイしてきた筆者が"新たな空"を見届けたブースとプレイレポをお送りします。空よ、教えてくれ。
ブースの中心には「シーヴの翼」の紋章が掲げられていた

まずブースの規模に驚かされます。何十台という試遊台がずらりと並び、そのどれもがヘッドホンを着けたプレイヤーで埋まっている。常に列が途切れないほどの盛況ぶりでした。
そして試遊台の列の中心、正面に掲げられていたのが「WINGS OF THEVE」の紋章です。コンクリートの壁面を思わせる質感の大きなパネルに、オレンジ色の翼を広げた鳥の意匠と、そのくちばしにくわえられた「WINGS OF THEVE」のバナー。その左右には、白い星をあしらった紺・白・赤のバナーが吊り下げられ、さながら基地の一角のような設えになっています。
本作のサブタイトルであり、プレイヤーが背負うことになる名でもある「シーヴの翼」。その紋章の下で並んで飛ぶ、という構図そのものが大きな演出となっていました。

そして頭上には巨大モニター。かなり高い位置に据えられているため、完全に見上げる形になります。ここで流れていたPVで印象的だったのが、スーツ姿の人物が赤い翼の紋章が描かれたパイロットヘルメットを手にしているカット。中心の紋章と同じ意匠がヘルメットにも入っており、ブースの装飾と映像が地続きになっているのが憎い演出です。
一人称視点で展開されるシネマティックシーンが本作の売りの一つであることを、うまく伝わってきました。
グッズと限定版の展示も


ブースの横手にはグッズや特別限定版の展示ケースも。
その中でも目を惹くのがケースの中央に鎮座していたのが「ACE COMBAT 8 コレクターズBOX」。内容は、ゲーム本編に加えて、アイテムとして設定資料集「ACES at WAR A HISTORY 2029」、マルチスチールケース、ゲーム内先行アイテム入りUSB、ジョーカー隊ステッカーセットです。
さらにゲーム内デジタルコンテンツとしてCosmetic SetとPREMIUM ACE PASS PLUS Voucher、早期購入特典の『ACE COMBAT ZERO: THE BELKAN WAR』移植版とプレイアブル機体F-14Aが付く、という構成です。
厚みのある設定書がどんと置かれている光景は、長年本シリーズ追ってきた身としては非常に尊いものだなと感じていました。
お約束は変えずにブラッシュアップ


試遊は15分の枠内で3つのミッションから選んで遊べる形式。時間が余れば2つ目、3つ目と続けてプレイすることも可能でした。筆者が選んだのは、おそらく本編でも最初に位置するであろうミッション01「Jokers Wild(4枚のジョーカー)」です。

ミッションの基本的な流れは、これまらのエースコンバットシリーズと同様。まずブリーフィングを見て、そこから自分の機体を選びます。
ブリーフィングを見れば、そのミッションが対空戦中心なのか、対地戦闘中心なのか、あるいは両方をこなすのかが分かるため、それに合わせて戦闘機を選ぶことが大事になります。作戦内容を読んで機体を決める、という一連の儀式がしっかり残っているわけです。
また今作より特殊兵装が2つ積めるようになりました。ただし特殊兵装を2つ積むと1つあたりの弾数は減少します。強力な特殊兵装を1つだけ積むのか、あらゆる戦況に対応するために2つ特殊兵装を積むのか、そのあたりの選択も悩ましい。

自分の機体を決定したら、続けて僚機3人の機体も選択します。ジョーカー隊としての編成を自分で組むわけですね。とはいえ、毎回3機分を吟味したりするのは面倒だという人もいるでしょう。そこはちゃんと用意されていて、自分が乗る予定の戦闘機と作戦に必要な要素に合わせて、所有している戦闘機からオートで選んでくれる機能があります。迷ったらお任せできるのはありがたいです。


編成が決まったら、『エースコンバット7』でもおなじみの機体パーツによるカスタマイズへ。戦闘機を強化したり性能を変化させたりする要素です。なお、カスタマイズが反映されるのはプレイヤー機体のみとなっています。
装備部位は3種類。
BODY:主に戦闘機の挙動に影響
ARMS:主にミサイルや機銃などの武器の性能に影響
MISC:装甲の強化や、上記2つ以外の特殊性能の追加など
そして変更点として、『7』のようなコスト制ではなくなり、各部位ごとの装備個数に制限がかかる方式になっていました。しかも何個装備できるかは戦闘機によって異なっている模様。コストとにらめっこして枠を捻出するパズル的な感覚から、「この機体はこの部位を何個積めるのか」という、機体ごとの個性を踏まえた組み方へ変わった印象です。
すべてを設定したら出撃確認へ。ここで面白かったのが、作戦に合った編成になっていると褒めてくれることです。「いい編成だ」と言われると、作戦に合わせてちゃんと考えた甲斐があったと思えるもので、地味ながら気分の良い演出でした。
今まで以上にとにかく僚機が喋る



さて、実際のミッション01はいわゆるチュートリアルミッションでした。
特筆すべきは、僚機たちがとにかくよく喋ってくれること。彼らの掛け合いを聞きながら、航空機の動かし方を1から、それもゆっくりとレクチャーしてもらえます。無線が賑やかなのはシリーズの魅力の一つですが、それが導入のチュートリアルからしっかり効いている。初めてシリーズに触れる人でも置いていかれない作りです。
機体の動かし方を一通り学んだあとは、所属不明のドローン機を撃墜する流れへ。ここでロックオンからミサイルによる迎撃という基礎を身につけます。

さらに増援として、ドローン機とそれを守る有人機が現れ、今度は敵からの攻撃の回避やドッグファイトを経験することに。これらを倒しきればミッションクリアです。基本操作→ロックオンと射撃→回避と空戦、という段階の踏ませ方が非常に丁寧で、教材として実によくできていました。
空、音圧、平衡感覚

チュートリアルミッションとはいえ、飛んだ瞬間の感触は「新たな空」でした。
まず音速の壁を越えた時のソニックブーム。この音圧が凄まじい。ヘッドホン越しに身体に来る圧があり、機体が別の領域へ踏み込んだことを耳で理解させられます。会場のざわめきが消えるほどにはっきり分かったので、自宅で音量を出して遊んだらどうなってしまうのか。
そしてもう一つが雲。本作は立体的かつ多層構造の雲を売りにしていますが、実際に雲の中へ突っ込むと、『エースコンバット7』以上に上下左右の感覚がなくなります。視界を白に奪われ、計器を見なければ自分がどちらを向いているのかも怪しくなる。あの心細さと、抜けた瞬間に視界が開ける解放感。シリーズを追ってきた人間ほど「深化した」と実感できる部分だと思います。

ブリーフィングを読んで機体を選び、僚機を揃え、カスタマイズして出撃する。その手触りはシリーズの流れそのものでありながら、一度空へ出れば、音と雲が容赦なく「これは新しい空なんだ」と教えてくれる。15分では到底遊び足りないので、今すぐ新たな空へと飛び立ちたいです。
『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』はPlayStation®5/Xbox Series X|S/STEAM®にて2026年10月2日(アーリーアクセスは9月29日から)発売予定です。
ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE™ & ©Bandai Namco Entertainment Inc.
¥21,092
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)













